つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

あれから2年、津幡町でも被災地でも。

2013年03月11日 22時26分42秒 | 日記
「今日の一枚」は、宝達志水町と津幡町をつなぐ県道59号線にて撮影。
写真左手から奥に向かって並ぶ雪国ならではの赤白ポールの先…
画面最奥には、赤いランドセルを背負った女子学童が2人。
彼女達は、津幡町と日本の未来を担う存在だ。
…が、しかし、彼女達は2年前の大災害をどれほど覚えているのだろうか?
そして、どれほど「未来への教訓」として学んでくれているのだろうか?

あの日の直後、世界は「日本人の民度の高さ」を次のように報道した。
2011年3月12日、アメリカの「ウォールストリート・ジャーナル 電子版」は、
「不屈の日本」と題する社説を掲載している。
地震大国・日本の技術力と「備え」を讃え、
「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが
 間違ってはいけない。 日本の産業力は依然として偉大だ」…と述べた。
また、建築物の耐震基準の高さや緊急地震速報を「世界最先端の技術」と紹介した。

中国の各紙は、東日本大震災で大きな被害を受けながらも、
日本人が整然と行動し、街の秩序が保たれている様子を驚きをもって伝えている。
上海の新聞は、仙台市に入った記者が
「わずかに営業しているスーパーの前に住民が整然と行列をつくり、便乗値上げもない」
「停電で道路の信号が消えても、車は譲り合って走行している」と、現地ルポを掲載。
他にも「未曽有の自然災害に直面した日本人の冷静さが、深い印象を与えた」として、
背景には日ごろの地震への備えや、迅速な情報提供があったと分析。
工場の操業停止を相次いで発表した、日本企業の情報公開の姿勢も評価している。

台湾の「中華電視」では、人気女性キャスターが自ら進んで取材を希望して日本入り。
時おり涙を見せながら報道する中で、
「改めて日本人の民度の高さに触れ驚いた。
 東京では混乱する鉄道各駅でも人々が押し合うこともなく、
 みんなが非常に秩序正しい。
 さらに飛び交う噂話や根拠のない情報に惑わされることなく、
 お互いに注意を促している。」と、感動をもって、大災害時の様子を報道した。

世界が認める高い民度を持つ日本人として、襟を正し、正しい生き方を実践したい。
そして「エール」を送り続ける事。
出来る範囲で支援を継続するのが肝心。
たまたま実害がなかっただけで、同じ国に暮らす津幡町民も、震災復興の当事者なのだ。
傍観者になってはいけない。 
サポートを止めてはいけない。
復活への道は、まだ始まったばかりである。

少女達よ。
数十年は、俺達が支える。
その後の未来は、君たちの肩に掛かっているのだ。
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