すけさん日誌

杜の都で気ままに暮らす、管理人さんの日記です。
備忘録を兼ねた記録として使えれば、野望達成。

甲子園より愛を込めて

2005年08月14日 | 日記とか

郷土の代表校であり、大阪代表という愛称で親しまれてもいる酒田南が、最終回一死満塁のピンチを凌ぎきって三回戦進出。あと一つ勝てば、県勢初のベスト8ですね。スゴイ。
最近の東北勢は、フツーに勝ちますね。まあ、東北出身の生徒さんはあまりいらっしゃらないようですが(春ベスト4の羽黒のマウリシオ君はブラジル人だし)、とにかく隔世の感があります。

このような高校生の野球留学についての批判もあるようですが、らんくすサンはそういった批判に対して批判的です。
中山文科相は「全国から選手を集める風潮がある。選手は生まれ育った土地の高校に入り、地元の人が応援できるのが本当の姿」とお話しになったそうですが、
別にムリヤリ他県に連れてこられた訳でもないし、本人が考えて決めた進路なのですから、他人が無責任な理想を押しつけるのは迷惑でしょう。

これは野球に限らないと思われますが、自身の目標のために故郷を離れて努力する高校生活は、かけがえのない時間になるはずです。
異文化、場合によっては異国から来た留学生と時間を共有することは、地元出身の高校生にとって得がたい経験になるとも思われます。
このように考えることも一種の教育的見地なのではないでしょうか。
隣の席にワンジルくんとかムワンギくんがいたら、人生観が変わりますよ、絶対。

代表校を「地域の代表」として考えるから、ややこしくなるのだと思われます。甲子園に来ているチームは「各都道府県におけるトーナメントを勝ち抜いた高校野球部」以外の何者でもありません。
高校野球のクラシカルかつ清潔なイメージを通じて、お金を儲けようとする大人が世界観を歪めているような気がします。

別に高校生が純粋だとか言うつもりもありません。
彼らは彼らなりに現状を分析して進路を選択しているわけで、それに制限を加えるのだとすれば、それは親などといった責任のある大人の仕事だと思います。
つまり、教育行政のトップという肩書きの人間が、無責任な発言はしない方が良いと感じた次第です。

少なくとも、宮崎県の中学校を卒業した後に鹿児島ラサール高校に入学し、東京大学から大蔵省に入った中山成彬サンには言われたくないでしょう。
まあ、らんくすサンも、文頭で大阪代表とか口走っているので、文句を言える立場ではありませんが。


それはともかく、今日は歯科医を開業した友人を訪問。
いろいろな経緯の果てに、ウチのムスメと同名になったクリニックですので、破産とかに追い込まれないよう祈念するばかりです。
ムスメに歯が生えたら、とりあえず連れてくるつもりでおります。

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1 コメント

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Unknown (JASPER-RX)
2005-08-18 15:22:23
いやはや、全くもって同感。

極論だけど、山形県出身者は全員山形大に進むべきで、

東大・京大は傭兵軍団だってのと同じような話になっちゃうよな。

正直クダラナイ議論だと思う。
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