窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・ウイルス サーベイランス ランキング、日本政府ようやく許容量基準の見直しに着手です。

2011-04-07 02:48:12 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第12週( 3月21日~27日)・1つの県が警報、25の県が注意報レベル継続。            
 ・第13週( 3月28日~ 3日)     
 ・第14週( 4月 4日~10日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第19週~20週(5月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
   A(H1)pdm     55    43    30    23    23     7
   A(H3)         30    48    50    52    49    51
   B             15    14    20    25    28    42

 第12週は新型は激減でした。

 新型が7%で、A香港型は51%にほぼ横ばいです。

 B型は急増して42%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     61
   A(H3)         31
   B              8

 ・定点状況推移(人)
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
  2011年定点データ 16.35 15.75 13.85 16.81 17.25 12.33

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第10週( 3月 7日~13日)    16.81人    79174人     68万人
 ・第11週( 3月14日~20日)    17.25人    82523人     74万人
 ・第12週( 3月21日~27日)    12.33人    59690人  (53.5万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第13週( 3月28日~ 3日)     8.92人    43174人   38.9万人

  ・ 6日                      1.00人               4.3万人
  ・ 7日                      0.96人               4.2万人
  ・第14週( 4月 4日~10日)     6.72人    32517人   29.3万人

・各県別ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価
      (サーベイランス対象、AH1,AH1pdm、AH3、B)
      (そろそろH5N1もお仲間に入れるべきでしょう、厚生省さん。)

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

愛知    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(3.30現)

三重    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(3.15現)

香川    PCR検査報告スタート。簡易検査も報告あり。(3.30現)    

山口    PCR検査実施中。簡易検査報告もあり。(3.30現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

北海道   PCR検査報告実施中。(4.5現)

青森    PCR検査報告実施開始。(3.15現)

秋田    PCR検査報告実施開始。(3.23現)

岩手    PCR検査報告j実施中。(3.6現)

新潟    PCR検査報告実施中。(4.5現)

埼玉    PCR検査報告実施中。(3.23現)

千葉    PCR検査報告実施中。(4.5現)

東京    PCR検査報告実施中。(4.5現)

長野    PCR検査報告実施中。(3.30現)

大阪    PCR検査報告実施中。(3.30現)

兵庫    PCR検査報告実施開始。(3.15現)

石川    PCR検査報告実施中。(3.6現)

鳥取    PCR検査再スタート。(3.15現)    

島根    PCR検査報告実施中。(3.30現)

広島    PCR検査報告実施中。(3.30現)    

愛媛    PCR検査報告実施中。(3.23現)

長崎    PCR検査報告実施中。(4.5現)

福岡    PCR検査報告実施中。(3.15現)

佐賀    PCR検査報告実施中。(3.15現)

熊本    累積報告で実施中。(3.23現)

沖縄    PCR検査報告実施中。(3.6現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

神奈川   PCR検査報告実施中。(3.23現)

山梨    PCR検査報告実施中。(3.15現)

福井    PCR検査報告実施中。(3.23現)

滋賀    PCR検査報告実施中。(3.30現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

山形    簡易検査のみ情報あり。(3.6現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(3.15現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。(3.15現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(3.6現)

岡山    リンク先にしか情報なし。一般向けになっていない。(3.6現)

高知    簡易検査のみ情報あり。(3.30現)


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

栃木    情報なし。HPが迷宮。(4.5現)

茨城    情報無し。(4.5現)

群馬    情報無し。(3.30現)

富山    情報無し。(3.23現)

和歌山   情報無し。(3.6現)

京都    情報なし。(3.6現)

徳島    情報なし。(3.15現)

大分    情報なし。(3.23現)

宮崎    情報なし。(3.15現)

鹿児島   情報なし。HPが迷宮。(4.5現)


ランク C

ーーー

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  24県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー 13県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー   9県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
                7週    8週    9週  10週   11週  12週
ランク  A+&A      67    65    61    59    52    55
     Aー&B+     17    17    20    22    28    23
     B&C        15    17    20    20    20    23

新潟がランクAーからランクAに上がりました。

茨城がランクAーからランクBに下がりました。

長崎がランクA-からランクAに上がりました。

ランクB&Cが増加傾向継続ですね。

宮城は震災の影響で十分な業務ができていない模様です。

大変でしょうけれども、どうかがんばっていただきたいものですね。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・25県56カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(13カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場2か所)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場2か所)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、兵庫(カンムリカイツブリ)、奈良(養鶏場)
青森(ハヤブサ)、島根(キンクロハジロ)、千葉(養鶏場2か所)
和歌山(オオタカ)、愛知(ハヤブサ)

今回、愛知の野鳥(ハヤブサ)がH5N1の感染確定です。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・4月 6日状況・・

1~3号機で高濃度の放射能汚染水の流出が確認され、特に2号機は異常に
高い数値(測定限界超え)の模様。ー>海に流れ込んでいる事が確認された。

2号機取水口付近のピットひび割れからの汚染水流出は止めた。

・・放射線状況

・・・原発北西20km地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日・・・(276μ・Sv/H)     21日・・・(158μ・Sv/H)
17日・・・(247μ・Sv/H)     22日・・・(143μ・Sv/H)
18日・・・(221μ・Sv/H)     23日・・・(128μ・Sv/H)       
19日・・・(198μ・Sv/H)     24日・・・106μ・Sv/H
20日・・・(178μ・Sv/H)     25日・・・92.5μ・Sv/H

26日・・・82.0μ・Sv/H     31日・・・55.6μ・Sv/H
27日・・・87.0μ・Sv/H      1日・・・47.4μ・Sv/H
28日・・・77.6μ・Sv/H      2日・・・62.0μ・Sv/H
29日・・・73.5μ・Sv/H
30日・・・59.3μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

 3日予測値・・58.2μ・Sv/H  実測58.3μ・Sv  予測誤差 -0.2%
 4日予測値・・51.5μ・Sv/H  実測57.0μ・Sv  予測誤差 -9.6%
 5日予測値・・48.9μ・Sv/H  実測58.3μ・Sv  予測誤差-16.1%
 6日予測値・・51.3μ・Sv/H
 7日予測値・・52.9μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km地点での15日15時からの推定累積放射線量

6日終了時点   最大推定値・・・68905μ・Sv (68.9m・Sv)

到達予報
70m・Sv・・・4月 7日
80m・Sv・・・4月18日
90m・Sv・・・5月 7日

3月26日終了時点で、内側20km地点での被ばく量が避難基準の50m・Sv
を超えていました!!

いよいよ本日70m・Sv突破の模様です。

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM????・・・(147μ・Sv/H)   

16日・・・ 80μ・Sv/H     21日・・・90μ・Sv/H
17日・・・167μ・Sv/H     22日・・・75μ・Sv/H
18日・・・150μ・Sv/H     23日・・・75μ・Sv/H       
19日・・・136μ・Sv/H     24日・・・66μ・Sv/H
20日・・・110μ・Sv/H     25日・・・58μ・Sv/H

26日・・・ 49μ・Sv/H     31日・・・34.4μ・Sv/H
27日・・・ 50μ・Sv/H      1日・・・34.5μ・Sv/H
28日・・・ 45μ・Sv/H      2日・・・36.8μ・Sv/H
29日・・・ 43μ・Sv/H
30日・・・ 41.6μ・Sv/H

 3日予測値・・29.5μ・Sv/H  実測35.2μ・Sv  予測誤差ー16.1%
 4日予測値・・29.2μ・Sv/H  実測32.7μ・Sv  予測誤差ー10.7%
 5日予測値・・30.9μ・Sv/H  実測29.1μ・Sv  予測誤差 +6.2%
 6日予測値・・28.8μ・Sv/H
 7日予測値・・25.7μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定累積放射線量

6日終了時点   最大推定値・・・36658μ・Sv (36.7m・Sv)

到達予報
40m・Sv・・・4月13日
46m・Sv・・・5月13日

次はいよいよ原発作業員の方と同じ50m・Svを目指します。

ただ、一般住民の我々が何で「原発で作業する方と同じリスク」を背負わなくては
いけないのか、まったく分かりませんがねえ、菅さん。


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H        21日・・・7.3μ・Sv/H 
16日・・・20μ・Sv/H        22日・・・(6.7μ・Sv/H)
17日・・・13μ・Sv/H        23日・・・6.1μ・Sv/H     
18日・・・11μ・Sv/H        24日・・・5.4μ・Sv/H 
19日・・・9.5μ・Sv/H       25日・・・4.9μ・Sv/H     
20日・・・9μ・Sv/H         26日・・・4.0μ・Sv/H     

27日・・・3.9μ・Sv/H        1日・・・2.9μ・Sv/H          
28日・・・3.8μ・Sv/H        2日・・・2.75μ・Sv/H     
29日・・・3.4μ・Sv/H        3日・・・2.56μ・Sv/H          
30日・・・3.3μ・Sv/H     
31日・・・2.9μ・Sv/H     

 4日予測値・・2.56μ・Sv/H  実測2.51μ・Sv  予測誤差+2.0%   
 5日予測値・・2.26μ・Sv/H  実測2.27μ・Sv  予測誤差-0.4%  
 6日予測値・・2.13μ・Sv/H  実測2.24μ・Sv  予測誤差-0.4%    
 7日予測値・・2.10μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量

6日終了時点   累積での推定値・・・3684μ・Sv (3.7m・Sv)

到達予報
4.0m・Sv・・・4月14日
4.5m・Sv・・・5月14日

ただいま世界平均の自然放射能の2.4m・Svを超えて上昇中です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様!?。
どこかの法律に書かれているらしい。東京電力も一応これを基準としている模様。
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市の6日終了時点での被ばく量は3.7m・Sv

日本政府ご用達のCT装置は6.9m・Sv/1回 (枝野さんご推奨)
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
窓際日記想定・・日本の一般人は10~16m・Sv(原子力委員会指標より推定)
           (この件、詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)
自衛隊員で20m・Sv
ICRP勧告では当面20m・Svまで許容
消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・6日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量36.7m・Sv

原発作業員は通常は50m・Sv
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
保安院と原安委の本音は「一般人でも50m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は3月31日の記事を参照願います。)

・・6日終了時点での北西20km地点の被ばく量68.9m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
(福島県や飯館村に助言されている方々もこの立場なのでしょうか?)

コメント

例の甲状腺の放射線スクリーニング検査ですが、15日の爆発、飛散の9日後の
24日に66名分は検査水準2μ・Sv/Hで行われた模様です。

この検査水準は累積でほぼ6m・Sv~7m・Svとなる様ですので、食品の暫定
基準並みのものかと思われます。

もはや誰も1m・Svを基準としては使っていませんね、原子力委員長さん。

法律との整合性がなくて、座り心地が悪くはありませんか?


検出された最大値が0.24μ・Svとのことですので、今回のヨウ素131は幸運にも
あまり甲状腺に蓄積されずに済んだと言う事の様です。

それでも注文を付けるならば、爆発当日か翌日にはスクリーニング検査を行い、
必要ならばヨウ素剤投与などの処置をとるのが本来の姿かと思います。

もう少し緊急医療としての認識を持っていただかないといけませんねえ、枝野さん。

PPS

・・注意情報・・

原発から114号線沿い、北西30km~32km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。

官邸HPで発表の資料を参照願います。


もうすでに実質での累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えています。
(この件、詳細は3月28日の記事を参照願います。)

ですので、この付近の住民の方は退避されるのが妥当かと思われます。


30日には米原子力規制委員長のヤツコさんが「32km離れれば安全」と議会で
証言しています。

32km以上は安全かどうかは疑問が残りますが、少なくとも32kmは離れた方が
よさそうですよ。

この点については、ヤツコさんと窓際日記の意見は一致しますね。


窓際日記の推定ですと6日終了時点で避難及び屋内退避の距離は次の通りです。

避難・・・26Km以内

屋内退避・・51km以内

いずれの数値も原発爆発以後の野外での積算放射線量で50m・Sv~避難、
10m・Sv~屋内退避という条件での最大推定です。

御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ御指定の80km地点では1.4m・Svになります。

PPS

ようやく放射線の許容量基準の見直しに着手されたようですね、枝野さん。

得意の「CT1回分」というセリフが聞けなくなるのは残念ですが、仕方ないでしょう。

現状が「混乱の極み」ですものね。

「百人が百人、違う事を言う。」、「百家争鳴」というやつです。

言い争っている本人達はいいですが、周りで聞いている我々が混乱するばかりで
たまりません。

どうかまともな基準を作っていただきますように、よろしくお願いしておきます。

「へたくそな推理小説並みの謎解きはもうたくさんだ。」とホームズさんも言って
いましたよ。
コメント
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