モディリアーニは、ユダヤ系イタリア人で、“エコール・ド・パリ”の一人とされている。
その生涯の後半を支えたのが、ジャンヌ・エビュテルヌ。
当時19才の画学生で、青色の切れ長の瞳が美しかったという。
モディリアーニは33歳。
二人は出会ってすぐ安宿を転々とする生活を始めた。
ジャンヌは、聡明で心優しい女性であったが、モディリアーニは、酒に溺れた生活態度を決して改めようとしなかった。
モディリアーニは、ジャンヌをモデルに多くの作品を描き、モディリアーニの独特の女性像は、ジャンヌの肖像によって完成したとも言われている。