つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町がエコだった昭和。

2013年03月25日 22時27分15秒 | これは昭和と言えるだろう。
「今日の一枚」は、ヤマト運輸の「自転車便」。
ファミリーマート津幡加賀爪店前で撮影した。

運搬にあたってCO2を排出しないようにと導入されたアイテムは、
企業の環境保護活動の一端。
よく見れば、電動自転車だ。
引っ張るリヤカーには、最大100kgまで積載可能。
中には、クール便に対応した保冷ケースまでセットされている。
こうした取り組みは、同社のキャラクターにかけて
「ネコロジー」と呼ばれているらしい。

思い返してみれば、僕が子供の頃は、今で言うエコが日常だった。
涼を取るのはクーラーよりも、団扇や扇子。
冷蔵庫の主役は、氷を使って冷やすアイスボックス。
夏のスイカは、縄で縛って井戸水に漬け、
ビールは桶や「タライ」に水を張って冷やした。
その「タライ」は、洗濯に行水にと大活躍。
使い捨てとは無縁のキャリーバッグ「風呂敷」。
エネルギーがいらない部分暖房「湯たんぽ」。
天然素材100%の炊事道具「ヘチマ」等々…。
エネルギーの消費量が少なく、自然との距離が近い世の中だった。

平成は、昭和に比べ便利になった代わりに失くしたモノも沢山あるはず。
例えば、時間と空間にあった「余白」や「ゆとり」がそれ。 
過去には戻れないし、戻る必要もない。
しかし、昔から学ぶことは少なくない。
コメント
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