インドネシアの首都ジャカルタにあるスカルノ・ハッタ国際空港(Jakarta International Soekarno-Hatta Airport)を飛び立つと、まもなく南の方角ににパングランゴ(Gunung Pangarango 3,019m)、ゲデ(Gunung Gude 2,958m)の連山を望むことができる。
この2つの3,000m級の山とその周囲に広がる原生林を保全する目的で「グヌン・グデ・パングランゴ国立公園」が設立された。
グヌン・グデ・パングランゴ国立公園はインドネシアの自然保護の歴史、また生物多様性において、非常に重要なポジションに位置している。ジャカルタからわずか100km、21,975haの広大な美しい自然の原生林は、1980年、インドネシアで初めての国立公園として指定された。
*「グヌン」はマレー語で「山」の意味。