趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

飯盛山

2008-12-14 23:56:37 | Weblog
神社の脇から、直接飯盛山へと登るハイキングコースの入口があります。
さっきの資料館で、ちょっときついけど階段で登る整備された道だという話は聞いてたので、覚悟して歩き始めた時でした。
ちょうど出くわした年配の女性ハイカーの人から、声を掛けられました。
何でも、これから飯盛山へ登るのだけど、人気の少ないハイカー道なので、一人では登りにくいとのこと。私としても、一人では心細いところだったので、ご一緒することになりました。
が、その人が登って行こうとしておられる道が、常道のハイキングコースではなかった(笑)。常連ハイカーが好んで歩く、まさしく山道(爆)。
先導していただきながら歩きましたが、いや~まさか、あんな道を通ることになるとは(苦笑)。山肌に沿って細く付けられた急な道で、おっかなびっくりな箇所がいくつもありました。
歩き出してしばらくすると、息は切れるは汗は出てくるは・・・(薄手のダウンコートを着てたのですが、山登りには暑過ぎました/汗)。
常道なら家族連れでも歩けるハイキングコース、と聞いてたので、私もそのつもりで行きましたから、まさかこんな本格的(?)な山道を歩くことになろうとは・・・。
それでも、いいお天気だったこともあって、そんな道でも何度か同じハイカーの人たちとすれ違いました。・・・皆さん、よく道をご存知なんですね(苦笑)。
ただ、険しい道をゼーハー言いながら登って、ふと振り返ると、見事に大阪平野が一望!見晴らしは抜群でございました。
同行して下さった女性の方は、ベテランハイカーらしく、神戸の六甲山などもよく歩いておられるとのこと。飯盛山も、近所なのでたびたび歩きに来られるとか。私が歴史散策で来たと言うと、やはり驚かれました(苦笑)。やっぱり世間的には、太平記ファンってのは珍しいみたいです。

ようやく山頂に到着!小さい休憩所兼展望台が設けてあり、その向こうに、お目当ての楠木正行像が建っている!(昨夜の書き込みに添付した写真)
ご一緒して下さった女性ハイカーの方は、歩き慣れてない私を見かねたのでしょう(苦笑)、下りもご一緒しましょうか?と誘って下さったんですが、私はしばらく頂上で休憩&ウロウロしますので~ということで、ここでお別れ。本当にお世話になりました。ありがとうございます~!

さぁ一直線に正行像のもとへ向かうと、結構高い台座のはるか上に、どっしりと正行くんが立っている!じぃ~っと見つめると、なかなかの男前♪清廉な若武者らしい、凛としたお姿に、気がつけば目がハート(爆)。
鎧武者姿で、立派な太刀を佩き、左手に軍扇、右手には・・・なぜか筆を持っている。んん~?筆??正行の辞世の句「帰らじと かねて思へば梓弓 亡き数に入る 名をぞ留むる」は有名ですが、これって筆じゃなくて、矢じりで刻んだはずだしなぁ。
正行くんの持つ筆に、疑問を覚えながらも、周囲をぐるぐる回ってそのお姿を堪能し、その視線の先を追いました。先ほどの女性ハイカーの方が言われるには、正行が目指した京都の方角を向いているとのことでしたが・・・。

そのあと、ようやく休憩所に戻って、コンビニで調達してきたおにぎりをほおばり、やっと昼食にありつきました。この時点で14時。
山頂からの眺めはやはり素晴らしく、大阪平野が一望に見渡せました。もやがかかっていたので、クリアにというわけにはいかなかったですが、大阪中心部のビル群の林立した様子も見て取れましたし、さっきの女性ハイカーの方は、見通しの良い日には六甲山や明石大橋まで見えると仰ってましたね。

この飯盛山、四条畷の戦の時は、足利方の陣があった場所なのですが(なのに今は正行像が建ってるのも不思議な話/苦笑)、確かにこれなら、敵味方の様子が手に取るように見えたでしょうね。
ちなみに正行率いる楠木軍は、もっと南のほう、信貴山と生駒山の中間にあたる現在の東大阪市六万寺に陣を構え、そこから北に向かって攻め上りました。
何段にも構えられた足利方の陣を次々に打ち破り、総大将高師直のいる本陣にまで肉薄しましたが、飯盛山のふもと、四条畷付近でついに力尽きたということです。
合戦の陣立てなどをあれこれ調べると、いかに楠木軍が捨て身な強行突破を試み、すさまじい勢いで突進して行ったかが見えてきて、正行にそこまでさせた要因は何かと思わずにいられません。どう考えたって多勢に無勢、無謀な突出には違いないですから。
南朝の首脳たちの強硬さのせいなのか、正行自身のやむにやまれぬ決意があったのか(一説には、正行は病で先がなかったとも言われますし)、そういった想像をするのも、歴史の面白さではありますけど。

どっぷり正行の行く末に浸って、ようやく山を降りようと思った時、またまたお声が掛けられました。今度は、かなり年配の男性ハイカーの人(笑)。
おそらく、女性ハイカーの人と私の会話が聞こえてたのでしょうね・・・私が初心者で、降りる道もあまり知らないとわかって、心配してお声を掛けて下さったみたい(苦笑)。
ここでも、私が太平記ファンと知って、驚かれました・・・。どーせマニアックですよ~・・・。
この人のご意見では、先ほどの女性ハイカーの人と違って、正行像は京都ではなく、正成パパと別れた桜井の駅方向を向いてるとのこと。どっちが正しいんでしょう??方角だけすれば、確かに何となく京都より桜井かも~ってな方向なんですけど(笑)。
ともかく、そんな話をしながら、いつしかご一緒に降りることに。
今度こそ、正当なハイキングコースを~と整備された階段を降りはじると、やはり人が多い(笑)。家族連れや、小学生くらいの男の子だけのグループとかもいて、確かにこっちの道なら気軽なコースなんだな~と思える道。
ところがしばらくすると、ご一緒した年配ハイカーの人が立ち止まりました。「こっちからも降りれるよ~」・・・って、またまた細くて険しいハイカー道。ちょっと迷いましたけど、これもご縁、一人では絶対歩けない道なら、こういう機会に試してみようと、登りの時よりもさらに細い枯葉だらけの道を降りはじめました。
いやはや、こっちもこっちで、かなり怖い道でした(苦笑)。なにせ下が丸見え、険しさがよくわかる(爆)。にもかかわらず、やっぱり何度もハイカーの人とすれ違う・・・山好きの人って、こんな道を歩くことこそが好きなんでしょうね~。しかも、こんな道がいくつも枝分かれしてて、知ってる人じゃないと絶対迷うぞ~って感じ。一人では、絶対歩けません、こんな道。
案内していただいて、無事にもとのハイキングコースへ出たと思ったら、もう出発した神社がそぐそこに。かなり足がガクガクしてましたけど、コケることもなく到着できて、ホッとしました。
一緒に降りて下さった人は、登山口にあるベンチで休憩してからお帰りになるとのことで、まだ行く先のある私は、ここでお別れしました。ほんとにありがとうございました!

行きも帰りも、親切なハイカーの人に助けていただいて、山歩きだからこその交流というか、人懐っこいあったかさというか、一人でウロウロしていると、そういうことが本当にありがたいですし、嬉しいですね。



コメント (2)
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楠木正行

2008-12-13 23:53:38 | Weblog
すっきり快晴。行ってきました。

JR東西線に乗り、四条畷に着いたのが11時半。駅前が商店街だったこともあり、いかにも下町の大阪のおばちゃんたちのお買物で賑わってました。その人情味あふれる風情が、あ~なんか、河内に来た!って感じ(笑)。
商店街を抜けた突き当たりが、小楠公楠木正行の墓地。
若くして南朝に殉じて戦に斃れた正行ですが、首塚は京都にありますから、この地にあるのはおそらく胴塚と考えるべき?
こんもりと繁っていたのは、樹齢600年近い大楠。もともとは、正行の墓碑と伝えられていた石碑を挟んで、2本生えていたそうなんですが、大きくなるにつれてその石碑を巻き込み、2本が1本となって石碑を隠してしまったんだとか。
確かに、ものすごく巨大な楠でございました。脇には、明治期に建てられたご立派な石碑が並んでありました。
墓地の入り口の石柱に、‘忠’‘孝’と書かれているのが、いかにも正行。
しかし、一応は次弟の正時くんも一緒にいるはずなんですけど?常に兄の傍で影のように寄り添い、ともに刺し違えて果てた正時も、私の中ではポイント高いです(笑)。
商店街の賑わいをよそに、一人うっとりと大楠を眺め、四条畷の戦に思いを馳せることしばし(爆)。名残惜しくも、次の史跡へ。

次は、正行の従兄弟にあたる和田賢秀のお墓へ。
再び商店街を通って四条畷の駅前に戻り、さらに東高野街道にぶつかったところで少しだけ北に進むと、これまた立派な楠の植えられた一角が。
賢秀は呼び名を新発意とも言って、僧形だったとも言われますが、楠木軍きっての荒武者で、討死した時も敵将に噛み付いたまま離れなかったというエピソードが残っています。そのために、地元では歯神さんとして祀られてもいるのだとか。
そんな新発意くんなので、入り口の石柱には、‘忠’‘烈’と書かれてました。
正行の従兄弟ですから、新発意だってまだ若かったはず。私のイメージだと、荒武者というより、暴れん坊の悪ガキ、みたいな感じ(笑)。

賢秀のお墓の近くに、四条畷の歴史資料館があるとのことで、ちょっと覗いてみることに。
事前チェックした時に、中世の展示ではなく、むしろ縄文や弥生時代のものが多い、とは知っていましたから、実際にやっぱり南北朝期のものがなくても、納得。
中に入ると、ボランティアのおじさんとかが何人もいて、いろいろ解説して下さいました。
この周辺の遺跡は、縄文と弥生の文化が混じってるらしくて、いろいろな出土品があるのだとか。しかも、古代は海岸線もだいぶ内側で、四条畷周辺も川筋が多く、湿地も多かったので、稲作が盛んだったのでは?とのこと。
古くからそうやって人が住んでいたのですから、やはり住みやすい気候や土地柄だったんでしょうね。
私が、兵庫県からわざわざ楠木の史跡を訪ねてきたと知ったボランティアの人は、いろいろ気を遣って下さって、資料館で作ってる地図とか、解説用絵本とかまで引っ張り出してきて下さいました。いやほんと、皆さん人情味たっぷりでとっても親切。次々あれこれと出して下さるのが、ちゃっちゃとする大阪人らしい(笑)。同じ親切でも、飛鳥とかだと、もっとゆったりほっこり系な気がしますけど。
これから四条畷神社へ行って、そこから飯盛山に登りたい、とお話したら、そのルートもいろいろ教えて下さいました。
そのボランティアの人も、楠木正行のことを調べようとして、以前に田中俊資さん著の小説「楠正行」を買って読んでいらしたとのこと。私も持ってます~!と言うと、「あれはなかなか見つからないのに、すごいね~!」と感心されました。ハイ、だって廃版になってしまってるので、ネットで古本屋を探し回りましたもん(爆)。

親切なボランティアの人に御礼を言って、いよいよ四条畷神社へ向かいました。
神社までは、正行の墓地と、駅とを結ぶ商店街の、さらに延長線上。商店街がそのまま参道になってます。
坂道をえっちらおっちら登っていくと、突き当たりに四条畷神社。階段を上って境内に着くと、ありますあります、菊水の御紋が。
小楠公正行、弟の正時、従兄弟の新発意、そのほか戦いに殉じた武士20数名が祀られています。
本殿の隣には、正行たち3兄弟の母上、久子ママを祀った社も。父の亡き後も3兄弟を立派な武将に育て上げた賢母として、子育ての神様として祀られているとのこと。
境内には、有名な‘桜井の別れ’を模した石像が。
正成が湊川の戦いへ向かう前に、そのとき初陣だったまだ幼い正行を連れて行くに忍びず、訓戒を告げて河内へ帰した、というエピソードのままに、正成パパと子供の正行くんが向かい合って座っていました。

太平記の世界たっぷりの空間(たとえそれが著しく南朝に偏っていようと/笑)を堪能したあと、さぁいよいよ飯盛山登山へと歩き始めました。


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明日は晴れ

2008-12-12 23:57:58 | Weblog
晴れる?ほんとに晴れてくれる?
・・・なら、行ってこようじゃないか、四条畷!(爆)

楠木正行墓所、和田賢秀の墓、四条畷神社、登れるものなら飯盛山、電車を乗り継いで牧野まで行けたら、片埜神社へ寄ってこようかと。
私が健脚で、かつ一人での山道を苦にしないなら、野崎観音から飯盛山へ登って四条畷へ出る、というハイキングコースを使ってもいいんだけど、ちょっとその勇気がない(苦笑)。初めて歩くところだし。
それこそ、飛鳥仲間の皆様を見習えば、四条畷から東高野街道を南下して、楠木の本拠地・東条~千早赤阪、なんてコースもあこがれますが、今の私にそんな無謀なマネはできません(爆)。
今回は、まずはお試しということで・・・。

頭の中では、いまだエミシたちが踊ってますけど(笑)、思考をちょっと南北朝へ戻して、正行の事跡を追いかけてきます。・・・ま、そのあとはまた片埜神社でアテルイに戻りますけどね。
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「AKURO」神戸→東京

2008-12-10 23:52:30 | Weblog
神戸で観た時と、違ってた点がいくつか。
まず、東京芸術劇場の舞台が、広い!神戸は、回転舞台を真ん中に置いたら、それでステージの大半が埋まる、という印象でしたけど、東京では、広々と周りのスペースが空いてました(苦笑)。その分、全体の動きも大きく見えたかも。ただ、セットのシンプルさは一緒ですから、より抽象性が増したとも言えるかもしれません。
田村麻呂様のシーン、横渡しの赤い幕だけだったのが、そこにエミシの折れ錆びた剣を重ねて配置したことで、いっそう不気味な怖さが加わったようです。
さらに、高麿の諫言を退けたあとに、鬼の面のスライドが幕に映るようになってました。
基本的なライティングは神戸と一緒でしたから、全体的な暗さも変わらず。ただ、舞台空間が広い分だけ、風景の広がりは少し出たかな、と。
背景の照明が、常にオレンジというか、黄昏っぽい朱なので、清澄な黎明の世界というよりも、暗雲をはらんだ荒野みたいに見えてしまうのが、私には最後まで物足りなかったです。

TSのサイトで、エミシたちそれぞれの持っている蕨手刀の柄の部分の色が違う、と書いてあったので、目を皿のようにしてチェック(笑)。
オタケが黒、イサシコは白、ヒトカは赤、クスコが青というのは確認。ほかの主要エミシは濃茶、その他のエミシは普通の木の柄みたいな感じだったと思います。

初演とは、細かな台詞の内容や順番が微妙に違うとか、アテルイが高麿を案内していく場面のナンバーが、歌詞は一緒なのにメロディが新作だったりとか、細々としたところの改編がやはり結構ありますね。
説明も増えてわかりやすくなった部分のほうが多いとは思うんですが、その中に「奥六郡の俘囚長」なんて台詞が混じってて、ちょっとびっくり(笑)。そんなマニアックな用語、突然入れても大抵の人にはわからないのでは?

東京公演も、あと2日なんですね・・・。初演の時も短かったけど、あっという間に終わっちゃうんだなぁ。あ~もう1回観に行きたかった(爆)。
また、3度目の再演があるかなぁ?その時は、またぜひサエコさんをアケシで呼んでほしいですけどね~。
サエコさんのアケシ、藤本さんのヒトカ、どちらも大好きでしたから。オタケ兄とのバランスがやっぱり、ぴったり合ってたんだな~とも思いますし。
今回の再演では、アケシちゃんもヒトカさんも、オタケ兄よりだいぶ若い設定の分、オタケ兄がなおさら孤高になってたかもしれませんね。
ま、そんな孤高の平澤さんオタケが、ますます冴えてカッコよかったのも事実ですけど(爆)。
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帰宅

2008-12-09 23:56:12 | Weblog
ふ~・・・さすがに疲れました。
東京の人混みは、大阪の何倍も歩きにくい(汗)。なんであんなに人にぶつかるんだろう・・・。大阪へ戻ってきたとたん、あまりにすいすい歩けるのでびっくり(苦笑)。混み具合の密度はそう違うとも思えないのに。たぶん大阪人のほうが、他人をよけるのが上手いんだろうと思う。ほら、イラチだし。他人とぶつかってたら余計なロスができるもんね。自分がさっさと歩くためには、周りの人との距離やスピードを計っとかないと。

「愛と青春の宝塚」観てきました。
7月以来のサエコさんのお芝居。サエコさんらしい、ボロボロになってる役(爆)なので、似合ってます。Wキャストのかしげさんだと、想像しにくいくらい(笑)。
今日は星キャストだったので、わたるさん、ユリちゃん、エミクラちゃんとの組み合わせ。
わたるさんとユリちゃんは7月も一緒でしたけど、エミクラちゃんとは「飛鳥夕映え」での退団以来の再会。相変わらず、ちっちゃくて可愛い~!
サエコさんとエミクラちゃんが一緒にいるシーンも多いので、つい現役時代を思い出しますね。「絢爛Ⅱ」のデュエットダンスがよみがえります。あぁやっぱり相手役なんだな~と思うし。
花キャスなら観られるかしげさんるいるいちゃんコンビも、やっぱり観たいよ~・・・(観れそうにないけど/嘆)。

わたるさんの豪快さは、やっぱりわたるさんだ~と思います(笑)。あの役、似合いすぎだし(爆)。スカートでの仁王立ちが超素敵っ(笑)。
エミクラちゃんと並んだ時の大きさの差に愕然。いやほんと、大人と子供みたい(苦笑)。エミクラちゃんって、ほんとちっちゃいんだな~。
わたるさんの足踏みミシンの操作法が素晴らしい。おうちでお母さんとかおばあちゃんが使ってらしたのか?ってくらい。昔、我が家にもあって、母や祖母がよく使ってたのを私も見て育ったので、上手いかどうかは見てれば何となくわかります。
ちなみにサエコさんは・・・すんごくぶきっちょにミシンを動かしてますね・・・(爆)。

笑いあり、涙あり、上演時間が長いですけど、さほど苦にはなりませんでした。終わったあと、どっと来るけど(苦笑)。
でも、休憩時間20分は短い!お手洗いに行ったら、それだけでご飯も食べれない。確かに、古い劇場で構造とか自体も不便になっちゃってますけど。
梅田の劇場なら、もうちょっと時間に余裕も出てくるかな。ロビーは広くないけど、新宿コマよりはるかに動きやすい劇場だし。

脚本が大石静さん。大河「功名が辻」を書いた人、と聞いてなるほど。言われてみれば方向性が確かに同じ。
エンターテイメントで面白かったです。「AKURO」とは違う意味で、泣けたし。
たくさんOGさんが出てたわりには、周りを観る余裕がほとんどなく、主な見知った顔を見つけて、あっ!と思ったくらい。それぞれの位置や役まで観てる状態じゃありませんでした(苦笑)。

演出家役の石井さんが、お芝居してるとさすがカッコいい。わたるさんと芝居稽古のシーンで、軍人の役柄を演じた石井さん、わたるさんが惚れるのがよくわかるくらい、男前&セクシーでございました。
速水中尉の本間さん。見た目は軍人っぽくなくて優男系ですけど、踊るとほんと素敵。ラストのフィナーレのダンスが、とってもしなやかでカッコよくて、胸キュンでした(爆)。
・・・「AKURO」の平澤さん熱が覚めやらぬうちに観たせいか、男優さんたちのカッコよさにいちいちキャイキャイと反応してしまう(大爆)。イカン・・・サエコさんが目の前にいるというのに。
知らず知らず、私の中のサエコさんの位置が、男役から女優になってしまったせいもあると思うんですけどね。男役姿も懐かしいとは思うけど、男役スターではもうないんだな~と。先日の「ACHE」も、役として‘少年’だったのであって、‘男役’ではないんだし。
今は、もっともっとサエコさんの女優としてのお仕事を観たいと思ってるし、役者としての芝居を観たい。役として‘男性’の役をやるのはともかく、‘男役’のサエコさんに対する欲求は、もうないんでしょうね。
もちろん、今回の‘タッチー’という役そのものは、サエコさんらしいお芝居で、満足です。その点では、ちゃんとじっくりと、サエコさんのお芝居を堪能してきました。

・・・そうは言っても、私のココロはいまだオタケ兄に奪われたまま(笑)。
思い出すたび、一人でニヘラ~と怪しい人になってます。あぁあのカッコよさ・・・もちろんオタケは役であって、平澤さんが演じてるんですけど、その平澤さんのほかのお芝居も、やっぱり観たいな~と思いますね。
聞くところによれば、コメディもかなり面白いらしいですし。普通に現代物でお芝居してるとこも観たいなぁ。
タイミングが悪かったり、機会がありそうでない、という感じで、「AKURO」初演から2年間、結局見逃してきちゃったんですけど・・・来年の「天翔ける風に」再演は、大阪には来ないのかなぁ。
もともとはダンサーでもあるので、宝塚の振付には、かなり参加しておられるんですけどね~。その時は、平澤‘先生’ですが(笑)。でも、劇場周辺でお見掛けしたことはないな~。振付された作品をみると、やっぱりクールなキザ系ダンス担当?って感じなんですよね(爆)。
これから、もっとちゃんと舞台チェックしとこう。






コメント (4)
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AKUROアフタートーク

2008-12-08 23:59:50 | Weblog
今日が最後の観劇。あぁもっと観たかった…(爆)。
今日はアフタートーク付き。メインキャストのインタビューになるのかと思いきや、乱入したその他のメンバーの爆笑トーク大会となりました(笑)。
トークの間、メインキャストたちも全員後ろのセットに座って話を聴いていたんですが、ひっくり返って大笑いしてる駒田さんイサシコや、ニコニコ優しい今さん田村麻呂さまのお姿も観られましたが、中でも素敵だったのがオタケ兄の平澤さん!
みんな座っている中で、一人セットに寄り掛かって話を聴いている立ち姿の、カッコいいことといったら!オタケ兄そのまんまのクールさで、あまりに素敵過ぎて、メロメロになりました…(爆)。
明日はサエコさんなのに…平澤さんのカッコよさに、ちょっと理性を引き戻すのが大変です(苦笑)。
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快晴

2008-12-07 23:51:23 | Weblog
久しぶりに新幹線から富士山を見ました。
「AKURO」、微妙に神戸から手直ししてあったように思います。
明日が最後の観劇、エミシの世界にどっぷり浸ってきます。
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準備完了?

2008-12-06 23:55:08 | Weblog
もう忘れ物はないかな?
出発前にいろいろ録画しなきゃならないものもセットしたんですが、さっきネットで12月8日のTV「とくダネ」にサエコさんご出演との情報が・・・。これもまたセットしとかなきゃ(爆)。
T4のおかげ(?)であちこち出てくるので、要注意です。ただし、関東ローカルな番組も多いんですけど。
今日、大劇場のキャトルへ寄ったついでに、T4のCDも買ってきました。特典のポストカードもゲット。
あと、タニちゃんの東京公演スチールが出てたので物色。ムラは今ひとつだったけど、東京のほうがそれなりかなぁ。2枚だけ購入。でも、パーソナルカレンダーの自転車ショットに勝るものなし。
蘭トムさんのスチール、買うまではいかなかったんですが、かなりウケました。ファン心をくすぐる良いショットなんじゃないでしょうか(笑)。
星組全ツのスチールもありましたけど、しゅん君のは今いち(苦笑)。
あとは、先日の月組新公のスチールが出るのを待つか・・・。みりお君の日本物ショットがちょっと楽しみなんだけど。

月組、観てきました。
ようやくキリヤンが開眼してきた?浮舟に対する時、目に優しい光が宿るようになった。それに匂宮とじゃれあうところも、ふわっとした微笑が浮かぶようになった。怒りと嫉妬に苦しむ時、目に生気と力が出てきた。
たぶん、薫のキリヤンで物足りなかったのは、その目の力だと思うんですけどね。
‘空蝉’のように自分を空虚に保っている薫、という設定にとらわれて、キリヤン自身がかなり押さえ込んでしまってる感じ。でも、今回はアサコさんがかなりお芝居力をつけてきてるので、そんな押さえなくたって、キリヤンが‘静’としてぶつかっても、今のアサコさんなら大丈夫だと思うんだけど。
もともとキリヤンって、実は‘静’なんだし。「更に狂はじ」の元重なんて、まさにそんな役だったはず。
う~ん、これから開眼しても、ムラはもう千秋楽になってしまう。東京で・・・ハマってくれればいいですが。それなら、CSでの東京楽放映が楽しみですね。

匂宮を女性陣が取り囲むシーン。あれ、アドリブなんですね(笑)。毎回台詞も違うし、当てられる人も違う。・・・でも、そんなとこまで月娘を鍛えなくたって(笑)。ますます鍛えられて逞しくなっちゃう(爆)。
で、たまたま今日見たスカイステージのニュース、月組85期の座談会だったのが、泉ちゃんを真ん中に、左右にみっぽーちゃんとちわこちゃん、さらにその外側に音姫ちゃんとほたるちゃん、という・・・何とも言えない並び(大爆)。そりゃ~泉ちゃん、真ん中でおとなしく、ほわほわとしてるしかないよね~(苦笑)。

日替わりといえば、ショーの中詰の女装(?)大会、リュウ様の鬘へのこだわりが素晴らしい(笑)。私、3回観劇しましたが、3回とも鬘が違った。茶髪のアップ、赤髪のアップ、そして今日は濃い茶髪のウエーブロングだった。
桐生さんも、今日は黒髪のロングストレート。サラッサラで綺麗でした(笑)。前はアップに上げてたと思うんだけど。
キリヤンも、今日は髪型に気合。前は布を巻いてたのが、今日は真っ白の花飾り。そっちのほうが、すごく似合って可愛い~。あまりの可愛さに、キリヤンばっかり観てました(笑)。キリヤンの女役って、いつも小犬みたいに可愛らしいので、私は気に入ってるんですけど。
これだけ上級生は頑張ってるんだから、ほかの女装メンバー(笑)も、見習ってファイト~。

さて明日から東京。まずは「AKURO」の世界にどっぷりと・・・。
オタケ兄、待っててね~♪

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さぁ4連休

2008-12-05 23:58:28 | Weblog
明日は、ラストの月組観劇。宝塚の大劇場も、今年の行き納めかな?まだドラマシティ観劇はあるけど、大劇場自体は今年最後になります。
キリヤンの薫が、開眼してることを願いたいですね・・・(苦笑)。

月曜火曜は休みを取って、日曜から3日間東京へ。
日&月は「AKURO」。火曜はサエコさんの「愛と青春の宝塚」を観てきます。ついでにいつもの山種美術館へも寄りたいな~と。速水御舟メインの展示のはずだし。
それにしても、狙ったように寒波到来(爆)。新幹線は大丈夫そうですけど、寒いのはヤダな~。
明日は観劇に出かける前に、東京行きの準備もしなくちゃ。防寒対策をどうするか、思案のしどころです(苦笑)。

その次の週末は、一切観劇予定は入ってません。・・・お天気次第で、四条畷を考えてみるか?(爆)
実は「AKURO」を観たおかげで、久しぶりに片埜神社にも行きたくなってきてますが・・・。枚方は京阪電車の牧野駅下車。アテルイの首塚と伝わる石碑のあるところです。2年前に行った当時は、ほんとちんまりとした石碑が立っているだけで、説明する看板さえなかったんですが、その後、整備されたらしいというウワサを耳にしました。どんな風になったのか、覗いてみたい気持ちも半分。
四条畷と牧野のハシゴは・・・厳しそうだしなぁ(爆)。京橋駅が分岐点か・・・お天気と私の体力次第?(苦笑)

12月後半は、観劇予定がかなりあります。
20日雪組「カラマーゾフの兄弟」、21日サンケイホール「フライパンと拳銃」、27日シアターBRAVA「リチャード三世」。
年内はこのままだと、大晦日までみっちり仕事になりそうなので、体力はちゃんとコントロールしとかないといけないんですけど。
年末になると倒れたり風邪をひいたり、ってのも多いので(苦笑)。
まずはこの週末の寒波を、乗り切らないといけませんね・・・。

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「AKURO」が回る・・・

2008-12-04 23:59:53 | Weblog
懐かしくなって、昨夜寝る前に聴いたら、今日一日頭の中で回ってました(何をって?それはココでは書けない/爆)。

改めて思い返せば、初演と今回では、やはりだいぶ違うのかな~と。
同じ台詞、同じ曲でも、感触が違うというか。
より真っ白に、全力でぶつかるエネルギーが大きかったのは、どうしても初演になるんでしょうね。荒削りではあったけど、その荒っぽさが直接作品のテーマに結びついてた部分もあった気がします。
再演だと、きちんと整理された枠組みに収められて、シンプルに観やすくはなりましたけど、どうしても物足りなさも感じてしまいます。
なまじ、東北という地に一種のアコガレを持つ私としては、イメージのほうが先行してしまってるところもあるとは思いますけど(苦笑)。
優しくて大らかで、たとえ冬は寒くて厳しい土地でも、豊かな恵みに満ち溢れて、決して枯れることのない稔りの大地。
私の大好きな姫神の音楽も、そんな北の大地の風の匂いを感じさせてくれるんですよね。
初演では、まさしくそのイメージそのままの舞台で、切なさと優しさがじんと伝わってくる作品でした。
今回はもっと、エミシたちの苦難と葛藤に焦点が当てられてて、どこか乾いた荒野のようなイメージにさせられます。高麿が初めて赴任してきたシーンも、明るい希望に満ちた豊かな風景ではなく、どこか暗雲をはらんだ薄暗い感じで、高麿の能天気さがちょっと場違いにも見える(苦笑)。
美しく優しい大地だからこそ、そこに染み込んだ戦いと憎しみの歴史が哀しく、苦しいんじゃないかと、私は思うのですが。

・・・まぁ、来週東京でまた「AKURO」は観てくるので、じっくりとその世界に浸ってこようとは思います(笑)。
オタケ兄も、もっとラブラブで観てこなくちゃ(爆)。やっぱりあの双刀遣いと、しなやかでシャープな動きが、超カッコいい♪クールで激情家、ってのが素敵ですね~。オタケとアケシの兄妹で、いくらでも妄想が思い浮かびます(笑)。

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