
ずっと心配していたのですが、残念です。
元千代大海の九重親方「北の富士さんからそう言っていただきうれしかった」感謝と思い出語る
北の富士さんは生前、名解説者としても人気を博した。テレビ画面越しに叱咤(しった)激励を受けた現役時代を振り返り「厳しく辛口で解説してくれたことは、身内としての愛情だと分かっていた」。現役を引退して親方になった後は、優しくエールをもらったという。「『次はしっかり頑張れ。俺から見ればお前は孫だから』と声をかけてくれた」と懐かしんだ。
2年前に国技館で交わした言葉が最後の記憶となった。「『解説がうまいな。独特な解説がすごく聞きやすい。声もいいぞ』と。北の富士さんから、そう言っていただいてうれしかった」と感慨を込めた。
名指導者でもあった北の富士さん。九重親方は「千代の富士さん、北勝海さんの2人の横綱など、数々の関取を育てられた。僕たちの憧れであり、こういうふうになりたいという憧れでもあった」と先々代をたたえた。
土俵を離れても憧れの存在だった。若かりし日の北の富士さんが写ったモノクロ写真には、着物の帯や胸元を着崩した姿があったという。「それが北の富士さんの粋。ビシッと着るのもいいけれど、遊び心のある着こなしもあるんだと。北の富士さんを見て、私も学んだところがある」と、しみじみとした口ぶりで話した。
長めの引用となりましたが、千代大海の言葉は実直で素直で 愛にあふれている ので、しみじみ来ますね。
われわれにとってはダンディーな親方、そして名解説者でした。
そして相撲が好きになってから少し昔のことを調べると、イケメンの天才肌、親友思いの人情家、あと歌が上手い、とか分かってきて、ますます好きになったものでした。
若手の良いところをほめるのが上手で、ユーモアたっぷりの文章でも楽しませていただきました。
ちなみに最近のコラムで一番好きだったのは、こちらです。
朝乃山は精神面磨け あと…キャバクラは人の目に付くのでお座敷にしなさい 今度、俺が教えてやる
朝乃山は座禅でも組んで精神面を磨くこと。私も大関で不調が続いた時、座禅を組みに行ったものだ。しかし、2日で帰ってきたのでこんなことも言う資格はない。とにかく稽古せよ。キャバクラは人の目に付くのでお座敷にしなさい。それに神楽坂は俺の縄張りだから注意した方がいい。とにかくコソコソ遊んでないで堂々と遊ぶこと。今度、俺が教えてやる。
というわけで、ライバル?だった舞の海さんのコメントも読んで、泣いてしまうと良いですよ。
舞の海氏、涙目「俺とお前は、あまり仲良くしちゃいけない」
北の富士さんとともに解説を務めた舞の海秀平氏は「(訃報を聞いて)びっくりしました。残念ですね」と率直な思いを明かし「同じ見解なのに、わざと反対の意見を話すこともあるんですよね。あえて自分が悪役に徹して、私を持ち上げてくれているんだなと、そう思う放送もありました」と回想した。
ウルッときそうな目で「2人だけで飲んだ時に『俺とお前はあまり仲良くしちゃいけないんだよ』というふうに言うんですね。その言葉がすごくうれしかったですね」とも懐かしんだ。
(ノД`)シクシク
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