地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成25年3月15日(金)  晴れ  新政

2013-03-15 18:48:42 | 日本酒


「新政酒造」に行ってきたよ。


秋田よりもどった3月11日(月)未明以降 謎の腸炎となり苦しい日々を過ごしてきました。
幸いに翌 12日は火曜日の定休日でしたので即 病院へ

抗生物質をのむことに・・・  

16日からは輪島へ行くのでそれまでに完治させなければならないのでやむをえない。

おかげで8割は回復しました。

5日間休刊日です。 たまにはいいか。

試飲のお酒送っていただいた蔵元様すいません。 

回復したらじっくりといきます。

 

さてさて

今年の1月より 新定番酒 NO6シリーズを立ち上げた 「新政」 佐藤氏
それを生み出す原動力と現場はどうなっているのか?

見てまいりました。



レトロな看板が出迎えてくれます。



名門酒会よりの盾が並びます。





最盛期は1万石 今は地元酒も純米以上とし、特定名称酒に特化し 3000石 質を目指す方向へチェンジ
甑は名残のせいかかなり大きいですが、逆を考えれば少量の蒸米でも強力な蒸気が得られる利点もあると「佐藤」氏は語ります。




おっとこれも名残 対で使うそうですか片方は処分 そのおかげでほら



ひろびろです。

しかも二部屋に分かれています。





佐藤氏が3年考えて編み出した方法 木蓋付

大きさにびっくりしつつ 小ささにびっくりしたのが これ



「酒母」  大きなバケツかちっちゃ目の寸胴かといった大きさ
酸を通常の酸の倍以上出すのでこれでいいのだと。 

もちろん全量ではないけど一部はこの小さい酒母タンク? で酒母立てしているそうです。
初めて見ました。 


醸熱蔵と書かれた 仕込部屋





上にあがるとこんな感じ  卯兵衛が仕込まれていました。




 

薮田は冷蔵室に部屋を分けて2艘 



雑菌を徹底して遮断するためにオゾンでの殺菌装置を導入していました。

 

いくつかの蔵を連結した形で一棟ではないので多少入り組んだ感じはしましたが、
少しずつ手直しをしてより理想の酒造りへ向けて改造、改革を行なっていることはガンガン伝わってきました。

NO6シリーズも追加をお願いしないと間に合わないくらい動いています。
そして彼のマニアックな一面を覗かせる「微生物の世界」頒布会もまもなくスタート

4月28日(日)には頒布会と連動した飲食店様向け勉強会を中野で予定しています。

講師はもちろん 「佐藤 祐輔」氏です。

詳細は追ってお知らせいたします。


では 明日は輪島へ GO!  「奥能登の白菊」 白藤さんとお会いするのが楽しみです。