窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・東京のピークは10月上旬~中旬

2009-09-30 00:36:38 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人

 ・感染倍率     1.34倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第39週(9月21日~9月27日) 6.64人     31167人     36.5万人

  ・30日                   1.16人               6.3万人
  ・ 1日                  1.19人               6.5万人
  ・第40週(9月28日~10月4日) 8.33人     39060人     45.6万人
  ・第41週(10月5日~11日)   10.01人     46953人     54.9万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               162.6万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院            1107人(9月22日現在)     入院率   0.090%
 ・重症化             80人(9月28日現在)    重症化率  0.0053%
 ・死亡(含む疑い例)      19人(9月23日現在)     死亡率   0.0015%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)     3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)    3.83人    4.95人    -22.8%    

 第38週の定点合計報告数は23275人で、窓際日記予報は17971人でした。

 予報誤差はー22.8%になります。


 本日は6.3万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1463人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は40万人程です。

 累積合計では162.6万人の患者数になります。


 東京の現状と予報
                 確定         予報         予報
                9月20日       9月27日      10月4日
 直前1週間の報告数   2817        4565         6903
 定点あたり         10.24       16.6         25.1
 東京推計値        3.5万人      5.7万人       8.6万人         

 累積患者数        10.4万人     16.1万人      24.7万人
(東京推計値。第28週以降の合計です。)      

 
 東京では100人に1.5人の方がすでに感染、発症しています。

 10月4日には100人に2人の患者数になります。

 東京は流行本番です。


PS

NHKでWHOの進藤さん(新型インフル対策チーフ)のドキュメントやってました。

アドレナリン全開でがんばってるころの姿を映してました。

インタビューに答えて曰く、「ウイルス君はどうやら生物学的に「安定」しているようで
一時期言われたような「変異」はしていない。」とのことです。

とりあえずは、ひと安心ですね。


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新型インフルエンザ・今週の患者数は46万人。

2009-09-29 00:35:34 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~13日)      3.21人     15382人      18万人
 ・第38週(9月14日~20日)     4.95人     23275人     27万人

 ・感染倍率    1.34倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第39週(9月21日~9月27日) 6.64人     31167人     36.5万人

  ・29日                   1.12人               6.2万人
  ・30日                  1.16人               6.3万人
  ・第40週(9月28日~10月4日) 8.33人     39060人     45.6万人
  ・第41週(10月5日~11日)   10.01人     46953人     54.9万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               156.3万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院            1107人(9月22日現在)     入院率   0.090%
 ・重症化             78人(9月25日現在)    重症化率  0.0060%
 ・死亡(含む疑い例)      19人(9月23日現在)     死亡率   0.0015%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~13日)    3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~20日)   3.83人    4.95人    -22.8%    

 第38週の定点合計報告数は23275人で、窓際日記予報は17971人でした。

 予報誤差はー22.8%になります。


 本日は6.2万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1407人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は39万人程です。

 累積合計では156.3万人の患者数になります。


 9月22日現在の入院患者数は1107人で、入院率は0.090%です。

 9月25日現在の重症患者数は78人で、重症化率は0.0060%です。

 これらはいずれも厚生省のシナリオよりも一桁以上小さな値で推移しています。

             厚生省シナリオ       現状
   入院率        1.5%        0.090%
   重症化率       0.15%       0.0060%


PS

 谷垣さんを選んだ「自民党」。

 悪くはないが、まっとうすぎて爆発力があるとは思えない。

 これでは、よっぽど「民主党」が「アホ」な政治をやり国民にあいそをつかれない
 かぎり、参院選で勝つことはできまい。

 やはり、ここらへんが「自民党改革」の限界だね。

 もうひとつ「痛い目」をみないと変われないのかなあ、、。

 まあ、これも「時代の選択」ですね。

 参院選がどうなるか、たのしみです。

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新型インフルエンザ・流行まっただ中。

2009-09-28 01:14:28 | Weblog
・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。

 ・定点あたり報告数の順位

           9月6日        9月13日       9月20日

     1      沖縄          沖縄          沖縄
     2      大阪          東京、宮城      東京
     3      宮城          福岡          大阪
     4      東京          大阪          北海道
     5      福岡          北海道         千葉
     6      北海道         千葉          兵庫
     7      京都           長崎          神奈川
     8      千葉          埼玉          宮城 
     9      高知          神奈川         福岡
    10      長崎          高知          埼玉

 直前1週間の報告数   
            12515        15382        23275
 全国推計値    15万人        18万人        27万人         

・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)         150.1万人
  (第28週以降の合計です。)      


 沖縄が不動の1位ですが、次回発表では2位以下になります。

 東京、大阪、北海道が爆発しています。

 千葉、兵庫、神奈川は順位を上げています。

 大阪、東京、福岡、北海道、千葉、宮城はご常連です。

・コメント

 沖縄は終息に向かっており、2位との差もなくなりました。

 沖縄では累積合計でほぼ人口の10%がすでに発症しています。


 東京、大阪をはじめとして人口集積地とその周辺から、
 いよいよ本格的な流行に入りました。

 沖縄の例にならえば、東京、大阪は第38週から3週間後の第41週に
 ピークを迎えることになります。

 10月5日から11日の週ですね。

 以下10位の埼玉まで順次、第42週(10月12日から18日)にかけて
 ピークを迎えるものと予想されます。


 現状はもう第40週に入りましたので流行まっただ中です。

 トップ10にランクされている地域の方は、警戒おこたりなく
 ご注意ください。

 ちなみに11位12位で長崎、愛知がつけていますので
 このエリアの方もご注意を。

PS

 各地域の保健所が警報を出すのが1週間遅いです。

 やっぱり情報システムを作りなおさないとだめですね、鳩山さん。

 岐阜県の例にならいましょうよ。


 ワクチンは7700万人分で1400億円とか。

 1人当たり1800円ですか。

 これじゃ、途上国ではたいへんだ。


 11億円送ったということは、61万人分だね。

 日本で使う分の1%にも満たないのだねえ、鳩山さん。

 他の国はたしか10%ぐらいだと言ってましたよ。


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新型インフルエンザ・日本、再爆発。

2009-09-27 01:18:54 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~9月13日)   3.21人     15382人     18万人
 ・第38週(9月14日~9月20日)  4.95人     23275人     27万人

 ・感染倍率    1.12倍 -> 1.34倍

 ・患者報告数の予報です。

  ・27日                   1.05人               5.8万人
  ・第39週(9月21日~9月27日) 6.64人     31167人     36.5万人

  ・28日                  1.09人               6.0万人
  ・第40週(9月28日~10月4日) 8.33人     39060人     45.7万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               144.1万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院            1107人(9月22日現在)     入院率   0.090%
 ・重症化             78人(9月25日現在)    重症化率  0.0060%
 ・死亡(含む疑い例)      19人(9月23日現在)     死亡率   0.0015%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人    3.21人    ー5.4%    
 ・第38週(9月14日~9月20日) 3.83人    4.95人    -22.8%    

 第38週の定点合計報告数は23275人で、窓際日記予報は17971人でした。

 予報誤差はー22.8%になります。


 本日は5.8万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1297人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は36万人程です。

 累積合計では144.1万人の患者数になります。


 感染倍率が1.12倍から1.34倍になりました。

 日本、再爆発です。

 もっとも、従来からの感染倍率が1.3倍~1.4倍ですので
 単に今までが小さな値だったともいえます。

 いずれにしても、中休みは終了のようです。


 学校閉鎖、学級閉鎖をしても感染倍率は落ちないのでしょうか?

 来週の発表を待ちながら、考えてみましょう。

 それにしても、なかなかウイルス君も手ごわいですねえ。


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新型インフルエンザ・「政治を科学する」鳩山さん。

2009-09-26 01:41:25 | Weblog

「自民党定食」を食いあきたので、ちょっと目新しい「民主党定食」を食べてみたら
とても刺激的だった、、というような所か。

でも、あんまり刺激が強いと「下痢」をするからいやなんだよね。


ダムは中止で、マンガの殿堂はオシャカ。

借金は3年くりのべ。

金融機関はたいへんだね。

この分じゃ、ガソリンは安くなるわ、高速道路もただになるね。

そうなりゃETCそのものがいらなくなるから、「省資源、省エネ」だね。

なるほど、「政権交代」と「マニュフェスト」の力はすごいものだ。


はっきりいってここまでやるとは思わなんだ「鳩山外交」。

幸夫人の助けもあって、思いもかけずいいじゃないですか。

すくなくとも、「言語明瞭、意味不明」な演説じゃなかったようですし。


「温暖化対策で25%削減」も国際公約にしちゃうし。

なかなか「策士」だね、鳩山さん。

「外交」をどうやって「使う」かよく理解されている。

さすが「政治を科学する」だけのことはあるねえ。


これで御手洗さんは「後手」になった訳だ。

得意の「工場を海外にもってくぞ!」で対抗しますか。

あんまりかっこよくないですけどね。


それはそうと、各国政府は国内生産分ワクチンの10%をWHOを通じて
途上国にまわすそうな。

われらが日本ときた日には、足りない分を輸入するぐらいだからそんなことはやれず、
あわてて11億円をWHOにだすことで「お茶をにごし」ておしまい。

「一国安全主義」をやってる限りは、こんな醜態をさらすばかりだね、鳩山さん。

立派な外交デビューに釣り合うような国内整備をちゃんとお願いしますよ。

厚生省の作った「行動計画」には、途上国の「と」の字も出てきてませんから。


ようやく入院患者数が発表されました。

発表はすべて金曜定例発表会に集約ですか。

 ・入院            1107人(9月22日現在)     入院率   0.085%
 ・重症化             71人(9月24日現在)    重症化率  0.0054%

 これらはいずれも厚生省のシナリオよりも小さな値で推移しています。

             厚生省シナリオ       現状
   入院率        1.5%        0.085%
   重症化率       0.15%       0.0054%

             厚生省シナリオ    現状%からの予測
   入院者数       38万人        2.2万人
   重症者数       3.8万人       0.14万人

桁違いというのは、少し行きすぎですよねえ。

厚生省シナリオどうりに準備すると、かなり無駄がでそうですよ。

せいぜい安全率を掛けて、2倍程度が妥当なシナリオのように思いますが、、、。

いつになったら訂正するのでしょうかね?


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新型インフルエンザ・100人に1人が感染・発症。

2009-09-25 00:53:47 | Weblog
・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~9月13日)   3.21人     15382人     18万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.83人     17971人     21万人

  ・25日                   0.62人               3.4万人
  ・26日                  0.63人               3.4万人

  ・第39週(9月21日~9月27日) 4.27人     20040人     23.4万人
  ・第40週(9月28日~10月4日) 4.71人     22108人     25.9万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               124.0万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             892人(9月15日現在)     入院率   0.098%
 ・重症化             61人(9月23日現在)    重症化率  0.0052%
 ・死亡(含む疑い例)      19人(9月23日現在)     死亡率   0.0016%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人    3.21人    ー5.4%    

 第37週の定点合計報告数は15382人で、窓際日記予報は14551人でした。

 予報誤差はー5.4%になります。


 本日は3.4万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1215人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は23万人程です。

 累積合計では124.0万人の患者数になります。


 昨日は入院患者数の発表日のはずなのですが、厚生省は何も出しませんでした。

 連休明けでお忙しいのでしょうかねえ。


 日本の人口は12761万人で、明日は127.4万人の患者数になります。

 ほぼ100人に1人は感染し発症することになります。

 厚生省シナリオでは、100人に20人の感染としていますので、
 シナリオの5%が終了です。


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新型インフルエンザのリスク評価2

2009-09-24 00:40:48 | Weblog
メキシコの5月19日発表の死亡数の年齢別の資料がありましたので、
それをベースに再度リスクの評価を行います。

日本の年齢別人口分布とメキシコの分布はかなり違いますので、
その分は補正して使います。

なにせ日本は世界に冠たる「少子高齢化」の国ですから。

あとは前回行ったのと同様の手順です。


        季節性インフル       新型インフル
年齢       年齢別人数      年齢別人数(予測)     リスク
0-9        56            13            0.2
10ー19       9             9            1.0
20ー29      19            75            4.0
30ー39      14            81            5.7
40ー49      21            66            3.1
50ー59      24           102            4.4
60ー69      40            30            0.7
70ー79     118            26            0.2
80ー89     343             6            0
90ー       155             0            0
合計(人)      799           409     リスク平均 1.9


前回は平均リスクが1.8倍でしたが、今回は1.9倍になりました。

大差ない値ですね。

前回、10代から40代までの平均は3.7倍でしたが、
今回は、20代から50代の平均が4.3倍です。

値としては0.5倍増えていますが誤差範囲ですね。

それよりも、リスクが高くなる年代が10歳うえにシフトしました。

メキシコの資料をつかうと、なるほど50代のリスクも大きくなりますね。


前回、今回を通じて60代のリスクは、季節性インフルエンザ並みでしたが、
70代、80代は新型インフルエンザよりも季節性インフルエンザに注意した方が
よさそうな結果になりました。

高齢者の方は、季節性インフルエンザのワクチンを接種するのを優先した方が
いいように思われます。


季節性インフルエンザは、免疫機能がまだ発達しきっていない子供や
免疫機能が弱くなった高齢者が高いリスクを持つようです。

逆に、新型インフルエンザは免疫機能が強い若年、中年層のリスクが
高いようです。

新型インフルエンザのウイルス君は免疫機能の強いことを逆手にとって
攻める技をもっているかのようですね。

ですから「いつものインフルエンザと同程度の病原性」などという言葉は
若年、中年層の方にはあてはまりません。

くれぐれも「ダマシ」に乗らないようにご注意ください。

PS   

世界各国の死亡率の比較です。

23日に19人目の方が亡くなったようです。(疑い例を含む。)

これで23日現在の死亡率は0.019%になりました。

 インフルエンザ死亡率

 新型インフルエンザ   0.4%(世界平均)

 アメリカ           0.5%
 (オーストラリア      0.46%)
 カナダ            0.31%
 オーストラリア       0.19%
 (韓国           0.1%)
 (香港           0.059%)
 イギリス          0.04%
 (スペイン         0.033%)
 日本            0.019%


 季節性インフルエンザ  0.1%
 アジア風邪          0.5%
 スペイン風邪        2%

日本の死亡率の最大値は0.02%です。(瞬間風速ですね。)

   23日    98995人
(この数字は、WHO発表の死亡率と比較する為の分母数です。)

日本の場合は、患者数を分母数にした場合は、
死亡率は上記値のおよそ10分の1以下になります。


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新型インフルエンザ・ワクチン臨床試験の目的は?

2009-09-23 07:55:31 | Weblog
・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~9月13日)   3.21人     15382人     18万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.83人     17971人     21万人

  ・23日                   0.60人               3.3万人
  ・24日                  0.61人               3.3万人

  ・第39週(9月21日~9月27日) 4.27人     20040人     23.4万人
  ・第40週(9月28日~10月4日) 4.71人     22108人     25.9万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               117.3万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             892人(9月15日現在)     入院率   0.098%
 ・重症化             60人(9月20日現在)    重症化率  0.0056%
 ・死亡(含む疑い例)      18人(9月21日現在)     死亡率   0.0016%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人    3.21人    ー5.4%    

 第37週の定点合計報告数は15382人で、窓際日記予報は14551人でした。

 予報誤差はー5.4%になります。


 本日は3.3万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1149人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は22万人程です。

 累積合計では117.3万人の患者数になります。


 国産ワクチンの臨床試験が始まります。

 大人200人、子供100人の合計300人の試験のようです。

 300人では0.3%までのリスクしか検出できません。

 入院率でさえ0.1%以下なのに、何を検出しようとしてるのでしょうか?

 どなたかご存じでしたら、教えてもらえませんか?

 まさか、もはや現実的でない厚生省シナリオの入院率数値1.5%をもとに
 決めているのではないでしょうね?


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新型インフルエンザのリスク評価 

2009-09-22 07:40:02 | Weblog
季節性インフルエンザの死亡数が年齢によってかなりの偏りがある為、
年齢別のリスク評価をします。

季節性インフルエンザの人数は、8年間の平均死亡数799人を
年齢による死亡割合で配分しました。


新型インフルエンザは、「平均死亡年齢が37歳で20歳から49歳が死亡数の
51%を占めている」という情報を加味して、あとはフラットに配分しました。

推定死亡率は、直近の値で0.0016%をつかって厚生省シナリオの
2555万人にかけて合計人数409人としています。


まあ、いずれにせよ粗い推定ですので、感触をつかむ程度かと思いますが、、、。


        季節性インフル       新型インフル
年齢       年齢別人数      年齢別人数(予測)     リスク
0-9        56            29            0.5
10ー19       9            29            3.0
20ー29      19            70            3.7
30ー39      14            70            4.9
40ー49      21            70            3.3
50ー59      24            29            1.2
60ー69      40            29            0.7
70ー79     118            29            0.2
80ー89     343            29            0.1
90ー       155            29            0.2
合計(人)      799           409     リスク平均 1.8


新型インフルエンザは合計死亡数は少ないのですが、年齢別に分けてリスクを出し
平均をとると季節性インフルエンザの1.8倍のリスクとなります。

特に、10代から40代までの平均はなんと3.7倍にもなります。

この年代に属する人は、要注意ですね。

取れる対策は積極的に取るべきでしょう。

「いつものインフルエンザと同程度」というのは、この年代には当てはまりません。


と、以上のような結果になりました。

やっぱり詳細に見ないとみえて来ないものがありますね、長妻さん。

いい勉強になりました。


PS

上記の結果は新型インフルエンザの年齢別死亡数によって随分と変わってくる。

ちなみに、今月号の日経サイエンスによれば、50代の年齢層も
それなりにリスクが高いとありました。

50代のみなさん、やっぱり警戒しましょう。


PS

昨日だったかNHKで岐阜の新型インフルエンザの患者数把握システムのことを
紹介していた。

これだと前日の状況が翌日には把握できる。

病院や学校で流行と直面する現場の方には大変有力な武器になる。

なにせ厚生省の「速報」を待っていたら1.5週間遅れだものねえ。

長妻さん、やっぱり「速報」の名前はやめましょう。

恥ずかしいよ。


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新型インフルエンザ・流行のピークは年末になる? 

2009-09-21 00:20:41 | Weblog
・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~9月13日)   3.21人     15382人     18万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.83人     17971人     21万人

  ・21日                   0.58人               3.2万人
  ・22日                  0.59人               3.3万人

  ・第39週(9月21日~9月27日) 4.27人     20040人     23.4万人
  ・第39週(9月21日~9月27日) 4.27人     20040人     23.5万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               110.7万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             892人(9月15日現在)     入院率   0.098%
 ・重症化             56人(9月17日現在)    重症化率  0.0058%
 ・死亡(含む疑い例)      15人(9月17日現在)     死亡率   0.0016%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人    3.21人    ー5.4%    

 第37週の定点合計報告数は15382人で、窓際日記予報は14551人でした。

 予報誤差はー5.4%になります。


 本日は3.2万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1087人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は21万人程です。

 累積合計では100万人の大台を超え、110.7万人の患者数になります。


 9月15日現在の入院患者数は892人で、入院率は0.089%です。

 9月17日現在の重症患者数は56人で、重症化率は0.0058%です。

 これらはいずれも厚生省のシナリオよりも小さな値で推移しています。

             厚生省シナリオ       現状
   入院率        1.5%        0.098%
   重症化率       0.15%       0.0058%


 感染倍率が1.12倍程度ですと流行のピークが大幅に遅くなります。

 厚生省のシナリオですと9月下旬から10月上旬がピークの想定でしたが、
 このままで推移すると早くてもピークは年末頃になりそうです。

 季節性インフルエンザの流行と見事に重なりますので、混乱しそうですね。

 後ろに伸びる分、ピークは低くなりますので、これは良い兆候ですが、、、。


 「学校始まった効果」が検出されなかった事(あっても感染倍率で+0.01倍程度)
 はすごいことかもしれません。

 クラスタ・サーベイでの集団感染件数は着実に伸びているのに、患者数は
 それほど伸びていないことになりますから。

 5月の神戸で最初の爆発の時は、集団感染が野放し状態でしたが、
 感染倍率は3倍を超えていましたもの。

 それに比べると今回は、学校、学級閉鎖の効果が良く出ていると思われます。


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