つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

Fire is a good servant but a bad master.

2016年12月23日 21時12分19秒 | 日記
年の瀬に、大変なニュースが飛び込んできた。
糸魚川大火30時間ぶり鎮火=延焼150棟、4万平方メートル―警察、消防実況見分
糸魚川大火だ。

第一報を耳にした時、すぐに「風が災いしたな」と思い当たる。
ちょうど石川県も強い風が吹いていた。
同じ日本海側、同じ北陸だけに、似た気象状況だとしても不思議はない。
出火の原因、延焼の拡大要因などの詳細はこれから明らかになるだろうが、
これは対岸の火事ではない。
昔から大火に風は付き物。
荒天に見舞われる冬は、火の用心が肝心である。

あちこちに掲出された火災予防啓蒙ポスターは、
女性新人タレントを起用するのが通例化。
可愛らしい笑顔が、心を和ませてくれる存在だが、
改めて、そのメッセージも心に留めておこう。

炎は、人の営みのパートナーだ。
灯りや熱源、エネルギーとして様々な局面で勤勉に働く。
しかし、度を過ぎると、それは途端に暴君へと変貌する。
「風の谷のナウシカ」で「城オジ」も言っていた。
多すぎる火は何も生みはせん。
 火は一日で森を灰にするが、水と風は100年かけて森を育てる。

…その通りだ。

幸いにして、僕が生まれてこの方、津幡町での大規模な火事の記憶はない。
しかし、町の観光ガイドHPを紐解くと幾つかの案内に、
江戸期~明治にかけ大火があったという記述が見て取れる。
消火設備が貧弱だった頃の話と侮ってはいけない。
現代でも、十分に怖ろしいのである。

津幡町消防本部では、日夜、訓練に余念がない。
普段から不断の心がけも大切だ。
油断大敵である。
コメント
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