つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

我が物と 思えば軽し 笠の雪。

2021年01月10日 14時27分48秒 | 自然
     
タイトルの俳句は、江戸時代の俳人「宝井其角(たからい・きかく)」の作。
「松尾芭蕉」の門下で俳諧を学び、弟子の中でも特に優れた10人を指す、
「蕉門十哲(しょうもんじってつ)」の1人だ。

句の意は、
「自分の頭に載せた笠に降り積もって重くなった雪も、
 自分の物だと思えば軽く感じられる。
 苦しいことも、自分のためだと思えば、意外と苦にならない。」

それを捩り(もじり)詠んでみる。
御終いを 焦れて(こがれて)耐えし 外の雪



雪との戦いは続いている。
きのう投稿した時点では30センチ程度の積雪だったが、
一晩で少なくとも倍に達した。
幹線脇の歩道は雪の下に消え、人は車道を歩かねばならない。



住宅街の道は未除雪が多く、自家用車の通行は困難を極める。
走り出せたとしても、スリップしたり、深い轍(わだち)にハマったりして、
立往生の危険が付きまとう。



上掲画像はきのう撮影した「ミニボートピア津幡」の様子。
今日は、投票にいくのをあきらめた。
残念だが致し方ない。
危険だ。

日本列島付近は、あす11日(月)朝にかけて冬型の気圧配置が続く。
北日本~西日本の日本海側を中心に雪が続く。
特に北陸は顕著。
断続的に強い雪が降り、短時間で相当の降雪の恐れがある。

雪が猛威を振るっているうちは、絶対に勝てない。
重機や道具を使って動かすのが関の山。
度重なる除雪作業で、腕や腰が痛む。
粘り強く立ち向かい、凌いで耐えて、暖かくなるのを待つしかない。
強大な自然の力の前では、人は無力だ。

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