つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

1114日ぶりの再会。

2022年12月04日 19時00分00秒 | 賭けたり競ったり
                        
師走に入り、北陸地方の空はすっかり冬の装い。
雨天曇天が続いていた。
久しぶりに好天に恵まれた昨日(2022/12/3)、
僕は、福井県・坂井市の「三国競艇場」へ出かけた。



開催は、一般戦(最も格下のレース)の予選3日目。
普段なら本場へ足を運ぶ機会は低いと思うが、今回は別。
個人的に応援しているレーサー「毒島 誠」が出場しているからだ。
直に彼の走りを観るのは、パンデミック前のグランプリ優勝戦以来。
2019年12月22日から数えて1114日ぶりにエールを送ろうと考え訪問した。



入場口に並ぶ、福井支部若手レーサーたちの凛々しい(等身大?)パネル。
向かって左の「金田智博」選手は、わが石川県津幡町出身。
その隣「西橋奈未」選手と「為本智也」選手も石川県出身。
一番右の「今井美亜」選手が富山県出身。
福井支部には、主に北陸三県で生まれた50名余りが所属している。



場内の人手は、まあまあといったところか。

艇界の2021年度の売上は、2兆4千万円あまり。
うちネット等でのそれは1兆8千万円程度。
単純に四分の三は「本場・場外売り場に来ていない」とも言える。
便利な時代なのだが、将来の振興のためには一人でも多く来場して、
現場で賑わいを創出して欲しいし、主催側も促進の施策を打ち出して欲しい。
いち競艇ファンとして、そう考えている。

さて、肝心の「毒島」だ。
きのうは2度出走。
第3レースは3号艇、3コースから3着。
第9レースが5号艇、5コースから2着となった。





いずれのレースも「毒島」の格が最上位。
地力の差は明白だけに豪快な勝利を期待したものの、1着は取れなかった。
その要因はいくつか考えられるが、主に2つを挙げてみたい。

①最終調整の為
 詳細は割愛するが「毒島」は、長期欠場から復帰したばかり。
 今節は、いわば試合勘を取り戻す参戦という側面もある。
 10日後、大一番の年間チャンピオン決定戦が控えているのだ。
 ここでアクシデントを招いては元も子もない。
 手を抜くとは言わないが、無理をしなかった。

②不穏な流れを警戒した為
 当日は、風・波が起因と思われる違反が序盤から相次ぎ、事故も起こった。
 取り分け第5レース、地元・福井トップ級選手の落水事故は、
 水面に投げ出されてから後続艇との接触もあり、極めて危ない場面だった。
 勝負事ながら、ピットに安全第一の気運が満ちたのは想像に難くない。



先々月、広島県の「宮島競艇場」で死亡事故があった。
70年を超える歴史で33人目の犠牲者が出てしまった。
そんな記憶も生々しいだけに、選手たちの心に影を落としていて当然。
--- と思う次第である。





ともかくわが舟券はハズレ。
しかし、久しぶりに目の前で観戦出来て嬉しい限り!
勝ち切る事は出来なかったが、彼らしい“しつこい追い上げ”に胸が高鳴った。
グランプリで優勝・日本一の栄冠を掴み取り、
無事の凱旋を心から願っている!
ガンバレ!「毒島」!!
                     

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