貴の一文~新蔵編
老朽化しておりました蔵をついに建て直しました!
今年の新酒より稼働中です!
永山酒造本家の象徴 大屋根
壊し~の
建て~の
出来~のそして 仕込み~の
今年もあと残すところあとわずかとなりました。
公務員の皆様はもうほっと一息といったところでしょうか?
酒蔵は正月の仕切りはありますが、分析、温度管理、もろみの搾りなど、正月気分をゆっくり味わうという雰囲気では無いですね。。。
でも、クリスマス、正月と続くこの時期はやっぱりうれしいものです。
★今年の酒米に関して
よく「酒米無いらしいね~」という話をいただきますが、今年に関しては無事計画数量の酒米を手配できました。
(雄町は計画数量に達しませんでしたが・・・)
今年の酒を仕込んでの感想は・・・5年ぶりくらいのいい感じ♡
ここ最近夏場の高温が続いておりどうしてもお酒にした時にふくらみの乏しいよく言えばきれいなお酒と言う印象でしたが、
珍しくお米のうまみがほっこりと出たお酒になっているなという印象を持っています。
全体的に搾ったお酒を飲んでも苦みが少なく、ばらつきが少ない。
今年は本当に「当たり年」だな~と思ってます。
実は今年、仕込み蔵と貯蔵蔵を新しくしました。
まずは仕込蔵 から おっと~ きれいになったね~
従来の蔵は趣はよかったのですが、食品衛生の観点からいくと問題点も多く、室温のコントロールも出来ない為西日本の酒蔵として条件的に不利でした。
しかし、新蔵は暖かい時期には温度管理も容易にできるようになり本当に仕込みがやりやすくなりました。
次に貯蔵蔵
100坪あります。従来の蔵の倍のサイズです。
今、日本酒ブームと言われるくらい日本酒が人気になってきていますが、はりきり企画部印丸さんとも話すのですが、
「焼酎ブームの時も蔵元の出荷が新酒からどんどん早くなっていき、蔵元が熟成を待たなくなった。今の日本酒蔵にもそれを感じる」
もちろん、出来立ての新酒はそれはそれとしておいしいのですが、きっちりと熟成されたお酒はひやでよし燗でよし。
酸化熟成による熟成ではない、低温管理熟成による飽きのこない味わいこそ、「貴」の目指す味わいだと思います。
今年もお世話になりました。
新蔵から更なる進化を遂げた「貴」をお届けします。
来年もよろしくお願いします。
(株)永山本家酒造場 たあぼ