窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第12週は定点12.33人でした。北西20km地点は避難基準50m・Svを超えてます。

2011-04-02 01:30:30 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第11週( 3月14日~20日)・4つの県が警報、27の県が注意報レベル継続。      
 ・第12週( 3月21日~27日)      
 ・第13週( 3月28日~ 3日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第23週~24週(6月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
   A(H1)pdm     55    43    30    23    23     7
   A(H3)         30    48    50    52    49    51
   B             15    14    20    25    28    42

 第12週は新型は激減でした。

 新型が7%で、A香港型は51%にほぼ横ばいです。

 B型は急増して42%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     61
   A(H3)         31
   B              8

 ・定点状況推移(人)
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
  2011年定点データ 16.35 15.75 13.85 16.81 17.25 12.33

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第10週( 3月 7日~13日)    16.81人    79174人     68万人
 ・第11週( 3月14日~20日)    17.25人    82523人     74万人
 ・第12週( 3月21日~27日)    12.33人    59690人    (53万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・ 2日                      2.62人              10.7万人
  ・ 3日                      2.61人              10.7万人
  ・第13週( 3月28日~ 3日)    18.23人    85875人   54.7万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1240.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      715.4万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2790.3万人  100人に21.9人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第13週( 4月 3日)               1251.2万人  

・入院状況(第12週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      422人( 3月27日現在)    重症化率  0.0036%
 ・重症化(新型分)    238人( 3月27日現在)    重症化率  0.0034%

 ・死亡(含む疑い例)   157人( 3月27日現在)     致死率   0.0013%


 重症化率(%) 
     7週     8週     9週    10週     11週    12週
  0.0043  0.0043  0.0041  0.0040  0.0038  0.0036

 致死率(%)
     7週     8週     9週    10週     11週    12週
  0.0015  0.0015  0.0015  0.0015  0.0014  0.0013

 第12週も重症化率、致死率ともに減少傾向でした。

 今回は累積患者数が1180万人程度です。


 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
  累積患者数      2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

       今シーズン(12週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0036%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

 ここのところ新型が減少してきて、B型が伸びてきています。

 その影響でしょうか、致死率、重症化率ともに減少傾向ですね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第10週( 3月 7日~13日) 11.92人   16.81人   ー25.6%
 ・第11週( 3月14日~20日) 14.34人   17.25人   ー14.1%
 ・第12週( 3月21日~27日) 17.87人   12.33人   +41.0%

 今回の定点合計報告数は59690人で、当ブログ予報は84158人でした。

 今回予報誤差は+41.0%になり、予報誤差範囲を超えました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は74万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が9割強、
 新型が1割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は51%、B型は42%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2790.3万人で、
 これまでに100人に21.9人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1890万人で、100人に77.7人が感染したことになります。

 成人は899万人で、100人に8.7人が感染したことになります。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

原子力事故レベルではレベル6相当・・・・アメリカ シンクタンクの評価(3.16現)

日本の原子力保安院の評価ではレベル5です。(3・18現)

ちなみに、スリーマイル事故はレベル5、チェルノブイリ事故はレベル7(最悪)

・・4月 1日状況・・

1~3号機で高濃度の放射能汚染水の流出が確認され、特に2号機は異常に
高い数値(測定限界超え)の模様。

1,2,3,5,6号機近傍の地下水が放射能汚染されているのが確認された。

コメント

今度は地下水汚染。

これもまあ当然ですよねえ。

3台もの「水漏れ原子炉」に冷却の為とはいえ相変わらず水をいれてるんですから。

入れた水はあふれてそこらじゅうを水浸しにする。

地下水だって汚れますよ、東電さん。

雨のせいにしてはいけませんね。

・・放射線状況

・・・原発北西20km地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   
16日午後??時 ・・・(276μ・Sv/H)        
 以下、すべて北西20km地点
                     21日・・・(159μ・Sv/H)
17日・・・(247μ・Sv/H)     22日・・・(143μ・Sv/H)
18日・・・(221μ・Sv/H)     23日・・・(128μ・Sv/H)       
19日・・・(198μ・Sv/H)     24日・・・106μ・Sv/H
20日・・・(178μ・Sv/H)     25日・・・92.5μ・Sv/H

26日・・・82.0μ・Sv/H
27日・・・87.0μ・Sv/H
28日・・・77.6μ・Sv/H
29日・・・73.5μ・Sv/H
30日・・・59.3μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

31日予測値・・52.9μ・Sv/H  実測55.6μ・Sv  予測誤差 -4.9%
 1日予測値・・47.4μ・Sv/H  実測70.9μ・Sv  予測誤差ー33.1%
 2日予測値・・64.3μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km地点での15日15時からの推定累積放射線量

1日終了時点   最大推定値・・・62020μ・Sv (62.0m・Sv)

さあ大変。

3月26日終了時点で、内側20km地点での被ばく量が避難基準の50m・Sv
を超えていました!!

保安院さん、どうしましょう?

25kmあたりまで避難範囲を広げなくて大丈夫ですか?

それにしても枝野さんが「自主避難推奨」したのが3月25日なのですよ。

なにやら関係がありそうでもあり、偶然の様でもあり、ホームズさん、どう思います?


・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   
16日午後??時 ・・・80μ・Sv/H         北西30Km超え地点 
 以下、すべて北西30km超え地点
                   21日・・・90μ・Sv/H
17日・・・167μ・Sv/H     22日・・・75μ・Sv/H
18日・・・150μ・Sv/H     23日・・・75μ・Sv/H       
19日・・・136μ・Sv/H     24日・・・66μ・Sv/H
20日・・・110μ・Sv/H     25日・・・58μ・Sv/H

26日・・・ 49μ・Sv/H
27日・・・ 50μ・Sv/H
28日・・・ 45μ・Sv/H
29日・・・ 43μ・Sv/H
30日・・・ 41.6μ・Sv/H

31日予測値・・34.4μ・Sv/H  実測38.0μ・Sv  予測誤差-9.5%
 1日予測値・・31.2μ・Sv/H  実測34.5μ・Sv  予測誤差ー9.6%
 2日予測値・・31.5μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定累積放射線量

1日終了時点   最大推定値・・・32714μ・Sv (32.7m・Sv)

ついに消防署員の許容被ばく線量を突破しました。

これで消防隊員は卒業です。

次はいよいよ原発で作業しなくてはいけなくなりましたよ、菅さん。

一般住民の我々が何で「原発で作業する方と同じリスク」を背負わなくては
いけないのか、まったく分かりませんがね。


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H        21日・・・7.3μ・Sv/H 
16日・・・20μ・Sv/H        22日・・・(6.7μ・Sv/H)
17日・・・13μ・Sv/H        23日・・・6.1μ・Sv/H     
18日・・・11μ・Sv/H        24日・・・5.4μ・Sv/H 
19日・・・9.5μ・Sv/H       25日・・・4.9μ・Sv/H     
20日・・・9μ・Sv/H         26日・・・4.0μ・Sv/H     

27日・・・3.9μ・Sv/H     
28日・・・3.8μ・Sv/H     
29日・・・3.4μ・Sv/H     
30日・・・3.3μ・Sv/H     

31日予測値・・2.5μ・Sv/H  実測2.9μ・Sv  予測誤差 ー7%
 1日予測値・・2.7μ・Sv/H  実測2.9μ・Sv  予測誤差ー6.9%  
 2日予測値・・2.65μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量

1日終了時点   累積での推定値・・・3388μ・Sv (3.4m・Sv)

ついに世界平均の自然放射能の2.4m・Svを超えて上昇中です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

一般人で1m・Sv(日本の建前)
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市の1日現在での被ばく量は3.4m・Sv

日本政府ご用達のCT装置は6.9m・Sv/1回 (枝野さんご推奨)
アメリカ国民は10m・S
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
窓際日記想定・・日本の一般人は10~16m・Sv(原子力委員会指標より推定)
           (この件、詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)
自衛隊員で20m・Sv
ICRP勧告では当面20m・Svまで許容
消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・1日現在で北西30km超え地点での被ばく量32.7m・Sv

原発作業員は通常は50m・Sv
保安院と安全委の本音は一般人でも50m・Svを許容する。
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・1日現在で北西20km地点での被ばく量62.0m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。

コメント


PPS

・・注意情報・・

原発から114号線沿い、北西30km~32km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。

官邸発表の資料を参照願います。

Yahooのトップページに官邸へのリンクがあり、そこから資料にアクセスできます。


もうすでに実質での累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えています。
(この件、詳細は3月28日の記事を参照願います。)

国が決めた半径30kmというのは、単なる想定で計算したものにすぎません。

現実は放射能は同心円状に拡散せずに、ホットスポットを離れた場所に作ります。

ですので、この付近の住民の方は退避されるのが妥当かと思われます。


30日には米原子力規制委員長のヤツコさんが「32km離れれば安全」と議会で
証言しています。

32km以上は安全かどうかは疑問が残りますが、少なくとも32kmは離れた方が
よさそうですよ。

この点については、ヤツコさんと窓際日記の意見は一致しますね。


窓際日記の推定ですと、1日現在で避難及び屋内退避の距離は次の通りです。

避難・・・25Km以内

屋内退避・・49km以内

いずれの数値も原発爆発以後の野外での積算放射線量で10m・Sv~屋内退避、
50m・Sv~避難という条件での推定です。

御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ御指定の80km地点では1日現在で1.3m・Svになります。

さすがアメリカさんですね。

コメント
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