
暑中お見舞い申し上げます。
盛夏の頃、いかがお過ごしでしょうか。
ここ北陸の梅雨明けは、平年並み。
台風6号も過ぎ、ようやく夏本番です。
「夏到来」を耳にし、浮き立つ心が希薄になった気がする今日この頃。
年を重ね、暑さへの抵抗力、体力が低下したからなのか。
環境が過酷になったからなのか。
いずれにしても、夏バテなどしないように心がけたいものです。
また、サングラスを新調しました。
他の季節に比べ苛烈な夏の光は、目に堪えます。
そして、一つの格言を思い起こさせてくれます。
『光が強ければ、影もまた濃くなる。』
18世紀・ドイツの詩人であり、劇作家、小説家、自然科学者、法律家、
「ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ」が遺した至言です。
人は、明るく照らされているところだけを見てしまいがちだが、
その裏に、同じ濃度の影があることを忘れてはならない。
光だけを追い求めて影の存在をないがしろにすれば、
やがて光明は失せる。
成功の裏に隠れていた、失敗の因子。
失敗の途上に落ちていた、成功の鍵。
趣味の「競艇」に例えるなら、
本線の裏に潜む、穴現出の要因。
勝敗を分けた、展開の綾。
それらは、偶然であり必然。
光と影は、いつも表裏一体。
出来事の本質を見誤らないようにしたいものです。
さて、今年添えた拙作は「笑顔で汗ばむ少女」。
暑さなど歯牙にもかけず夏を楽しめる若さは、
もう僕にはありません。
失われたモノを羨みつつ描いてみました。
しばらくは暑さが続くと思いますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
令和元年 盛夏
りくすけ
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