窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・トップ 10  ランキング。原子炉建屋はのっぺらぼう。

2011-04-25 01:54:41 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第15週( 4月11日~17日)・8の県が注意報レベル継続。                           
 ・第16週( 4月18日~24日)       
 ・第17週( 4月25日~ 1日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第19週~20週(5月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               10週   11週   12週  13週   14週  15週
   A(H1)pdm     23    23     7     3     0     0
   A(H3)         52    49    51    52    55    33
   B             25    28    42    45    45    65

 新型が0%で、A香港型も33%に減少です。

 B型は増加して65%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     58
   A(H3)         32
   B             10

 ・定点状況推移(人)
               10週   11週   12週  13週   14週  15週
  2011年定点データ 16.81 17.25 12.33 10.02  6.35  6.42

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第13週( 3月28日~ 3日)    10.02人    48290人    47万人
 ・第14週( 4月 4日~10日)     6.35人    30662人    31万人
 ・第15週( 4月11日~17日)     6.42人    31417人  (31.8万人)

 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            4月 3日      4月10日      4月17日

     1      宮崎          宮崎          石川
     2      大分          石川          長野
     3      石川          大分          宮崎
     4      福岡          福岡          福井
     5      高知          高知          高知
     6      山口          沖縄          福岡
     7      広島          福井          沖縄
     8      山梨          鳥取          新潟 
     9      北海道         長野          佐賀
    10      岐阜          広島          鳥取
            
・コメント

 1位  石川   20.69人        
 2位  長野   19.69人         
 3位  宮崎   19.53人         
  ・・・
 10位 鳥取    9.52人          


 1位から9位までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。

 福岡、石川、宮崎、高知の4県がご常連です。

 これはまえの週よりも1県の減少です。


 第15週はほとんど減少せず前の週と横並びでした。

 次回は減少に転じることを期待しましょう。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・4月24日状況・・

2号機内部はサウナ風呂状態。原子炉が破壊され蒸気が流出中。

2号機トレンチ内汚染水、貯蔵施設に480トン/日で排出中。

海洋汚染は大気汚染の100分の1程度の放射性物質が流出の模様。

コメント

原子炉建屋はのっぺらぼう。

眼も鼻も煙突もついていない。

あ、いや、失礼。

原子炉ベント用の煙突は後付けでついてました。

でも、原子炉建屋用の煙突はなし。

要するに、「建屋は密閉構造でいい」と。

「厚さ1mのコンクリで囲ってしまえ」と。


これはもう「設計ミス」そのものですね。

「水素は決して格納容器からは漏れない」を前提にしています。

天井に排気用の10cm四方の穴が一つあれば水素爆発せずに済んだものを。


世界中の原発の原子炉建屋はのっぺらぼうです。

ただただ外部と遮断して密閉度を上げればいいと思っている。


恐ろしいものをしっかり閉じ込めておけと。

勘ずかれるんじゃないと。

住民の目から隠せと。

無機質な外壁には花の絵でもかいておけと。

放射能もれが怖いのですね。

住民の非難が怖いのですね。


おかげで中の水素が臨界に達して ば・く・は・つ です。

今回の事故でも水素爆発で建屋を壊したのは「余計なこと」でしたね、東電さん。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日・・・106μ・Sv/H      25日・・・92.5μ・Sv/H
26日~4月4日の単純合計・・・683.2μ・Sv/H     
 5日~ 12日の単純合計 ・・・414.9μ・Sv/H     

13日・・・(45.4μ・Sv/H)    14日・・・(43.8μ・Sv/H)

15日・・・(42.4μ・Sv/H)    16日・・・43.8μ・Sv/H
17日・・・39.4μ・Sv/H)      18日・・・49.8μ・Sv/H
19日・・・42.7μ・Sv/H)      20日・・・46.8μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
21日予測値・・40.8μ・Sv/H  実測43.0μ・Sv/H  予測誤差 -5.1%  
22日予測値・・44.9μ・Sv/H  実測47.0μ・Sv/H  予測誤差 -5.1%  
23日予測値・・41.3μ・Sv/H  実測43.6μ・Sv/H  予測誤差 -5.3%  
24日予測値・・45.2μ・Sv/H
25日予測値・・41.9μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・90575μ・Sv (90.6m・Sv)

到達予報
 90m・Sv・・・4月25日
111m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
113m・Sv・・・5月25日

3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~25日の単純合計・・・1007μ・Sv/H     
26日~4月 4日の単純合計・・・407.5μ・Sv/H     
 5日~  14日の単純合計・・・259.7μ・Sv/H     

15日・・・ 22.5μ・Sv/H   16日・・・25.3μ・Sv/H
17日・・・ 23.1μ・Sv/H   18日・・・28.6μ・Sv/H
19日・・・ 22.0μ・Sv/H   20日・・・31.0μ・Sv/H
21日予測値・・21.3μ・Sv/H  実測24.0μ・Sv/H  予測誤差-11.3%  
22日予測値・・30.4μ・Sv/H  実測21.6μ・Sv/H  予測誤差+40.7%  
23日予測値・・23.6μ・Sv/H  実測21.7μ・Sv/H  予測誤差 +8.8%  
24日予測値・・21.1μ・Sv/H
25日予測値・・21.2μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・47963μ・Sv (48.0m・Sv)

到達予報
50m・Sv・・・4月28日
61m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
63m・Sv・・・5月28日

4月 2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。

8月16日には避難基準の50m・Svに到達しそうです。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~  26日の単純合計・・・96.9μ・Sv/H     
27日~4月 5日の単純合計・・・30.35μ・Sv/H     
 6日~  15日の単純合計・・・20.44μ・Sv/H     

16日・・・2.10μ・Sv/H      17日・・・1.60μ・Sv/H     
18日・・・1.90μ・Sv/H      19日・・・1.90μ・Sv/H     
20日・・・1.90μ・Sv/H      21日・・・1.90μ・Sv/H     
21日予測値・・1.85μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.6%    
22日予測値・・1.85μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.6%    
23日予測値・・1.86μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.1%    
24日予測値・・1.86μ・Sv/H  
25日予測値・・1.86μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・4573μ・Sv (4.57m・Sv)

到達予報
5.0m・Sv・・・5月 5日
6.0m・Sv・・・6月 2日

ただいま世界平均の自然放射能の2.4m・Svを超えて上昇中です。

食品では年間5m・Svまでの内部被ばくを許容していますので、福島市の住民は
今回は10m・Sv程度までの被ばくを覚悟しないといけなくなりそうですね。


3つの地点の実測データを見ていると、いまも微少量ながら放射性物質の放出が
続いているのか、あるいはヨウ素131はすでに減衰して残るはセシウム137
メインになった為なのか、横ばい傾向が強くなっています。

放出の影響ならば「止めればいい」のですが、セシウムの影響となるとやっかいな
事になりそうですね。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.318m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様!?。

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で1.71m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は4.57m・Sv

アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の緊急時の最小値採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量48.0m・Sv

原発作業員は通常は50m・Svまで。
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量90.6m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。

PS

・・注意情報 1・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で避難及び計画避難、
屋内退避の北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

              窓際日記推定方式  政府想定方式   政府発令指示
            (放射線推定値100%)  (推定値の60%)
避難(50m・Sv~)   ・・・30Km以内   ・・・23Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv~)・・・44km以内   ・・・36Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv~)・・・54km以内   ・・・47Km以内   (30km以内)


23km地点では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、36km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。

このエリアはようやく「計画的避難区域」に指定されましたが、避難されるまでは
「屋内退避」の生活が基本ですね。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

従いまして、窓際日記同様に屋内退避が苦手な方にお勧めの基準ですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ避難指定の80km地点では積算放射線量が1.71m・Svに
なりました。

・・注意情報 2 ・・

20km圏内一時立ち寄りは2時間とのこと。

まあ、バスの移動時間も含めて最大滞在時間は4時間という所でしょうか。

以下、4月21日時点での窓際日記推定の放射線被ばく量さです。

     放射線強さ(μ・Sv/H)  4時間滞在での被ばく量(m・Sv)
3Km    150            0.60
5km    130            0.52
10km    92            0.37
15km    65            0.26
20km    45            0.18

行かれる方は個人線量計記録に上記数値を参考にして記録することをお勧め
します。

帰りはスクリーニング検査と除染があるようですが、到着地点での放射線強さを
教えてもらっとくと記録がもっと確実にできますね。
コメント
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