つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

Let’s Hoop! ~ 昭和フラフープ騒動記。

2018年07月21日 08時48分40秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載・第八十九弾は「フラフープに興じる女子」。

同じ「手すさびにて候」カテゴリーで前回投稿した「ダッコちゃん」に先んじること2年。
国際的な大ヒット商品となったのが「フラフープ(Hula hoop)」。
今年、発売から数えて「還暦」を迎えた。

「フラ(hula)」は、ハワイの「フラダンス」に、
「フープ(hoop)」は、円形の造作物「輪」に由来する。
素材は、プラスチック(ポリエチレン)。
直径1mほどの輪の中に入った人が、腰などを振って回転させて遊ぶ玩具は、
発売初年の昭和33年(1958年)、爆発的に売れた。
一説には、1年間で1億個に達する程だとされている。

発売元、アメリカの「ワムオー(Wham-O)社」は、特許の取得を申請したが、
よく似た「輪遊び」は、数千年前の古代から各地で行われていたという理由で、不認可。
ならばと、既に通り名となっていた名称の権利を取得。
「フラフープ」は、登録商標である。

日本での販売価格は大人向けが270円で、子供向けが200円。
玩具店やデパートのオモチャ売場には「フラフープ」を求める行列ができ、とにかく売れた。
美容と健康にいいと宣伝され、子供も大人も、彼方此方でクネクネクルクル。
競技大会が開催され、映画や音楽の題材になり人気に拍車がかかる。

しかし、路上で「フラフープ」遊びをしていた子供が交通事故に遭ったり、
「フラフープ」が原因で内臓障害が発生したとされたり、
回す仕草に品がないとして、反対の声が高まりブームは急速に萎んでゆく・・・。

熱気が冷め10年近くが経過した頃、田舎ではまだ熾火が燻っていた。
子供時代の僕は、何度か「フラフープ」で遊んだ記憶がある。
また、当初ほどの盛り上がりではないにしろ流行が繰り返されている。
やはり、人はフープするのを「面白い」と感じるのだろう。

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2 コメント

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こんばんは (チエちゃん)
2018-07-22 22:20:25
私も、フラフープってあまりやった記憶がないと思ったら、小学生になった頃にはすでにブームは去っていたんですね。
最近、健康によいということでTVで取り上げているのを見ました。
輪が手に入るなら、やってもいいかな!?
返信する
チエちゃん様へ (りくすけ)
2018-07-23 06:36:22
コメント、ありがとうございます。
内臓を動かし、筋肉を適度に使うフラフープ。
健康にはプラスのようです。
手軽に始められるのも、廃れない理由。
いいかもしれませんよ。
返信する

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