窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

電王戦・第3回電王トーナメント最終日

2015-11-24 10:27:16 | Weblog
優勝 Ponanza     5勝1敗
2位 nozomi      3勝3敗
3位 大樹の枝     2勝4敗
4位 超やねうら王   2勝4敗

優勝はPonanza。

予選、決勝含め、負けたのはnozomiに対しての1敗だけ。

現状は一つレベルが違う、、、という印象ですね。

そのPonanzaに土をつけたのがnozomi。

出場2回目でこれですから、恐ろしいものです。

そうして、その2強に敗れたのが大樹の枝(Apery)と超やねうら王でした。


ちなみに5位は技巧。

前評判はなかなかでしたが、長時間の対局には慣れていなかった模様です。

でも、このソフト。

一年目で入賞ですから、末恐ろしいものがありますね。

そうして、nozomiも技巧も今までのソフトにはなかった、新しい事にトライして強くなった様です。

そういう訳で、まだまだソフトは進化するぞ、、、ということがよくわかった大会でした。


ちなみにtanuki-さん。

次回はやねさんとタッグを組むとか。

競技プログラマー出身のtanuki-さんは、Aperyを1.5倍速にターボチャージした実力の持ち主。

これは今から来年が楽しみでありますね、やねさん。


さて、そのPonanzaとあたるのは郷田九段か山崎八段か。

COM君とプロ棋士との頂上対決。

これも面白くなりそうであります。

PS
イーロン・マスク氏ら、人類に益する人工知能を目指す「OpenAI」立ち上げ アラン・ケイ氏も参加
マスク氏は以前から「われわれはAIを慎重に扱う必要がある。AIは核兵器より危険になる可能性がある」とツイートし・・・

著名な物理学者にもそのような見方をする人たちがおります。
実際の所、キューリー夫人が開いた原子力エネルギーの道、フェルミが作った最初の原子炉は木材と黒鉛とウラニウムでできていた。
それがいまや地球上を何回も焼却できる兵器までに成長している・・・という事実があります。

ですから、将棋をやってるAIの内はいいのですが、その先は要注意という訳であります。

PS
2015.12.13 第1期叡王戦は山崎隆之八段が優勝、初代叡王となりました。
これで後は2016年春の電王戦を待つばかりであります。


PS
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電王戦・第3回電王トーナメント2日目

2015-11-23 06:21:06 | Weblog
以下、決勝初日結果(準決勝進出)
(順位および勝敗は予選の結果です)

1、Ponanza     8連勝
5、大樹の枝     5勝
10、nozomi     4勝
11、超やねうら王  4勝

こうしてみると、予選はあくまでスクリーニングの様ですね。

2時間の持ち時間と持ち時間15分の早指しでは結果が違ってくる様です。


nozomiは今年で2回目の登場の、いわゆるBonanza+Stockfish合体型の様です。 

超やねうら王、習甦との対戦では、定跡の活用がうまくいった様でした。

そうして、つぎのtanuki-との対戦では、入玉将棋を見事に対応して勝ち切りました。

ちなみに、期待の技巧はnozomiに負けてしまい、決勝進出できませんでした。

こうして結果だけを見ると、ニューフェースのnozomiがどこまでやれるのかは、注目でありますが、電王戦常連組の安定の強さが目立ちますね。


さて決勝戦です。

最後は Ponanza 対 超やねうら王 となると読んでいますが、どうなりますことやら。

楽しみでありますね。


PS
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電王戦・第3回電王トーナメント初日

2015-11-22 12:27:22 | Weblog
以下、初日予選結果順位

1、Ponanza   8連勝
2、技巧     7勝
3、tanuki-    6勝
4、大将軍    5勝
5、大樹の枝   5勝
6、習甦      5勝
7、Calamity   5勝
8、shogi686   5勝
9、ひまわり   5勝
10、nozomi   4勝
11、超やねうら王 4勝
12、D将棋    4勝

Ponanza優位はどうやらゆるぎない印象です。

技巧の前評判は高く、もしかするとこの後の決勝でポナを破るやもしれません。

その技巧とtanuki-はいわゆるApery チルドレンになります。

tanuki-は昨年バージョンのAperyの速度を1.5倍にアップさせたソフトの様です。

そうしてこの2つのソフトの親にあたるのが、名称変更したAperyーー>大樹の枝になります。

大将軍は昨年はN4Sと名乗っていたのですが、今年はハードウエア制限のため4駒関係評価関数が使えず、3駒に変更した為、名称も変更したようです。

習甦はおなじみ電王戦の常連ですね。

超やねうら王は本来はNコマ関係評価関数を実装する予定でしたが、開発時間(2週間)でパラメータ収束せず、ひとつ前のバージョンをブラシアップしての出場となりました。

D将棋はD言語を使ったソフトの模様です。

やねさんにいわせると、「D言語はバグにヒットする可能性が高い」とかで、よく実装できたな、、、という事のようです。


PS
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