goo blog サービス終了のお知らせ 

すけさん日誌

杜の都で気ままに暮らす、管理人さんの日記です。
備忘録を兼ねた記録として使えれば、野望達成。

アウシュビッツ頂きます!

2005年08月19日 | 日記とか

これまで4日間にわたって見続けてきた「アウシュビッツ」が、昨日の深夜、ようやく完結いたしました。

元はと言えば、今をさかのぼること4日前。
その日に発生した宮城県地震の情報を得るためにテレビのハシゴをしつつも、そろそろ寝ようかと考えていた23時、その恐怖のプログラムは開始されました。

いろいろと心労の多いこの夏、らんくすサンは歴史物、とりわけ重い歴史関係のテレビ番組は避けておりました。
ですので、こんな甘い誘惑からも逃れようとした瞬間でした。

「あなたはエラいねえ。こんな番組を見るなんて。」
妻よ。何を言うのだ。私は私は私は私は・・・。
などとあずさ2号ばりに当惑しているうちに、テーブルの上に準備される麦茶と氷入りのグラス。これはテレビのお供というわけですね。

(´Д`)あうー。

そんな逃げ腰で付き合い始めたドキュメンタリー番組でしたが、見始めると止まりませんでした。BBCってスゴイなー。
公共放送は、その時ナントカが動いた話とかはしなくて良いので、こういうコネを大事にしてほしいものです。あと、できればジョンコの歌をもっと流してください。


個人的な興味としてアウシュビッツについて考えるのならば、
なぜ起こったのかという問題、つまり、それ以前からの歴史的な民族関係や、そうした政策を可能にした思想的な統制などに関心が向いてしまうのが、らんくすサンの仕様です。

しかし、この番組はそういう説教臭い話はほとんど出てきません。
生き残った人の証言や資料と、それらを基にした再現ドラマやCGが主な内容です。
アウシュビッツの施設を効率的に稼動させるためになされた政府の政策と、その実現のために働いたナチス親衛隊の活動、そして、ユダヤ人たちがとった対応などが詳細に紹介されたりするわけです。
例えば、ガス室の設計図に加えられた変更点を細かく検討することによって、収容所の性格がどのように変わっていったかが延々と説明されるのです。
たまりません。

ぶっちゃけ、こうした内容を淡々と流すセンスが、一番こわい。

というわけで、深夜のテレビ鑑賞は昨夜まで続けられたのでした。
ちなみに、初日に氷入りグラスと麦茶で始まったテレビのお供も、2日目以降はブドウ(デラウェアでしたな)が追加され、最終日まで続けられたのでした。
アリガトウ!というか何というか・・・。

結局、妻は、一度も付き合ってくれませんでした。

(´Д`)あうー。(いや、別に良いのですが)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする