ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

逃避

2013-05-26 21:29:54 | Weblog
仕事では、最近、ほとんど要領で文章をまとめているのだけど、
あるものについて、その魅力が相手に伝わるように、
そして同時に自分の考え方が相手に伝わるようにと意識して、
テーマを選び、文章にまとめようと思うと、途端に難しくなる。

提出までにまだ時間があるから、と思って、またズルズルと書かない。
800字なので、書き始めたら1時間程度で一気に書けるとは思うのだけど、
なんだか頭の中がモヤモヤしていて、それを考えることから逃げている。
でも、頭のバックグラウンドでは、常にそれが気になっていて、
それなら、さっさと書いてしまえよ、と思うけど、それができない。

そもそも、私の人生はこれまで逃避で成り立ってきたようなもの。
外側から、どうしようもないような環境として与えられないと、
なかなかそれに手をつけないのは、よくないことだ。
今に流されて、あるとき、流されることにも限界を感じて、
また、ふいと逃げる。
飽きっぽいというよりは、目先のことから逃げてばかりで大成しないという感じだ。

そして、いまウッカリ仕事のメールを見てしまった。
あ~、見なきゃよかった。

昨晩は、久しぶりにバレーボールをしている夢を見た。
ローテーションしているはずなのに、なかなかサーブの順番が回って来ない。
私は変化球サーブが好きだったので、早く打ちたかった。
やっと順番になって、サーブを打とうと構えたら、
先生が、ドライブサーブを打てと合図してくる。
ドライブサーブは、確かに相手によっては威力があるのだけど、
肘が痛くなるのでなるべく打ちたくない。
中学生時代の憂鬱な気持ちが思い出された。

先生の指示を無視しようかな、無視したら怒られるよな、後でしこたま殴られるよな。
とにかく、さっさとサーブを打って逃げたいと思うのだけど、
先生から、お前のサーブは少なくても3本は続かなきゃダメだ、と言われてたことを思い出す。
3本、どうやって構成しよう。
全部全力で打ったら、肘が痛くなるから、
試合の後半になるとオープンのトスが上げられなくなるし(私はセッターだった)、
どう強弱をつけて、どこを狙おう。
しかも迷っているなんて見せずに、最大限の威圧感をもって。

とりあえず、ネットを越えたあたりから、斜めに加速するように回転をかけよう。
そう思ってトスを上げ、掌全体でボールを巻き込んだ。
人差し指と中指が最後にボールを押し出す瞬間まで、感触がすごくリアルだった。

ドライブサーブなんて、もう20年以上も打ってないのに、
一瞬の手応えまでが思い出された。

スポーツのいいところは、あらゆる喜びを経験させてくれると同時に、
失敗や後悔を、そして意志が疲労や苦痛に負けることを体験させてくれることだ。

さて、どうやって文章をまとめるか、そろそろ考え始めないとなあ。