機は、インドネシア・バリ島、デンパサール国際空港上空を通過後、インド洋を渡り、いよいよオーストラリア大陸に到達した。
美しい海岸線の続く先、大きく抉られたような河口が視界に入ってきた。
ここは、ブルーム(Broome)近郊のウィーリー・クリーク(Willie-Creek)。
エメラルドグリーンの海水が白い砂地に映え、たいそう美しい。
ブルーム(Broome)はオーストラリアの西、オーストラリア州キンバリー地区にある都市。ダンピア半島の西の付け根にあり、インド洋に面しており、観光と真珠養殖を主な産業としている。
ブルームは、19世紀後半に南洋真珠の養殖で栄えた頃から、日本や中国、マレーシア、中東の人々が財をなそうと集まり、国際的な町として発展した。
明治時代には、真珠採りの技術を伝えるために日本から多くのパールダイバーが移住したことから、今でも日本人墓地があり、日本との縁の深い都市でもあるのだ。