goo blog サービス終了のお知らせ 

つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

冬将軍のお出まし。

2025年02月06日 08時08分08秒 | 自然
                        
日本列島を基点とし西に高気圧、東に低気圧がある状態。
いわゆる「西高東低の気圧配置」になると、
ユーラシア大陸(シベリア)からの乾燥した冷たい季節風が吹く。
相対的に暖かい日本海から水蒸気や熱をもらい、次第に雲が発達。
この雲が風に乗って流れ込み日本海側の各地に雪を降らせる。
今が典型的なそれだ。


<昨 2/5早朝撮影>

寒さが厳しくなると耳にする表現「冬将軍の到来」。
これは寒気の集団を擬人化したもの。
由来は19世紀初頭、フランス皇帝「ナポレオン」のロシア遠征だ。
1812年9月、40万の大軍でモスクワを占領したナポレオン軍だったが、
兵站の補給を断たれ撤退を決意。
寒冷・食糧不足・ゲリラの襲撃に悩まされる帰路、38万の兵力を失う。
遠征の大失敗はナポレオン没落の始まりとなった。
この敗北にイギリスの新聞が見出しをつける。
「ナポレオン"General Frost"(厳寒将軍)に敗北」
第二次大戦時、独ソ戦でもやはり冬将軍はナチスを退ける要因に。
--- 有名な話である。





本日(2025/02/06)北日本の日本海側から北陸にかけ断続的に雪が降る。
局所的な差異はあるだろうが、
交通機関への影響、落雪、倒木、停電などに警戒が必要。
風も強く吹雪による視界不良や、路面凍結にも気を付けなければならい。
拙ブログをご覧の皆さまの周辺はいかがだろうか?
どうかご無事で。
                        
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする