ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載、第四十一弾は「X星人」。

木星の13番衛星・「X星」に住む知的生命体。
外見は総じて地球人と類似しているが、女は皆、同じ顔。
男は皆、細いサングラスのような物を装着。
独特の特徴によって我々と一線を画している。
また、社会体系も異なる。
全体が「統制官」と呼ばれる1人の男によって統治され、
恋愛も結婚も、行動を決定するのは電子計算機(コンピューター)。
…統率のとれた蟻(アリ)や蜂(ハチ)の生態を思わせる薄気味悪い関係性。
創造主が、創造物(機械・情報技術)に支配された空恐ろしい設定。
昭和40年(1965年)に公開された、東宝映画「ゴジラ」シリーズ6作目、
「怪獣大戦争」に登場する「X星人」は、充分にミステリアスだった。
地球侵略を目論む彼らは策を講じて地球怪獣、ゴジラとラドンをまんまと手に入れ
キングギドラを加えた強力な布陣で、攻撃を仕掛ける。
しかし、ある種の音波が「X星人」の弱点だと突き止めた地球側は、反転攻勢。
怪獣たちを操る誘導電波を妨害する事にも成功。
辛くも難を逃れたのだった…。
エンターテイメントの視点から言えば、コスチュームや宇宙船内部のデザイン、
「伊福部 昭(いふくべ・あきら)」作曲の「怪獣大戦争マーチ」がカッコいい。
そして、女星人役「水野 久美(みずの・くみ)」が好きだった。
彼女は、他にも「マタンゴ」、「フランケンシュタイン対地底怪獣」、
「サンダ対ガイラ」、「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」など、
東宝の怪奇・怪獣映画の常連である。
その妖艶な姿は、異質の存在感。
パニックや狂乱があふれた銀幕に咲く一輪の花だった。
不定期イラスト連載、第四十一弾は「X星人」。

木星の13番衛星・「X星」に住む知的生命体。
外見は総じて地球人と類似しているが、女は皆、同じ顔。
男は皆、細いサングラスのような物を装着。
独特の特徴によって我々と一線を画している。
また、社会体系も異なる。
全体が「統制官」と呼ばれる1人の男によって統治され、
恋愛も結婚も、行動を決定するのは電子計算機(コンピューター)。
…統率のとれた蟻(アリ)や蜂(ハチ)の生態を思わせる薄気味悪い関係性。
創造主が、創造物(機械・情報技術)に支配された空恐ろしい設定。
昭和40年(1965年)に公開された、東宝映画「ゴジラ」シリーズ6作目、
「怪獣大戦争」に登場する「X星人」は、充分にミステリアスだった。
地球侵略を目論む彼らは策を講じて地球怪獣、ゴジラとラドンをまんまと手に入れ
キングギドラを加えた強力な布陣で、攻撃を仕掛ける。
しかし、ある種の音波が「X星人」の弱点だと突き止めた地球側は、反転攻勢。
怪獣たちを操る誘導電波を妨害する事にも成功。
辛くも難を逃れたのだった…。
エンターテイメントの視点から言えば、コスチュームや宇宙船内部のデザイン、
「伊福部 昭(いふくべ・あきら)」作曲の「怪獣大戦争マーチ」がカッコいい。
そして、女星人役「水野 久美(みずの・くみ)」が好きだった。
彼女は、他にも「マタンゴ」、「フランケンシュタイン対地底怪獣」、
「サンダ対ガイラ」、「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」など、
東宝の怪奇・怪獣映画の常連である。
その妖艶な姿は、異質の存在感。
パニックや狂乱があふれた銀幕に咲く一輪の花だった。