つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

Sweet Seasons.

2023年04月22日 23時00分00秒 | 日記
                     
今回は、最初に歌を一つ取り上げてみたい。

Sometimes you win, sometimes you lose
And most times you choose between the two
Wonderin', wonderin' if you have made it
(But) I'll have some kids and make my plans
(And) I'll watch the seasons running away
And I'll build me a life in the open, a life in the country

人生は勝つ時もあれば 負ける時もある
うまくいったかどうか気にかけ振り返りながら白黒つけたがるのが世の常
でも私は生まれてくる子供たちのことや この先の未来について考えるわ
そして季節の移ろいを感じながら
豊かに開けた人生、豊かな自然に抱かれた暮らしを想うようにしている

I'm Talkin' 'bout sweet seasons on my mind
Sure does appeal to me
You know we can get there easily
Just like a sailboat sailin' on the sea
Talkin' 'bout sweet seasons ......

私が言っているのは心に浮かぶ「素晴らしい季節」のこと
誰もがそこへ惹きつけられてゆくわ
海風を帆に受けて進む舟のように
この曲は 心の中にある「素晴らしい季節」について歌っているの

Carole King - Sweet Seasons/意訳-りくすけ



70年代アメリカの女性シンガーソングライターを代表する「キャロル・キング」。
彼女が最初の夫「ジェリー・ゴフィン」と共に手掛けたヒットソングは多い。
「シュレルズ」の「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」。
「リトル・エヴァ」の「ロコモーション」。
「アレサ・フランクリン」の「ナチュラル・ウーマン」などは、
今やスタンダードナンバーと言っていいかもしれない。
自身が歌う秀作・名曲も数多いが、
個人的に好きなナンバーの1つは「スウィート・シーズンズ」だ。

僕の心の中にある「素晴らしい季節」は、2つに大別されるかもしれない。
1つはちょうど今時分--- 春から初夏にかけて。





ほんの2カ月前まで冬枯れていた樹々の枝に萌え出づる若葉。
鮮やかな色を誇るかのように開く花々。
「立夏」(2023/05/06)まではまだしばらく間があるが、
柔らかく暖かな雨が田畑を潤す「穀雨」(2023/04/20)はつい先日過ぎたばかり。
実に穏やかでいい季節だと思う。

もう一つは年を重ねたせいか、ついつい過去を振り返ってしまう。



現在6月25日(日)まで「津幡ふるさと歴史館 れきしる」にて、
春の民俗資料展「時を知る」が開催中。
昨年も同時期に行われていた。
期間中に「時の記念日(6/10)」を迎えるからだろう。
展示スペースに並ぶ時を告げる機械の中で、目に留まった1台があった。



令和4年(2023年)3月に閉園した「つばた幼稚園」にあった掛け時計。
平成9年(1997年)2月から園児たちをずっと見守り役目を終えた時計。
僕は、コイツを眺めてある種の感慨を覚えてしまったのである。
時代はかけ離れているが、まだ幼かった当時の自分を思い出し、
そう言えば、あの頃も「Sweet Seasons」だったな--- と。



「れきしる」から外に出ると、かわいい後輩たちが池の鯉を見て歓声を上げていた。
彼らは「素晴らしい季節」の真っ只中にいる。
                            
コメント
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