ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

語学

2013-05-31 00:51:09 | Weblog
扉の外から、女性が電話で話す声が聞こえてくる。日本語だ。
アパートの自室の前で日本語とは、勇気あるなあ。
というか、無防備だ。

語学というのは不思議なものだ。
大学で中国語を学び始めた頃、語学は階段状にのびると言われた。

うまくならな~い!と思いながら、それでもめげずに続けていたら、
ある日グッと力がついて、次のステージに上る。
それを繰り返すと。

もういい歳だし、語学力なんて上がらないだろうと思っていたけど、
ここのところ、すごく中国語力がアップしたような気がする。

そうか、若い頃に比べ上昇するスピードが遅くなっただけで、
続けてさえいれば階段状にアップしていくという法則は、
年齢に関係なくあり得るんだ。

とりあえず、社内の中国人は、もう誰も私に対して日本語を使ってくれなくなった。
中国語で説明して、たまに難しい言い回しが出てくると、
「意味わかる?」と言いながら、中国語で解説してくれる。
日本語では解説してくれない。
おかげでまた、中国語を覚える。

そういえば、『元朝秘史』『成吉思汗実録』の邦訳で有名な那珂通世さんは、
40歳になってからモンゴル語を学び始めた、と聞いたことがある。
明治の天才と私とでは比べものにならないけれど、
まだまだ中国語力がのびている自分が、少しだけ嬉しい。
しかも実践で覚えているなんて、なんだか頼もしいじゃないか。

やっぱりチベット語もやるかな~。
でも、上海だと、どこで学べるのかがわからん。
これも実践で、チベット料理屋の人たちと仲良くなって教わるかな。
ただ、向こうが中国語を話せない可能性があるからなあ。