機上からの眺めは、一面、赤土の平原、とにかく広大な土地である。
地面が赤いのは、鉄分が多く含まれるため。その鉄分が酸化して、赤く見えるという。
オーストラリア大陸は平均高度が340mと全大陸中もっとも低い。高度別の頻度分布では200~500mに相当する面積が最も広く42%に達する。低い大地が一面に広がり、起伏が小さな大陸だと言える。
オーストラリアは6つの州とその他の特別地域に区分されているが、これから私の乗った機は、 西オーストラリア州 (WA)、ノーザンテリトリー (NT/北部準州)、南オーストラリア州 (SA)を経て、ニューサウスウェールズ州 (NSW)のシドニーへと飛行を続ける。