窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・トップ 10  ランキング、やっぱり日本では一般人の放射線許容量は50m・Svでした!!

2011-04-03 04:49:31 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第11週( 3月14日~20日)・4つの県が警報、27の県が注意報レベル継続。      
 ・第12週( 3月21日~27日)・1つの県が警報、25の県が注意報レベル継続。            
 ・第13週( 3月28日~ 3日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第23週~24週(6月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
   A(H1)pdm     55    43    30    23    23     7
   A(H3)         30    48    50    52    49    51
   B             15    14    20    25    28    42

 第12週は新型は激減でした。

 新型が7%で、A香港型は51%にほぼ横ばいです。

 B型は急増して42%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     61
   A(H3)         31
   B              8

 ・定点状況推移(人)
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
  2011年定点データ 16.35 15.75 13.85 16.81 17.25 12.33

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第10週( 3月 7日~13日)    16.81人    79174人     68万人
 ・第11週( 3月14日~20日)    17.25人    82523人     74万人
 ・第12週( 3月21日~27日)    12.33人    59690人    (53万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・ 3日                      2.61人              10.7万人
  ・第13週( 3月28日~ 3日)    18.23人    85875人   54.7万人

 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            3月13日      3月20日      3月27日

     1      山口          山口          大分
     2      大分          大分          山口
     3      愛知          愛知          広島
     4      三重          岐阜          福岡
     5      岐阜          福岡          山梨
     6      福岡          三重          石川
     7      富山          広島          岐阜
     8      広島          石川          長野 
     9      長野          山梨          宮崎
    10      埼玉          長野          北海道
            
・コメント

 1位  大分   32.84人        
 2位  山口   27.76人         
 3位  広島   21.92人         
  ・・・
 10位 北海道  17.96人          

 1位は大分で2位から上昇です。

 2位は山口で1位から後退です。

 3位の広島は7位から上昇です。


 1位の大分のみ定点30人超えで、警報発令レベルです。

 2位から26位までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。

 27位から47位までは定点10人を切りました。


 福岡、山口、大分、岐阜、広島、長野の6県がご常連です。

 これはまえの週よりも2県の減少です。

 暖かな地方が上位を占める中での北海道の再登場は驚きですね。

・高位エリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して15位以内)

         10週          11週          12週 

北海道エリア ーーー        ーーー           ーーー

東北エリア  ーーー         ーーー          ーーー

関東エリア 埼玉、神奈川     埼玉、          埼玉、 

甲信エリア  長野         長野           長野、山梨  

北陸エリア  富山、石川      富山、石川      石川

東海エリア  愛知、三重、岐阜  愛知、三重、岐阜  愛知、三重、岐阜

近畿エリア  ーーー        ーーー           ーーー

中国エリア  山口、岡山、広島  山口、岡山、広島  山口、岡山、広島 

四国エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

九州エリア  福岡、大分      福岡、大分      福岡、大分          、         

沖縄エリア  ーーー         ーーー           ーーー

合計      13県          12県          12県

         10週          11週          12週 

コメント

高位エリアは前回と同数の12県です。

山梨が入り、富山が抜けました。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

原子力事故レベルではレベル6相当・・・・アメリカ シンクタンクの評価(3.16現)

日本の原子力保安院の評価ではレベル5です。(3・18現)

ちなみに、スリーマイル事故はレベル5、チェルノブイリ事故はレベル7(最悪)

・・4月 2日状況・・

1~3号機で高濃度の放射能汚染水の流出が確認され、特に2号機は異常に
高い数値(測定限界超え)の模様。

1,2,3,5,6号機近傍の地下水が放射能汚染されているのが確認された。

コメント

原子炉を停止させるのに電気が必要というのは、基本的に設計が間違っています。

通常の場合は自動停止装置で電気を使って止めるのはいいのです。

ただ、非常用にメカニカル ストップができなければいけません。

車で言うと、サイドブレーキに相当します。

人力でも重力でもゼンマイ仕掛けでもかまいませんが、そういう装置がないのは
基本的にだめですね。

安全ではないということです。

その事を了解しているか否か、これは非常に大きな差を生みますよ、東電さん。

・・放射線状況

・・・原発北西20km地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   
16日午後??時 ・・・(276μ・Sv/H)        
 以下、すべて北西20km地点
                     21日・・・(159μ・Sv/H)
17日・・・(247μ・Sv/H)     22日・・・(143μ・Sv/H)
18日・・・(221μ・Sv/H)     23日・・・(128μ・Sv/H)       
19日・・・(198μ・Sv/H)     24日・・・106μ・Sv/H
20日・・・(178μ・Sv/H)     25日・・・92.5μ・Sv/H

26日・・・82.0μ・Sv/H
27日・・・87.0μ・Sv/H
28日・・・77.6μ・Sv/H
29日・・・73.5μ・Sv/H
30日・・・59.3μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

31日予測値・・52.9μ・Sv/H  実測55.6μ・Sv  予測誤差 -4.9%
 1日予測値・・47.4μ・Sv/H  実測70.9μ・Sv  予測誤差ー33.1%
 2日予測値・・64.3μ・Sv/H
 3日予測値・・58.2μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km地点での15日15時からの推定累積放射線量

2日終了時点   最大推定値・・・63563μ・Sv (63.6m・Sv)

さあ大変。

3月26日終了時点で、内側20km地点での被ばく量が避難基準の50m・Sv
を超えていました!!

保安院さん、25kmあたりまで避難範囲を広げなくて大丈夫ですか?


・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM????・・・(147μ・Sv/H)   
16日午後??時 ・・・80μ・Sv/H         

                   21日・・・90μ・Sv/H
17日・・・167μ・Sv/H     22日・・・75μ・Sv/H
18日・・・150μ・Sv/H     23日・・・75μ・Sv/H       
19日・・・136μ・Sv/H     24日・・・66μ・Sv/H
20日・・・110μ・Sv/H     25日・・・58μ・Sv/H

26日・・・ 49μ・Sv/H
27日・・・ 50μ・Sv/H
28日・・・ 45μ・Sv/H
29日・・・ 43μ・Sv/H
30日・・・ 41.6μ・Sv/H

31日予測値・・34.4μ・Sv/H  実測38.0μ・Sv  予測誤差-9.5%
 1日予測値・・31.2μ・Sv/H  実測34.5μ・Sv  予測誤差ー9.6%
 2日予測値・・31.5μ・Sv/H
 3日予測値・・29.5μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定累積放射線量

2日終了時点   最大推定値・・・33471μ・Sv (33.5m・Sv)

次はいよいよ原発で作業しなくてはいけなくなりましたよ、菅さん。

一般住民の我々が何で「原発で作業する方と同じリスク」を背負わなくては
いけないのか、まったく分かりませんがね。


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H        21日・・・7.3μ・Sv/H 
16日・・・20μ・Sv/H        22日・・・(6.7μ・Sv/H)
17日・・・13μ・Sv/H        23日・・・6.1μ・Sv/H     
18日・・・11μ・Sv/H        24日・・・5.4μ・Sv/H 
19日・・・9.5μ・Sv/H       25日・・・4.9μ・Sv/H     
20日・・・9μ・Sv/H         26日・・・4.0μ・Sv/H     

27日・・・3.9μ・Sv/H     
28日・・・3.8μ・Sv/H     
29日・・・3.4μ・Sv/H     
30日・・・3.3μ・Sv/H     

31日予測値・・2.5μ・Sv/H  実測2.9μ・Sv  予測誤差 ー7%
 1日予測値・・2.7μ・Sv/H  実測2.9μ・Sv  予測誤差ー6.9%  
 2日予測値・・2.65μ・Sv/H  実測2.75μ・Sv  予測誤差ー3.6%  
 3日予測値・・2.55μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量

2日終了時点   累積での推定値・・・3454μ・Sv (3.5m・Sv)

ただいま世界平均の自然放射能の2.4m・Svを超えて上昇中です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様。
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市の2日現在での被ばく量は3.5m・Sv

日本政府ご用達のCT装置は6.9m・Sv/1回 (枝野さんご推奨)
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
窓際日記想定・・日本の一般人は10~16m・Sv(原子力委員会指標より推定)
           (この件、詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)
自衛隊員で20m・Sv
ICRP勧告では当面20m・Svまで許容
消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・2日現在での北西30km超え地点の被ばく量33.5m・Sv

原発作業員は通常は50m・Sv
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
保安院と原安委の本音は「一般人でも50m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は3月31日の記事を参照願います。)

・・2日現在での北西20km地点の被ばく量63.6m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。

コメント

地震発生以降の注目点の時系列まとめです。

11日・・地震発生、原発トラブル発生

12日・・原発事故に発展

  ・・・

19日・・保安院、「1m・Svは基準ではなく、努力目標」と発表

21日・・窓際日記、注意情報をブログに掲載始める

22日・・アメリカエネルギー省、上空からの測定結果公表
     原発から北西~46kmぐらいに放射能レベルの高いバンド状のエリア確認

23日・・原子力安全委員会、放射能拡散濃度の計算結果公表(SPEEDI)
     原発北西方向に放射能が集中的に流れているのが確認された

25日・・原安委の斑目委員長さん、自主避難と非難エリア見直しの勧告
     枝野さん、自主避難の推奨と避難準備を各自治体に指示

    ・文科省、北西30km地点での1日の放射線量が年間許容基準値
     1.0m・Svを超えていると発表

26日・・ICRP(国際放射線防護委員会)が日本政府に勧告
     「一般人の年間許容量、1~20m・Svの間で妥当な数値に変更したら?」

30日・・米原子力規制委員長のヤツコさん、「32kmの外は安全」と議会証言

31日・・IAEA、日本政府に「飯館村は避難させたら。」の忠告
    ・・保安院さん、IAEAの忠告に「日本の一般人の許容量は50m・Svで、まだ
      避難までには余裕がある。」と、つい本音の反論。(詳細は31日ブログに)

PPS

・・注意情報・・

原発から114号線沿い、北西30km~32km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。

官邸発表の資料を参照願います。

Yahooのトップページに官邸へのリンクがあり、そこから資料にアクセスできます。


もうすでに実質での累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えています。
(この件、詳細は3月28日の記事を参照願います。)

国が決めた半径30kmというのは、単なる想定で計算したものにすぎません。

現実は放射能は同心円状に拡散せずに、ホットスポットを離れた場所に作ります。

ですので、この付近の住民の方は退避されるのが妥当かと思われます。


30日には米原子力規制委員長のヤツコさんが「32km離れれば安全」と議会で
証言しています。

32km以上は安全かどうかは疑問が残りますが、少なくとも32kmは離れた方が
よさそうですよ。

この点については、ヤツコさんと窓際日記の意見は一致しますね。


窓際日記の推定ですと、2日現在で避難及び屋内退避の距離は次の通りです。

避難・・・25Km以内

屋内退避・・50km以内

いずれの数値も原発爆発以後の野外での積算放射線量で50m・Sv~避難、
10m・Sv~屋内退避という条件での推定です。

御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ御指定の80km地点では2日現在で1.3m・Svになります。

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