窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・次回第16週の定点予報は5.66人です。管さんの当事者意識のなさ。

2011-04-26 02:41:34 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第14週( 4月 4日~10日)・9の県が注意報レベル継続。                     
 ・第15週( 4月11日~17日)      
 ・第16週( 4月18日~24日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第19週~20週(5月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               10週   11週   12週  13週   14週  15週
   A(H1)pdm     23    23     7     3     0     0
   A(H3)         52    49    51    52    55    33
   B             25    28    42    45    45    65

 新型が0%で、A香港型も33%に減少です。

 B型は増加して65%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     58
   A(H3)         32
   B             10

 ・定点状況推移(人)
               10週   11週   12週  13週   14週  15週
  2011年定点データ 16.81 17.25 12.33 10.02  6.35  6.42

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第13週( 3月28日~ 3日)    10.02人    48290人    47万人
 ・第14週( 4月 4日~10日)     6.35人    30662人    31万人
 ・第15週( 4月11日~17日)     6.42人    31417人    30万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第16週( 4月18日~24日)     5.66人    27422人   27.7万人

  ・26日                      0.75人               3.7万人
  ・27日                      0.73人               3.6万人
  ・第17週( 4月24日~ 1日)     5.06人    24487人   24.7万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1299.8万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      689.0万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2763.9万人  100人に21.7人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第16週( 4月24日)               1292.4万人  
  ・第17週( 5月 1日)               1317.2万人  

・入院状況(第15週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      441人( 4月17日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    240人( 4月17日現在)    重症化率  0.0034%

 ・死亡(含む疑い例)   176人( 4月17日現在)     致死率   0.0014%


       今シーズン(15週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0035%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0014%          0.00097%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第13週( 3月28日~ 3日)  8.92人   10.02人   -10.6%
 ・第14週( 4月 4日~10日)  8.07人    6.35人   +27.4%
 ・第15週( 4月11日~17日)  4.02人    6.42人   -38.0%

 今回の定点合計報告数は31417人で、当ブログ予報は19469人でした。

 今回予報誤差はー38.0%になり、予報誤差範囲を外れました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.6%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は27万人程です。、

 新型は0%、A香港型は33%、B型は65%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2763.9万人で、
 これまでに100人に21.7人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1872万人で、100人に76.9人が感染したことになります。

 成人は890万人で、100人に8.6人が感染したことになります。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・4月25日状況・・

2号機トレンチ内汚染水、貯蔵施設に480トン/日で排出中。

海洋汚染は大気汚染の100分の1程度の放射性物質が流出の模様。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日・・・106μ・Sv/H      25日・・・92.5μ・Sv/H
26日~4月4日の単純合計・・・683.2μ・Sv/H     
 5日~ 12日の単純合計 ・・・414.9μ・Sv/H     

13日・・・(45.4μ・Sv/H)    14日・・・(43.8μ・Sv/H)

15日・・・(42.4μ・Sv/H)    16日・・・43.8μ・Sv/H
17日・・・39.4μ・Sv/H)      18日・・・49.8μ・Sv/H
19日・・・42.7μ・Sv/H)      20日・・・46.8μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
21日予測値・・40.8μ・Sv/H  実測43.0μ・Sv/H  予測誤差 -5.1%  
22日予測値・・44.9μ・Sv/H  実測47.0μ・Sv/H  予測誤差 -5.1%  
23日予測値・・41.3μ・Sv/H  実測43.6μ・Sv/H  予測誤差 -5.3%  
24日予測値・・45.2μ・Sv/H  実測46.3μ・Sv/H  予測誤差 -0.2%  
25日予測値・・41.9μ・Sv/H
26日予測値・・44.6μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・91714μ・Sv (91.7m・Sv)

到達予報
100m・Sv・・・5月 5日
112m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
119m・Sv・・・6月 5日

3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~25日の単純合計・・・1007μ・Sv/H     
26日~4月 4日の単純合計・・・407.5μ・Sv/H     
 5日~  14日の単純合計・・・259.7μ・Sv/H     

15日・・・ 22.5μ・Sv/H   16日・・・25.3μ・Sv/H
17日・・・ 23.1μ・Sv/H   18日・・・28.6μ・Sv/H
19日・・・ 22.0μ・Sv/H   20日・・・31.0μ・Sv/H
21日予測値・・21.3μ・Sv/H  実測24.0μ・Sv/H  予測誤差-11.3%  
22日予測値・・30.4μ・Sv/H  実測21.6μ・Sv/H  予測誤差+40.7%  
23日予測値・・23.6μ・Sv/H  実測21.7μ・Sv/H  予測誤差 +8.8%  
24日予測値・・21.1μ・Sv/H  実測24.2μ・Sv/H  予測誤差-12.8%  
25日予測値・・21.2μ・Sv/H
26日予測値・・23.7μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・48631μ・Sv (48.6m・Sv)

到達予報
50m・Sv・・・4月28日
61m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
63m・Sv・・・5月28日

4月2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~  26日の単純合計・・・96.9μ・Sv/H     
27日~4月 5日の単純合計・・・30.35μ・Sv/H     
 6日~  15日の単純合計・・・20.44μ・Sv/H     

16日・・・2.10μ・Sv/H      17日・・・1.60μ・Sv/H     
18日・・・1.90μ・Sv/H      19日・・・1.90μ・Sv/H     
20日・・・1.90μ・Sv/H      21日・・・1.90μ・Sv/H     
21日予測値・・1.85μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.6%    
22日予測値・・1.85μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.6%    
23日予測値・・1.86μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.1%    
24日予測値・・1.86μ・Sv/H  実測1.80μ・Sv/H  予測誤差 +3.3%    
25日予測値・・1.86μ・Sv/H  
26日予測値・・1.76μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・4613μ・Sv (4.61m・Sv)

到達予報
5.0m・Sv・・・5月 5日
6.0m・Sv・・・6月 2日


福島市では小中学校の校庭が国の定めた3.8μ・Sv/Hを上回る測定値を出して
いる所があります。

このことからわかる事は、福島市内でも場所によっては放射線の強さが大きい所が
あるということです。

これらの放射線強度が強い場所では年間で20m・Svを超える可能性がありますね。

同様に、郡山、本宮、二本松も完全に安心できるエリアではなさそうです。

福島市を含めて、65km圏内は残念ですがグレーゾーンの模様です。

コメント

3つの地点の実測データを見ていると、いまも微少量ながら放射性物質の放出が
続いているのか、あるいはヨウ素131はすでに減衰して残るはセシウム137
メインになった為なのか、横ばい傾向が強くなっています。

放出の影響ならば「止めればいい」のですが、セシウムの影響となるとやっかいな
事になりそうですね。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.358m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様!?。

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で1.72m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は4.61m・Sv

アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の緊急時の最小値採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量48.6m・Sv

原発作業員は通常は50m・Svまで。
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量91.7m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

コメント

政府はようやく22日に20km圏内を封鎖とし、住民の立ち入りを禁止とした。

原発爆発から実に38日目です。

この間、20km圏内に移動できずに住み続けざるを得なかった人が約80人。

放射線被ばくの脅威にさらされながら生活してきた訳ですね。


政府が立ち入り禁止区域を設定した理由は、「勝手に20km圏内に入る人が
いるから。」というものでした。

それを言う前にまずは20km圏内の住民を全員避難させて、それから言うのが
ものの順序というものですよ、枝野さん。

見方によっては80名の方は救助されずにそこにいた訳ですから。


すでに全員のかたが救助されたのか、情報がないので分かりませんが、この38
日間での被ばく量が安全委員会係数0.6を考慮したとしても100m・Svを超えて
いる可能性があります。

これでは「政府の不作為」が問題になります。

すこしも国民の生命を守っていませんよ、菅さん。


地震や大雨と違ってモニターしていれば積算の放射線量がいくらになったのかは
はっきりと分かります。

そして、想定された危険が何時現実になるのかも分かります。

こういう時の為に国には「強制力」が許されているのではないのですか?


少数の人を切り捨てるがごとくのルールの運用の仕方が今回の原発事故対応
には多すぎるように見えます。

こういうのを「危機管理が出来てない」というのですよ。

前もっての準備がほとんどできていませんね。

これでは国民の「安心・安全」は守れませんよねえ、菅さん。

法律に基づく対策本部をいくら作ってもだめですよ。


国会の答弁を聞いていても分かります。

事故を起こした責任の半分すら背負いこもうとしない。

「私は悪くはありませんが、賠償はしっかりと致します。」では半分だけだね。


何も悪くない住民は理不尽にも退去させられた。

その理不尽さを理解して、「国がわろうございました。」の気持ちがなければ
何べん被災地にいったって何も伝わらない。

東電と並んで土下座するくらいの背負い込み方、腹の決め方が出来てない。

保安院さんとおんなじで、第三者として法律に従って対応しているだけ。


東電さんと国は原発号という車に乗っかってドライブしていた。

運転は東電さん。

国は横で監督しながら「行け行け」と。

事故ったとたんに「ハンドル持ってたのは君だからね。」と知らんぷり。

それではぶつけられた住民は目も当てられない。


国は監督者として不適格ですね。

今までの対応を見ている限りそうなります。

その不適格な国が同乗している原発号は「通行禁止」です。

PS

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で避難及び計画避難、
屋内退避の北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
避難(50m・Sv~)   ・・・31Km以内   ・・・23Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv~)・・・44km以内   ・・・37Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv~)・・・54km以内   ・・・47Km以内   (30km以内)


23km地点では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、37km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。

このエリアはようやく「計画的避難区域」に指定されましたが、避難されるまでは
「屋内退避」の生活が基本ですね。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

従いまして、窓際日記同様に屋内退避が苦手な方にお勧めの基準ですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ避難指定の80km地点では積算放射線量が1.72m・Svに
なりました。

・・注意情報 2 ・・

20km圏内一時立ち寄りは2時間とのこと。

まあ、バスの移動時間も含めて最大滞在時間は4時間という所でしょうか。

以下、4月21日時点での窓際日記推定の放射線被ばく量です。

     放射線強さ(μ・Sv/H)  4時間滞在での被ばく量(m・Sv)
3Km    150            0.60
5km    130            0.52
10km    92            0.37
15km    65            0.26
20km    45            0.18

行かれる方は個人線量計記録に上記数値を参考にして記録することをお勧め
します。

帰りはスクリーニング検査と除染があるようですが、到着地点での放射線強さを
教えてもらっとくと記録がもっと確実にできますね。
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