ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

平凡

2011-04-04 23:42:34 | Weblog
私の趣味って、どうしてこう、平凡なんだろう、と思うことがしばしば。

それは、すごくデザインが気に入って、
なおかつ、当時国際ローミングが便利で、これしかないさ!
という決め打ちで買った携帯電話。
私にとっては、「これ」しかなかったのだけれど、
どうやら人気の機種らしくて、
電車の中で、左のお姉さんと、正面のお兄さんが、
まったく同じ物を使っていた。

色違いも含めると、それこそ無数に兄弟たちに出会ってきた。
でも、きっとそのおかげで、
日曜日には、ハマらなくなったバッテリーカバーの替えが、
docomoショップにあった。

先日、電車の中で、中国語版の日本の漫画(もしかしたら海賊版)を
読んでいる人が無性に羨ましくなり、
電子書籍なんて、興ざめ!と言っていたことを忘れ、
スマートフォンを買ってしまった。

昨日、家の近くのdocomoショップでは、売り切れで入荷未定と言っていたのに、
今日の帰り、新宿のヨドバシに寄ったら、
おねえさんが爽やかに「ありますよ~」の一言。
縁だということにした。
そして、私が受付をした10分後、売り切れていた。

XPERIA arcは、中国語に言語を切り替えることもできる。
ピンイン入力ができる。
ピンインの予測変換って、なんだかむずむずする!
こんな単語あるんかい、と思う。
スマホの入力は、これまでの携帯の起伏のあるボタンに比べると、
若干押しにくいと思うものの、でもでもでも、
ピンインの予測変換だよ。
これはもう、すべてを凌駕した。

きっと、iPhoneならピンイン入力なんて、普通なんだろうけど、
そのためにソフトバンクにするのは、少し抵抗があったので、
ソニー様ありがとう。と思った。
ソフトバンクは、会社としては好きなのだけれど、
なんというか、そこまで家中、macにしなくてもいいだろう、と思ったから。

ということで、今回も機能重視だったつもりなのだけれど、
結果的に人気のもの。
あっち向いても、こっち向いても、親戚筋がたくさんいるのだろう。
まあ、いいけど。

窮屈

2011-04-04 01:20:59 | Weblog
わざわざ深夜に書くことではないのだけれど、
なんとなく夢に見そうなので、吐き出しておく。

昼間、近くの駅前に行ったら、
地元の女子大生たちが、被災地におくる街頭募金を集めていた。

10人くらいはいただろうか。
すごくはっきりとした大きな声だ。気合いが入っている。
「おねがいします!」の声がそろっていて、なかなか気持ちがいい。
部活の声出しっぽくて、なつかしい気もする。

もちろん私は、よけて歩いた。
あの勢いの前を通り過ぎるほど度胸がない。
募金しないのは罪ではないのに、なんだか自分が恥ずかしくなるからイヤだ。

そして、もしあの勢いにおされて・・・、
ふだんはしない街頭募金の箱に、ちゃりんとお金を入れた自分の姿を想像する。

「ありがとうございました!」と、あの大声で、
しかも声をそろえて女子大生たちに叫ばれたら、
それこそ、穴があったら入りたい気持ちになることは間違いない。

だから「さりげなさどこへいったかいまの日本」など、
くだらなくて、誰に対してでもない負け惜しみを小さい声で言いながら、
でも、ほかで寄付してるもん!と自分をかばってみたりする。

負けているのは、自分のなにかに対してだ。

いろんな気持ちの表し方があっていい。
もちろん、そんなことはわかっている。

でも、なんだか歩きづらい。ふらりと立ち寄りがたい。
どこへ行っても、寄付金の箱があって、
ニュースを見ると、スポーツイベントで寄付を募っていたり、
飲みにいくと、トイレの中に貼り紙がしてあったり、
もう、人が集まるところはぜんぶそんな感じな気がしてくる。

アホな自分にひたる時間と余裕がさ、
買い物のことで頭がいっぱいだったり、花に見とれて歩いたり、
先端恐怖症だったり、
そんなことを感じながら、街を歩きたい。

なんだか「いまは、このモードでいなさい!」って強制されているような
窮屈な感じがしてしまう。