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冬の日本列島を飛ぶ (2) - 丹沢山塊

2012-02-07 | 関東

丹沢は神奈川北西部に東西約40km、南北約20kmにわたって広がる山群である。
その名の由来にもなったように多くの沢があり起伏に富んだ地形が特徴である。
面積は40,000haにも及び、神奈川県の約6分の1を占めている。

かつて丹沢は南の海のフィリピン海プレートの海底火山として形成された。
約500万年前にフィリピン海プレートの北上に伴って北米プレートと衝突して本州の一部となった。

さらにその後、約100万前に丹沢山地の南側に位置していた伊豆が、後を追うように本州に衝突して激しく隆起した結果、浸食作用を受けて、現在のような丹沢の険しい山々が作られたという。
今でも丹沢の山中では、暖かい南の海にしか生息しないキクメイシサンゴやオウムガイの化石が見つかる。

丹沢には、標高1,000mを越えているものが十数座存在することから、「神奈川の屋根」とも呼ばれている。