窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・岐阜は第47週、長野は第52週がピーク。

2009-10-31 01:01:32 | Weblog
 日本全国47都道府県のうち、現状トップ10に入ってきている県は、人口密集地を
 もつ県がおおく、そのためにトップ10の県の合計人口が日本の人口の過半数に
 達しています。

 そして、残りの半分弱の人口がトップ10以外の37都道府県の合計になります。

 ・定点あたり報告数の順位

           10月4日       10月11日      10月18日

     1      北海道         北海道         北海道
     2      福岡          愛知          愛知
     3      沖縄          福岡          福岡
     4      愛知          神奈川         神奈川
     5      東京          沖縄          大阪
     6      兵庫          東京          埼玉
     7      大阪          大阪          東京
     8      埼玉          兵庫          兵庫 
     9      神奈川         埼玉          沖縄
    10      千葉          千葉          秋田
    22                                岐阜
    43                                長野


 今回、トップ10の県の動きだけでは日本全体の動きがつかめませんので、
 感染順位22位の岐阜と43位の長野の予報も追加してピーク状況をまとめました。

・流行ピークの予報と確定値
                                           累積感染者
                  予報       確定      誤差    100人中人
 沖縄  初回ピーク     なし      第34週     ーーー     5.4人
     2回目ピーク    第42週
 北海道            第43週
 東京              第47週
 大阪             第46週
 岐阜             第47週
 長野             第52週

 日本全体          第46週


                    ピーク到達時の定点あたり患者数
           感染倍率       予報        確定      誤差(%) 
 北海道       1.66       79.03
 東京        1.28       95.46
 大阪        1.34       61.48
 岐阜        1.36       58.29            
 長野        1.24       48.85         

 日本全体     1.33       41.86


沖縄の2回目ピークの第42週(多分、まだ未確認ですが、、、。)から長野の
第52週まで、なんと10週間もピークを迎えるタイミングに幅があります。

といっても、日本全体のピークは第46週にありますので、それを過ぎると
急速に週当たりの感染者数は減りますが、完全終息までには
「長く尾を引く」ということになりそうです。

それから、各県のピークの到達タイミングがずれてきますので、各県で迎える
ピーク時の高さは日本の平均ピークの高さよりも高くなりそうです。


以上が、これから迎えることになるであろうピークの概況予報になります。


沖縄、北海道を除いてこれから日本各地がピーク本番を迎えることになります。

ウイルス君との戦いは、ワクチン遅れの熾烈なものになりつつありますので
体調管理には十分に気をつけたいものです。


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新型インフルエンザ・未成年者100人に19人が感染

2009-10-30 01:16:15 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人
 ・第39週(9月21日~27日)     4.25人     20365人     24万人
 ・第40週(9月28日~10月4日)  6.40人     30765人     33万人
 ・第41週(10月5日~11日)    12.92人     61583人     64万人
 ・第42週(10月12日~18日)  17.65人      84976人     83万人

 ・感染倍率     1.33倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第43週(10月19日~25日)  24.00人    119332人    123.6万人

  ・30日                  4.40人              22.7万人
  ・31日                   4.52人              23.3万人

  ・第44週(10月26日~11月1日)29.96人   148408人    154.2万人
  ・第45週(11月2日~11月8日) 35.91人   177901人    184.8万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  547.5万人   100人中4.3人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・累積患者数の予報。
  ・第44週(11月1日)                 594.6万人  100人中4.7人
  ・第45週(11月8日)                 779.4万人  100人中6.1人

・流行ピークの予報と確定値
                                           累積感染者
                  予報       確定      誤差    100人中人
 沖縄  初回ピーク     なし      第34週             5.4人
     2回目ピーク    第42週
 北海道            第43週
 東京              第47週
 大阪             第46週

 日本全体          第46週

・入院状況
 ・入院          3746人(10月27日現在)     入院率   0.078%
 ・重症化          259人(10月27日現在)    重症化率  0.0054%
 ・死亡(含む疑い例)    37人(10月29日現在)     死亡率   0.00071%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)     3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)    3.83人    4.95人    -22.8%    
 ・第39週(9月21日~27日)    6.64人    4.25人    +53.0%    
 ・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人    6.40人    -21.7%    
 ・第41週(10月5日~11日)    7.66人   12.92人    -41.6%    
 ・第42週(10月12日~18日) 19.12人   17.65人    +5.5%    

 第41週の定点合計報告数は84976人で、窓際日記予報は89681人でした。

 今回の予報誤差は+5.5%になります。

 今までの平均予想誤差は±24.8%です。


 本日は22.7万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で4271人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は145万人程です。


 感染総数547.5人で、全人口の100人に4.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は462.6万人で、100人に19人が感染したことになります。


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新型インフルエンザ・東京は第47週、大阪は第46週がピーク。

2009-10-29 02:13:11 | Weblog
・東京の現状と予報
                 確定         予報         予報
                10月18日      10月25日     11月 1日
 定点あたり         22.20        29.75       39.72
 東京推計値         7.2万人       9.7万人     13.0万人         
 累積患者数        28.1万人      37.8万人     50.8万人
 100人あたり        2.2人         2.9人        3.9人                

 感染倍率 1.28倍

 日本全体の感染倍率が1.33倍ですので、東京はすこしごゆっくりというところです。


 18日時点で未成年者の100人に9.4人が感染しました。

 1日には100人に16.6人の感染になります。

 現状の状況ですと、東京のピークは第47週となり、日本全体より少し遅れそうです。


・大阪の現状と予報です。
                 確定         予報         予報
               10月18日      10月25日      11月 1日
 定点あたり         23.25       30.86        43.56
 大阪推計値         8.0万人     10.6万人      14.9万人         
 累積患者数        30.3万人     40.8万人      55.7万人
 100人あたり        3.4人         4.6人        6.3人                

 感染倍率 1.34倍

 
 18日時点で未成年者の100人に14.5人が感染しました。

 1日には100人に26.9人の感染になります。

 現状の状況ですと、大阪のピークは第46週となり、日本全体とほぼ同時ですね。


・流行ピークの経緯と予報
                                          累積感染者
                  予報       確定     誤差    100人中人
沖縄  初回ピーク       なし      第34週            5.4人
    2回目ピーク      第42週
北海道              第43週
東京                第47週
大阪               第46週

日本全体            第46週


さてさて、どうなりますかねえ。



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新型インフルエンザ・沖縄は未成年の過半数が感染。

2009-10-28 01:37:44 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人
 ・第39週(9月21日~27日)     4.25人     20365人     24万人
 ・第40週(9月28日~10月4日)  6.40人     30765人     33万人
 ・第41週(10月5日~11日)    12.92人     61583人     64万人
 ・第42週(10月12日~18日)  17.65人      84976人     83万人

 ・感染倍率     1.33倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第43週(10月19日~25日)  24.00人    119332人    123.6万人

  ・28日                  4.16人              21.4万人
  ・29日                   4.28人              22.0万人

  ・第44週(10月26日~11月1日)29.96人   148408人    154.2万人
  ・第45週(11月2日~11月8日) 35.91人   177901人    184.8万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  502.8万人   100人中4.0人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・累積患者数の予報。
  ・第44週(11月1日)                 594.6万人  100人中4.7人
  ・第45週(11月8日)                 779.4万人  100人中6.1人

・ピーク到達予報    第45週~47週

・入院状況
 ・入院          2755人(10月20日現在)     入院率   0.076%
 ・重症化          198人(10月20日現在)    重症化率  0.0054%
 ・死亡(含む疑い例)    35人(10月26日現在)     死亡率   0.00076%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)     3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)    3.83人    4.95人    -22.8%    
 ・第39週(9月21日~27日)    6.64人    4.25人    +53.0%    
 ・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人    6.40人    -21.7%    
 ・第41週(10月5日~11日)    7.66人   12.92人    -41.6%    
 ・第42週(10月12日~18日) 19.12人   17.65人    +5.5%    

 第41週の定点合計報告数は84976人で、窓際日記予報は89681人でした。

 今回の予報誤差は+5.5%になります。

 今までの平均予想誤差は±24.8%です。


 本日は21.4万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で3821人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は137万人程です。

 感染総数500万人超えで、100人中4.0人が感染したことになります。


 入院率が0.076%で死亡率が0.00076%になりました。

 日本では現状、100人の方の入院で1人の方がなくなります。

 アメリカのCDCによると、2万人の入院で1000人の死亡とのこと。

 100人の入院で5人の方がなくなりますが、日本の5倍の多さです。

 いつもいつも同じ話ですみませんが、どういう理由で日本はいいのでしょうねえ。

 蛇足ながら、このところ日本の死亡率は低下の一途をたどっております。



・沖縄の状況(第42週)

 第41週から再上昇に転じた沖縄はどうやらツインピークになりそうですね。

 定点あたり       22.05人
 沖縄推計値      1.4万人         
 累積患者数      17.2万人    100人に12.4人に相当 
(第28週以降の合計です。)      

 未成年患者数     14.0万人    100人に53.0人に相当

 沖縄ではついに未成年の過半数が感染者になりました。

 今日現在では、もっと状況は悪化していますよ、長妻さん。

 鳩山さん。沖縄は基地問題だけじゃないですぜ。

 「ワクチン早くして。」という子供たちの声が聞こえないようでは、「友愛」が泣きますよ。


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新型インフルエンザ・北海道のピークは第43週。

2009-10-27 00:54:09 | Weblog
・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。

 ・定点あたり報告数の順位

           10月4日       10月11日      10月18日

     1      北海道         北海道         北海道
     2      福岡          愛知          愛知
     3      沖縄          福岡          福岡
     4      愛知          神奈川         神奈川
     5      東京          沖縄          大阪
     6      兵庫          東京          埼玉
     7      大阪          大阪          東京
     8      埼玉          兵庫          兵庫 
     9      神奈川         埼玉          沖縄
    10      千葉          千葉          秋田

 全国推計値    33万人        64万人        83万人         

・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)         481.4万人
  (第28週以降の合計です。)      


・コメント

 トップ4の順位は、先週と同じです。

 秋田がトップ10入りし、千葉がはずれました。

 沖縄が順当に順位を下げて、9位になりました。

 北海道、愛知、福岡、沖縄、東京、兵庫、大阪、埼玉、神奈川はご常連です。

 ご常連が相変わらず9割を占めています。


・北海道の現状と予報
                 確定         確定         予報
                10月11日      10月18日     10月25日
 定点あたり        38.96       57.93        79.03
 北海道推計値      10.0万人     14.9万人      20.3万人         

 累積患者数        21.5万人     36.3万人      56.6万人
(北海道推計値。第28週以降の合計です。)      


18日にはすでに100人に6.5人の方が感染、発症しています。

10月25日には100人に10.1人の患者数です。


沖縄のピークは定点あたり46.31人でしたが、北海道は57.93人で18日には
沖縄を超えました。

25日には人口の10%が感染し、厚生省シナリオのピーク点になります。


しかも25日時点で、19歳以下の若年層の43%が感染・発症になります。

そして次の第44週には、若年層の過半数が感染者となりますので、
ワクチン接種が実際に始まる頃には、若年層の対象者の内かなりの方が
すでに感染終了になっています。


北海道は、若年層へのワクチン接種を急がないと、接種する意味が
なくなりそうですよ、長妻さん。

小児科学会の人もそう言ってるじゃないですか。


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新型インフルエンザ・流行のピークは第46週。

2009-10-26 01:52:41 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人
 ・第39週(9月21日~27日)     4.25人     20365人     24万人
 ・第40週(9月28日~10月4日)  6.40人     30765人     33万人
 ・第41週(10月5日~11日)    12.92人     61583人     64万人
 ・第42週(10月12日~18日)  17.65人    (87430)人    83万人

 ・感染倍率     1.54倍 ー> 1.33倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第43週(10月19日~25日)  24.00人    119332人    123.6万人

  ・26日                  3.92人              20.2万人
  ・27日                   4.04人              20.8万人

  ・第44週(10月26日~11月1日)29.96人   148408人    154.2万人
  ・第45週(11月2日~11月8日) 35.91人   177901人    184.8万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  460.6万人   100人中3.6人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・累積患者数の予報。
  ・第44週(11月1日)                 594.6万人  100人中4.7人
  ・第45週(11月8日)                 779.4万人  100人中6.1人

・ピーク到達予報
  ・第45週~47週

・入院状況
 ・入院          2755人(10月20日現在)     入院率   0.076%
 ・重症化          198人(10月20日現在)    重症化率  0.0054%
 ・死亡(含む疑い例)    32人(10月23日現在)     死亡率   0.00080%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)     3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)    3.83人    4.95人    -22.8%    
 ・第39週(9月21日~27日)    6.64人    4.25人    +53.0%    
 ・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人    6.40人    -21.7%    
 ・第41週(10月5日~11日)    7.66人   12.92人    -41.6%    
 ・第42週(10月12日~18日) 19.12人   17.65人    +2.6%    

 第41週の定点合計報告数は(87430)人で、窓際日記予報は89681人でした。

 今回の予報誤差は+2.6%になります。

 今までの平均予想誤差は±24.8%です。


 本日は20.2万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で3500人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は128万人程です。

 感染総数400万人超えで、100人中3.6人が感染したことになります。


 感染倍率が1.54倍から1.33倍に減少しました。

 多分、1.54倍が今回流行の感染倍率としての最大値と思われます。


 このままの状況の推移ですと、、今回の流行のピークは、第45週から
 第47週あたりになりそうです。

 残念ながら大部分の方は、ワクチンで免疫を獲得する前に、
 流行のピークを迎えることになりました。

 本来のワクチン接種のタイミングからすれば、あきらかに「遅い」訳です。


 次回の新型インフルエンザの時には、もう少し「マシ」な状況になっていると
 いいですねえ、長妻さん。

 政府のおおいなる努力を期待したいところです。


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新型インフルエンザのワクチンは安全か???

2009-10-25 00:39:20 | Weblog
厚生省の発表によると、22112人の医療従事者の接種に対して、入院レベルの
重い副作用が4件あったとのこと。

この件数が当初の予想範囲かどうかを検証します。


10月4日までの新型インフルエンザの感染者数が累積で170万人、
6日までの入院数が累積で1615人です。

このまま、感染者数で入院数を割って入院率を出すと、0.095%となります。

他方、今回のワクチン調査では入院レベルの副作用率0.018%です。

ワクチンが5.3倍、感染するよりも安全ということになりますか。

但しこの計算は、年齢層を考慮していません。


医療従事者は20歳から59歳の年齢に属する、健康な成人層ですので
年齢層を合わせて再度感染した場合の計算をします。

10月4日までの20歳から59歳の感染者累計  29.3万人
                    入院者数累計   172人
                    入院率       0.059%

今度は少し入院率が小さくなり、ワクチンが3.3倍、安全ということになります。

ただし、成人の入院者のかなりの方が基礎疾患を持っていたということですので、
上記の比較でもまだワクチンの安全性は甘めに評価されています。


当初は「重い副作用」はインフルエンザに感染するよりも66倍程度安全であるという
読みでした。(詳細は10月3日の内容参照)

66倍の読みが3.3倍では安全率が20分の1になってしまいましたね。


さて、それでは3.3倍の安全率は、当初の予想範囲ないかどうかということですが、
これは季節性インフルのワクチンの厚生省発表の実績との比較で検討できます。

2008年実績
接種した人        4900万人
副作用のあった人     121人
副作用率        0.00025%


新型インフル・ワクチンの「副作用率」が0.018%ですから
季節性インフル・ワクチンの73倍、「危険」ということになりますね。

今回のワクチンの作り方は、「ほとんど季節性ワクチンと変わらないので、安全性は
季節性インフル・ワクチン並」という厚生省の主張は成立していませんね。

新型インフル・ワクチンの安全性には重大な疑問が発生した事になります。

感染する場合に比較して3.3倍しか安全でないようなワクチンは「レッドカード」物の
とんでもないものですよね。


医療従事者100万人への接種が始まっていますが、当然追加調査しますよね、
長妻さん。

出来の悪い「ワクチン」なぞは、「タダでも打つのはイヤ」ですから。



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新型インフルエンザ・現状の入院リスクと重症化リスク

2009-10-24 00:54:35 | Weblog
10月20日時点での資料による入院相対リスクと重症化相対リスクをまとめました。

6日時点の値からの変化の様子も示します。


・10月20日までの入院率まとめ
                
                    10月20日までの  対人口比
 年齢別     人口  構成比   入院患者     入院率   入院相対リスク                                
           (万人)   (%)     (人)  (百万人中人)      (倍)  
  0-9    1165     9    1602     138.0     27.6
 10-19   1268    10     729      57.5     11.5
 20-39   3456    27     136       3.94     0.8
 40-59   3520    28     121       3.44     0.7
 60-     3352    26     167       4.98     1.0  

 合計     12761   100    2755             


入院相対リスクの経時変化

 年齢別         10月6日        10月20日                                
  0-9          20.1          27.6
 10-19          8.9          11.5
 20-39          0.7           0.8
 40-59          0.6           0.7
 60-            1.0           1.0  


6日から2週間でより若年層の相対リスクが増大しています。

青年、中年層と高齢者層では多少の差異はあるものの、ほぼ同一のグループと
見なしても問題なさそうですね。


・10月20日までの重症化率まとめ
                
                    10月20日までの  対人口比
 年齢別     人口  構成比  重症化患者    重症化率  重症化相対リスク                                
           (万人)   (%)     (人)  (百万人中人)      (倍)  
  0-9    1165     9    109        4.55     24.1
 10-19   1268    10     48        3.78      9.8
 20-39   3456    27     14        0.405     1.0
 40-59   3520    28     14        0.398     1.0
 60-     3352    26     13        0.389     1.0  

 合計     12761   100    198             


重症化相対リスクの経時変化

 年齢別         10月6日        10月20日                                
  0-9          19.1          24.1
 10-19          8.3           9.8
 20-39          0.8           1.0
 40-59          1.3           1.0
 60-            1.0           1.0  


重症化相対リスクも入院相対リスクと全く同じように動いています。

20代以上の重症化相対リスクは、ほとんど同じ値に収束していますね。


これらのまとめを見ると、新型インフルエンザが若年層のインフルエンザであることが
よく分かります。

当面の対応は、20代未満の年齢層に絞ってやってゆかないと、戦力が分散して
効果的になりませんね、長妻さん。

それにしても、高齢者のワクチン優先接種はいつ撤回されるのでしょうかねえ。



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新型インフルエンザ・感染者400万人超え。

2009-10-23 02:47:16 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人
 ・第39週(9月21日~27日)     4.25人     20365人     24万人
 ・第40週(9月28日~10月4日)  6.40人     30765人     33万人
 ・第41週(10月5日~11日)    12.92人     61583人     64万人

 ・感染倍率     1.54倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第42週(10月12日~18日)  19.12人     89681人     96.2万人

  ・23日                  3.76人              18.9万人
  ・24日                   3.89人              19.6万人
  ・第43週(10月19日~25日)  25.44人    119332人    128.0万人
  ・第44週(10月26日~11月1日)31.76人   148983人    159.9万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  418.2万人   100人中3.3人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・累積患者数の予報。
  ・第43週(10月25日)                458.1万人  100人中3.6人
  ・第44週(11月1日)                 618.0万人  100人中4.9人

 ・入院状況

 ・入院          2755人(10月20日現在)     入院率   0.076%
 ・重症化          198人(10月20日現在)    重症化率  0.0054%
 ・死亡(含む疑い例)    28人(10月18日現在)     死亡率   0.00085%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)     3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)    3.83人    4.95人    -22.8%    
 ・第39週(9月21日~27日)    6.64人    4.25人    +53.0%    
 ・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人    6.40人    -21.7%    
 ・第41週(10月5日~11日)    7.66人   12.92人    -41.6%    

 第41週の定点合計報告数は61583人で、窓際日記予報は35936人でした。

 今回の予報誤差は-41.6%になります。

 今までの平均予想誤差は±27.4%です。


 本日は18.9万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で3178人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は119万人程です。

 感染総数400万人超えで、100人中3.3人が感染したことになります。


・沖縄、第41週までの感染率まとめ

                     第41週までの   対人口比
 年齢別     人口  構成比  累積感染者    感染率                                 
           (万人)   (%)    (万人)      (%)      
  0-9    12.64    9     5.60    44.3     
 10-19   13.77   10     7.61    55.3    
 20-29   17.28   12     1.29     7.49   
 30-39   20.23   15     0.74     3.68    
 40-49   17.28   12     0.52     3.00    
 50-59   20.93   15     0.23     1.08    
 60-     36.38   26     0.19     0.534    

 合計      138.5   100   16.19              


 第41週(10月11日)時点で、19歳以下の年齢層は、ほぼ半分が感染者です。

 当然23日現在では、過半数が感染してしまっていますね。

 10歳から19歳の年齢層は、確実に6割以上が感染者ですか。


 困りましたね、長妻さん。

 それでも全員に「お金払ってワクチン接種しろ。」というのでしょうかねえ。


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新型インフルエンザ・若年層は100人に15人の感染者。

2009-10-22 03:24:08 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人
 ・第39週(9月21日~27日)     4.25人     20365人     24万人
 ・第40週(9月28日~10月4日)  6.40人     30765人     33万人
 ・第41週(10月5日~11日)    12.92人     61583人     64万人

 ・感染倍率     1.54倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第42週(10月12日~18日)  19.12人     89681人     96.2万人

  ・22日                   3.63人              18.3万人
  ・23日                  3.76人              18.9万人
  ・第43週(10月19日~25日)  25.44人    119332人    128.0万人
  ・第44週(10月26日~11月1日)31.76人   148983人    159.9万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  399.3万人   100人中3.1人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・累積患者数の予報。
  ・第43週(10月25日)                458.1万人  100人中3.6人
  ・第44週(11月1日)                 618.0万人  100人中4.9人

 ・入院状況

 ・入院          2146人(10月13日現在)     入院率   0.081%
 ・重症化          148人(10月13日現在)    重症化率  0.0056%
 ・死亡(含む疑い例)    28人(10月18日現在)     死亡率   0.00085%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)     3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)    3.83人    4.95人    -22.8%    
 ・第39週(9月21日~27日)    6.64人    4.25人    +53.0%    
 ・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人    6.40人    -21.7%    
 ・第41週(10月5日~11日)    7.66人   12.92人    -41.6%    

 第41週の定点合計報告数は61583人で、窓際日記予報は35936人でした。

 今回の予報誤差は-41.6%になります。

 今までの平均予想誤差は±27.4%です。


 本日は18.3万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で3234人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は114万人程です。

 感染総数400万人直前で、100人中3.1人が感染したことになります。


22日までの感染率まとめ

                      22日までの   対人口比
 年齢別     人口  構成比  累積感染者    感染率   相対感染リスク                                
           (万人)   (%)    (万人)      (%)      (倍)  
  0-9    1165     9   138.16   11.86      83.0
 10-19   1268    10   187.67   14.80    103.5
 20-29   1592    12    31.94    2.010    14.0
 30-39   1864    15    18.37    0.986     6.9
 40-49   1592    12    12.78    0.803     5.6
 50-59   1928    15     5.59    0.290     2.0
 60-     3352    26     4.79    0.143     1.0  

 合計     12761   100    399.3              
 なお、相対感染リスクは、60歳以上のリスクを基準としている。


 新型インフルエンザが、高齢者のインフルエンザではなく若年層のインフルエンザ
 であることが、とてもよくわかりますね。

 9歳未満では100人に11.9人、10歳から19歳では100人に14.8人
 感染したことになります。

 10歳から19歳の年齢層については、感染順位トップの北海道ではたぶん100人に
 30人を超えているものと思われます。

 長妻さん、いそいでくださいね、ワクチン接種。

 接種する前にみんな感染してしまいますよ。


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