ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

春まっさかり、花は大忙しです ~珍しい花:所沢市多聞院~

2021-04-07 | 公園・庭園・名所
所沢の多聞院です。
訪れたのは数日前。今年はこれで3度目になりました。
前回まだ葉を伸ばしていなかったクマガイソウ(熊谷草)
を見たかったんです。

毘沙門堂には身代わり寅がびっしり。
いろいろな辛さが込められて、お堂に納められて
いるのでしょう。





これが、クマガイソウです。
絶滅危惧種に指定されています。
これまで開花の時期に合わず、実際に見たのは今回が
初めてでした。







クマガイソウは、円形に丸く膨らんだ花です。
咲いているというよりも、重たげにうつむいているといった
感じです。





庭を進んでいくと、他にも珍しい花が咲いていました。
ウラシマソウ(浦島草)です。
魚籠(びく)のような花に、釣り糸が見えている感じがします。
これも絶滅危惧種のようです。







ユキモチソウ(雪餅草)は、ウラシマソウに似た感じがします。
特徴的なのは、ふっくらしたお餅が乗っているように見える
ところですね。





こちらはムサシアブミ(武蔵鐙)という名前がでていました。
花は、馬具の鐙(アブミ)をひっくり返したような感じなので、
この名前がついたとか。



エンレイソウ(延齢草)というのも、変わった形の花ですね。
3枚の花弁のように見えているものは、実は萼(がく)で、
その中心にある小さいものが花弁なんだそうです。





北海道大学のHPによると、大学のシンボルマーク(校章)は、
エンレイソウ(オオバナノエンレイソウ)なんだそうです。
多聞院のものはひょっとするとオオバナノエンレイソウ
という種類かもしれませんね。

マムシグサ(蝮草)もあったはずですが、まだ時期が早いらしく
顔をだしていませんでした。

カメラ片手に庭を歩いていると、
「ここは珍しい花が多いところなのよ」
という声が聞こえました。
グループで参観している方でした。

今回は、随分と珍しい花を見ることができています。(続)
(まだ初めて見た花などがあります。次回に続けます。)

コメント
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