窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・次回第8週の予報は定点12.24人です。

2011-02-28 01:27:00 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5つの県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)・1つの県が警報、34の県が注意報レベル継続。        
 ・第 8週( 2月21日~27日)    
 ・第 9週( 2月28日~ 6日)       ・・・・今週・・・・
            ・全国平均が定点10人を切り注意報解除レベルとなる(予報)
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                2週    3週    4週   5週    6週   7週
   A(H1)pdm     87    83    78    72    58    55
   A(H3)         12    16    17    20    30    30
   B              1     1     5     8    12    15

 第7週は新型が少し減少しました。

 新型が55%に減少、A香港型は30%と変わらずです。

 B型は今回も増加して15%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     66
   A(H3)         29
   B              5

 ・定点状況推移(人)
                2週    3週    4週   5週    6週   7週
  2011年定点データ 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50 16.35

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人
 ・第 7週( 2月14日~20日)    16.35人    80667人     78万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 8週( 2月21日~27日)    12.24人    60500人   60.5万人

  ・28日                      1.50人               7.4万人
  ・ 1日                      1.45人               7.2万人
  ・第 9週( 2月28日~ 6日)     9.48人    46847人   46.8万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  899.1万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      638.4万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2713.3万人  100人に21.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                891.7万人  
  ・第 9週( 3月 6日)                938.6万人  

・入院状況(第7週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      355人( 2月20日現在)    重症化率  0.0043%
 ・重症化(新型分)    216人( 2月20日現在)    重症化率  0.0036%

 ・死亡(含む疑い例)   126人( 2月20日現在)     致死率   0.0015%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が830万人程度です。

 重症化率の変化はほぼなくなったようで、0.0043%ほどで収束です。

 致死率はまだ少し変化しているようですが、ほぼこのあたりで収束でしょうか。

 重症化率(%) 
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042  0.0043

 致死率(%)
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013  0.0015

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0043%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0015%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%
 ・第 7週( 2月14日~20日) 15.03人   16.35人    -7.9%

 今回の定点合計報告数は80667人で、当ブログ予報は74254人でした。

 今回予報誤差はー7.9%になり、予報誤差範囲内でした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.3%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は57万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は15%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2713.3万人で、
 これまでに100人に21.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1837万人で、100人に75.5人が感染したことになります。

 成人は874万人で、100人に8.5人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県48カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場2か所)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、兵庫(カンムリカイツブリ)

今回、三重の養鶏場で2件目のH5N1の疑い例発生です。

朝確認したら20数羽死んでいたとか。

その日の卵の出荷は自主的に自粛とのこと。

鶏が死んだ数日前にはすでにウイルスに感染していたでしょうから、不可抗力とは
いえ、ウイルスに汚染された卵をそれまでは出荷していた可能性があります。

一部はもうすでに消費されているでしょう。

まだ売れていない「汚染の可能性のあるグレーな卵」を回収することはできません。

技術的に、法律上、そしてなりより風評被害が心配ですものね、農水省さん。


消費者は自分の口に入れる食品の安全性についての正確な情報を知っていないと
いけませんね。

今回のように「グレーな卵の安全性」はだれも「白だ。」とも言い切れませんし、
「黒だ。」とも言いきれません。

ただ「グレー」であることは間違いありません。

そしてこのような「グレーな卵」や「鶏肉」は現状の社会システムではどうしたって
市場にもれてきます。


あとは、われわれ消費者の判断ですね。

政府が「大丈夫だ。」と言っているから大好きな「半熟玉子」を食べ続けるか、
それとも「ハードボイルド」にするかは。

三重の養鶏場の近くの自販機で卵を買われている方はどうも「マスコミの情報」から
「人にはうつらない。」と考えておられるようですが、本当に大丈夫でしょうかねえ。

窓際日記には「とても危うい」ように見えますが、、、。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

衰弱した動物、動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


政府がやっている「熱さえ通せば何でも安全」キャンペーンには疑問が残ります。

鳥インフル・ウイルス君が混入している疑いのあるものは、「食用」には適しません。

廃棄処分とするのが妥当なところでしょうか。

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・トップ 10  ランキング、新型の占有率は減少傾向継続です。

2011-02-27 01:26:30 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5つの県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)・1つの県が警報、34の県が注意報レベル継続。        
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                2週    3週    4週   5週    6週   7週
   A(H1)pdm     87    83    78    72    58    55
   A(H3)         12    16    17    20    30    30
   B              1     1     5     8    12    15

 第7週は新型が少し減少しました。

 新型が55%に減少、A香港型は30%と変わらずです。

 B型は今回も増加して15%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     66
   A(H3)         29
   B              5

 ・定点状況推移(人)
                2週    3週    4週   5週    6週   7週
  2011年定点データ 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50 16.35

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人
 ・第 7週( 2月14日~20日)    16.35人    80667人     78万人

 ・患者報告数の予報です。

  ・26日                      1.44人               7.5万人
  ・27日                      1.38人               7.1万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            2月 6日      2月13日      2月20日

     1      長崎          愛知          愛知
     2      宮崎          富山          富山
     3      群馬          福岡          山口
     4      福岡          新潟          福岡
     5      富山          長崎          三重
     6      愛知          埼玉          大分
     7      神奈川         神奈川         新潟
     8      埼玉          山口          神奈川 
     9      新潟          群馬          埼玉
    10      大分          滋賀          岐阜
            
・コメント

 1位  愛知   32.28人        
 2位  富山   29.85人         
 3位  山口   27.96人         
  ・・・
 10位 岐阜   19.63人          

 1位は愛知で2週連続です。

 2位は富山で2週連続です。

 3位の山口は8位からの上昇です。

 1位の愛知のみが定点30人超えで、警報発令レベルです。

 2位から35位までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。

 36位から47位までは定点10人を切りました。


 福岡、埼玉、愛知、富山、新潟、神奈川の6県がご常連です。

 これはまえの週よりも2県の増加です。


・高位エリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して15位以内)

          5週           6週           7週 

北海道エリア ーーー        ーーー           ーーー

東北エリア  ーーー         ーーー          ーーー

関東エリア  埼玉、群馬、千葉  埼玉、群馬、神奈川  埼玉、神奈川  

甲信エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

北陸エリア  富山         富山            富山

東海エリア  ーーー        愛知            愛知

近畿エリア  ーーー        ーーー           ーーー

中国エリア  ーーー        ーーー           山口 

四国エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

九州エリア 佐賀、長崎、鹿児島  長崎、         
        福岡、宮崎、大分   福岡、大分      福岡、大分

沖縄エリア  沖縄          ーーー           ーーー

合計      11県           8県           8県

          5週           6週           7週 

コメント

高位エリアは前回同様の8県です。

群馬、長崎が抜けて、山口、新潟が入りました。

真ん中が無いパターンが基本ですがすこしづつ変化してきており、
九州の県が高位エリアから姿をけしつつあります。

替わって東海、北陸、中国エリアが顔を出してきています。

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・第7週は定点16.35人でした。

2011-02-26 01:54:29 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                2週    3週    4週   5週    6週   7週
  2011年定点データ 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50 16.35

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人
 ・第 7週( 2月14日~20日)    16.35人    80667人    (85万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・26日                      1.44人               7.5万人
  ・27日                      1.38人               7.1万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  881.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      633.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2708.7万人  100人に21.2人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                888.5万人  

・入院状況(第7週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      355人( 2月20日現在)    重症化率  0.0043%
 ・重症化(新型分)    216人( 2月20日現在)    重症化率  0.0036%

 ・死亡(含む疑い例)   126人( 2月20日現在)     致死率   0.0015%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が830万人程度です。

 重症化率の変化はほぼなくなったようで、0.0043%ほどで収束です。

 致死率はまだ少し変化しているようですが、ほぼこのあたりで収束でしょうか。

 重症化率(%) 
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042  0.0043

 致死率(%)
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013  0.0015

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0043%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0015%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%
 ・第 7週( 2月14日~20日) 15.03人   16.35人    -7.9%

 今回の定点合計報告数は80667人で、当ブログ予報は74254人でした。

 今回予報誤差はー7.9%になり、予報誤差範囲内でした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.3%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は60万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は12%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2708.7万人で、
 これまでに100人に21.2人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1834万人で、100人に75.4人が感染したことになります。

 成人は872万人で、100人に8.4人が感染したことになります。


 第7週も確実な減少を示しています。

 この調子でいくと、次回第8週は定点10人近くまで減少するものと思われます。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県47カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、兵庫(カンムリカイツブリ)

今回、兵庫の野鳥(冠カイツブリ)でH5N1の疑い例発生です。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

衰弱した動物、動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


政府がやっている「熱さえ通せば何でも安全」キャンペーンには疑問が残ります。

鳥インフル・ウイルス君が混入している疑いのあるものは、「食用」には適しません。

廃棄処分とするのが妥当なところでしょうか。

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・第7週では重症化率、致死率ともに少し上昇しました。

2011-02-25 01:24:41 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・25日                      1.51人               7.8万人
  ・26日                      1.44人               7.5万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  873.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      629.1万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2704.0万人  100人に21.1人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                888.5万人  

・入院状況(第7週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      355人( 2月20日現在)    重症化率  0.0043%
 ・重症化(新型分)    216人( 2月20日現在)    重症化率  0.0036%

 ・死亡(含む疑い例)   126人( 2月20日現在)     致死率   0.0015%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が830万人程度です。

 重症化率の変化はほぼなくなったようで、0.0043%ほどで収束です。

 致死率はまだ少し変化しているようですが、ほぼこのあたりで収束でしょうか。

 重症化率(%) 
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042  0.0043

 致死率(%)
     2週     3週     4週     5週      6週     7週
  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013  0.0015

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0043%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0015%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%

 今回の定点合計報告数は106077人で、当ブログ予報は107276人でした。

 今回予報誤差は+1.1%になり、予報はドンピシャでした。

 2週続けてのヒットですし、1.1%の誤差というのは今までの予報では最小です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は62万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は12%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2704.0万人で、
 これまでに100人に21.2人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1831万人で、100人に75.3人が感染したことになります。

 成人は871万人で、100人に8.4人が感染したことになります。


コメント
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・ウイルス サーベイランス ランキング

2011-02-24 01:51:38 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・23日                      1.65人               8.5万人
  ・24日                      1.58人               8.2万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

・各県別ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価
      (サーベイランス対象、AH1,AH1pdm、AH3、B)
      (そろそろH5N1もお仲間に入れるべきでしょう、厚生省さん。)

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

愛知    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(2.22現)

富山    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(2.16現)

香川    PCR検査報告スタート。簡易検査も報告あり。(2.22現)    

山口    PCR検査実施中。簡易検査報告もあり。(2.22現)

熊本    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(2.13現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

北海道   PCR検査報告実施中。(1.23現)

青森    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

岩手    PCR検査報告j実施中。(1.31現)

宮城    PCR検査報告実施中。(1.23現)

新潟    PCR検査報告実施中。(1.23現)

群馬    PCR検査報告実施中。(2.22現)

埼玉    PCR検査報告実施中。(2.13現)

千葉    PCR検査報告実施中。(1.23現)

東京    PCR検査報告実施中。(1.21現)

神奈川   PCR検査報告、ようやくスタート。(2.13現)

山梨    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

長野    PCR検査報告実施中。(2.22現)

三重    PCR検査報告実施中。(2.6現)
       エクセルのみでの情報公開は、マイクロソフトにやさしすぎる。

大阪    PCR検査報告実施中。(2.22現)

兵庫    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

和歌山  PCR検査報告、ようやくスタート。(1。31現)

福井    PCR検査報告、ようやくスタート。(2.13現)

石川    PCR検査報告実施中。(1.31現)

鳥取    PCR検査再スタート。(2.6現)    

島根    PCR検査報告実施中。(2.22現)

広島    PCR検査報告実施中。(2.22現)    

愛媛    PCR検査報告実施中。(2.13現)

高知    PCR検査報告実施中。(2.22現)

福岡    PCR検査報告実施中。(2.6現)

佐賀    PCR検査報告実施中。(2.6現)

宮崎    PCR検査報告実施中。(2.6現)

沖縄    PCR検査報告実施中。(1.31現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。(1.23現)

長崎    PCR検査実施中。ただし情報が定性的。(1.23現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

山形    簡易検査のみ情報あり。(1.31現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(2.6現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。(2.6現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(1.31現)

岡山    リンク先にしか情報なし。一般向けになっていない。(1.31現)


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

秋田    情報なし。(2.13現)

栃木    情報なし(1.23現)

滋賀    情報なし。(2.22現)

京都    情報なし。(1.31現)

徳島    情報なし。(2.6現)

大分    情報なし。(2.13現)

鹿児島   情報なし(1.23現)


ランク C

ーーー

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  32県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー  7県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー   7県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
ランク  A+&A      50    52    55    59    64    70
     Aー&B+     27    25    25    23    22    15
     B&C        23    23    20    18    13    15

郡馬がランクA-からランクAに上がりました。

山口ランクA-からランクA+に上がりました。

香川がランクB+からランクA+に上がりました。

初登場、滋賀はランクBでした。

まだ合格点には達しませんがようやくランクA&A+が7割になりました。


エジプトの混乱で鳥インフルエンザのサーベイランス体制が維持できているのか
心配されている専門家がおられます。

でも、残念ながらその方は今の日本がエジプトよりもH5N1のサーベイランス体制が
出来ていないことは心配されていない様です。

エジプトで「人知れずどこかの村で人が鳥インフルエンザに感染している」ことが
心配な事だそうですが、今の日本が全く同じ状況なんですがねえ。


日本で鳥インフル君の感染例が見つかってから「ほら、だから言ったでしょう。」
みたいな専門家の方々の発言は聞きたくないものです。

もっともその時にはマスコミさん含めて恒例の「大騒ぎ」になって、
誰もそんなことには気にも留めないでしょうけれどもね。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県46カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、

今回、京都の野鳥(ハヤブサ)でH5N1の感染が確定です。


専門家の中には、「神経質にならないで、、、。」というコメントをする方もおられます。

「神経質」というか「慎重」というかは、人によって意見が分かれますが、
今回は「客観的な危険性」というのは明らかに存在しています。

そして、「客観的な危険性」は当面無視しても大丈夫そうに見えますが、
それが一番危ないのは歴史が証明しています。


雪崩の通り道にいれば何時かは必ず巻き込まれます。

避けられるリスクをあえておかすのは勇気ではありません。

それは「世間知らず」というものですね。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

衰弱した動物、動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。

PPS

カダフィー君。

あなたには見えませんでしたが、自国民に向けられた銃口の前で
真っ先に葬られたのがあなたの「大義」です。

エジプトは最悪の形を逃れましたけれど、残念ながらリビアはそうならず。

しかしもはやあなたの時代が終わったのは明らかです。

3月には、もう歴史上の人物になっていることでしょう。

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・今シーズン累積患者数850万人を超えました。

2011-02-23 01:21:16 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・23日                      1.65人               8.5万人
  ・24日                      1.58人               8.2万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  857.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      619.6万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2694.5万人  100人に21.1人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                888.5万人  

・入院状況(第6週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      318人( 2月13日現在)    重症化率  0.0042%
 ・重症化(新型分)    191人( 2月13日現在)    重症化率  0.0025%

 ・死亡(含む疑い例)   103人( 2月13日現在)     致死率   0.0013%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が760万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値に収束してきています。

 重症化率(%) 
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042

 致死率(%)
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0042%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%

 今回の定点合計報告数は106077人で、当ブログ予報は107276人でした。

 今回予報誤差は+1.1%になり、予報はドンピシャでした。

 2週続けてのヒットですし、1.1%の誤差というのは今までの予報では最小です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は67万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は12%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2694.5万人で、
 これまでに100人に21.1人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1825万人で、100人に75.0人が感染したことになります。

 成人は868万人で、100人に8.4人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県46カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)
京都(野鳥)、宮崎(野鳥)、

今回、栃木の野鳥(ハヤブサ)でH5N1の感染が確定です。

関東エリアでは初めてですね。

あたたかくなると鳥インフル君は北上する?

いやですねえ。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

衰弱した動物、動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。
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・ボトム 10 ランキング、状況が落ち着き始めました。

2011-02-22 00:56:48 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・21日                      1.78人               9.2万人
  ・22日                      1.71人               8.5万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・ボトム10 ランキング

            1月30日      2月 6日      2月13日

    38      青森          大阪          大阪
    39      京都          奈良          京都
    40      大阪          岩手          奈良
    41      石川          山形          山形
    42      奈良          島根          秋田
    43      北海道         宮城          岩手
    44      香川          秋田          和歌山
    45      秋田          鳥取          宮城
    46      徳島          青森          青森
    47      和歌山         和歌山         鳥取

 ・コメント

 45位  宮城    10.50人
 46位  青森     9.45人
 47位  鳥取    9.07人

宮城は2つ下げての45位です。

青森は前回同様の46位です。

鳥取は2つ下げての47位です。

今回46位、47位が注意報レベル未満になりました。

ご常連は和歌山、奈良、大阪、秋田、青森の5県です。

これは前の週から1県増加です。


・低位エリア

安定的に低位にいる県の推移です。
                  (安定的・・・3週間以上連続して下位30位以下)

          4週           5週           6週 
北海道エリア 北海道         北海道          ーーー

東北エリア   秋田         秋田、青森、岩手   秋田、青森、岩手

関東エリア  ーーー         ーーー          茨城、栃木

甲信エリア  ーーー         ーーー          ーーー

東海エリア  ーーー         ーーー          ーーー          

北陸エリア  石川          石川           石川

近畿エリア  大阪、和歌山    大阪、和歌山      大阪、和歌山
         京都、奈良      京都、奈良       京都、奈良

中国エリア  ーーー         ーーー   、      島根、鳥取

四国エリア  愛媛、高知、徳島   徳島          ーーー
         香川                 

九州エリア  ーーー         ーーー         ーーー

沖縄エリア  ーーー         ーーー         ーーー

合計      11県          10県          12県

          4週           5週           6週 

コメント

北海道、徳島、が抜け、茨城、栃木、島根、鳥取が入りました。

関東地方の低位エリア入りが目立ってきました。

北海道と徳島はピークの確認はすんでいますが、相対的に順位が上昇しています。

PS

菅さんの与謝野さん起用の国会答弁を聞いていると本当にいやになります。

菅さんは本気でそう思っているのでしょう。

でも本当に大義も何もない。


政治と金の問題も大事だけれど、「政治家の倫理」というのはそれだけはないはず。

「不条理をただす政治」といって「不条理な与謝野さん起用」をする総理大臣。

「民主党をつぶす」といって当の民主党内閣の大臣のいすにお座りになる与謝野さん。

なんともはや、本当にいやになります。


内閣支持率が最低だそうです。

もっともなことだと思います。

やっぱり出なおした方がよさそうですよ、菅さん。

無理を通してもろくな事がありません。

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・次回第7週の定点予報は15.03人です。

2011-02-21 01:48:28 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)    
 ・第 8週( 2月21日~27日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 7週( 2月14日~20日)    15.03人    74254人   78.0万人

  ・21日                      1.78人               9.2万人
  ・22日                      1.71人               8.5万人
  ・第 8週( 2月21日~27日)    11.05人    54589人   57.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  840.4万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      610.1万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2685.0万人  100人に21.0人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 8週( 2月27日)                888.5万人  

・入院状況(第6週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      318人( 2月13日現在)    重症化率  0.0042%
 ・重症化(新型分)    191人( 2月13日現在)    重症化率  0.0025%

 ・死亡(含む疑い例)   103人( 2月13日現在)     致死率   0.0013%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が760万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値に収束してきています。

 重症化率(%) 
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042

 致死率(%)
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0042%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%

 今回の定点合計報告数は106077人で、当ブログ予報は107276人でした。

 今回予報誤差は+1.1%になり、予報はドンピシャでした。

 2週続けてのヒットですし、1.1%の誤差というのは今までの予報では最小です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は72万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が4割強で、
 新型が6割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は30%、B型は12%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2685.0万人で、
 これまでに100人に21.0人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1827万人で、100人に75.1人が感染したことになります。

 成人は856万人で、100人に8.3人が感染したことになります。

PS

権力者というものは「態度はでかくなる」し、それに反比例して「耳は小さくなる」。

これは自民党だろうが民主党だろうが全く同じということがよく分かりました。

それが分かっただけでも「政権交代した効果」があったというものです。


一人の権力者がずうっと政権をにぎっているとろくな事がありません。

権力者の特性からして、どうしたってそうなります。

どこかの国の将軍様やら大佐やらを見ているとよくわかりますね。


民主制がはたして最も良い政治体制かどうかは疑問が残りますが少なくとも
政権と反対意見をもっていても、あからさまな武力弾圧はされなくて済みそうです。

そう、意見が違うだけで「銃口を向けられる」のはご免こうむりたいものです。

それだけでも民主制というのはありがたい制度ですね。


それにしても、瀬戸際になると政権というのは言う事が同じになります。

かつて自民党は「民主党が政権をとると大変なことになる。」と脅し文句を
並べてました。

今度は民主党が「この予算案を通さないと大変なことになる。」と脅してます。

要するにこれは「私のところの終わりが近いですよ」と自分で言っているのと
大差ないということもよく分かってきましたよ。

これもまた政権交代のおかげですね。

PPS

業務連絡です。

北海道のT先生へ。

パスワード付きの小部屋でこそこそ話をされるのは、先生には似合いません。

どうぞいつものように天下の往来で堂々と正論を語ってください。

読者番号237番、窓際日記より。

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・トップ 10  ランキング、第5週は残り14の県がピークに到達しました。

2011-02-20 00:54:34 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
                    ・14の県がピーク到達(これで全ての県が到達)
 ・第 6週( 2月 7日~13日)・5の県が警報、40の県が注意報レベル継続。    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人

 ・患者報告数の予報です。

  ・19日                      2.23人              12.3万人
  ・20日                      2.15人              11.8万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人


 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            1月30日      2月 6日      2月13日

     1      宮崎          長崎          愛知
     2      長崎          宮崎          富山
     3      福岡          群馬          福岡
     4      佐賀          福岡          新潟
     5      群馬          富山          長崎
     6      大分          愛知          埼玉
     7      埼玉          神奈川         神奈川
     8      沖縄          埼玉          山口 
     9      鹿児島         新潟          群馬
    10      熊本          大分          滋賀
            
・コメント

 1位  愛知   37.01人        
 2位  富山   32.56人         
 3位  福岡   31.75人         
  ・・・
 10位 滋賀   25.87人          

 1位は愛知で6位から上昇です。

 2位は富山で5位から上昇です。

 3位の副丘は4位からの上昇です。

 1位から5位までが定点30人超えで、警報発令レベルです。

 6位から45位までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。

 46位、47位の2県は定点10人を切りました。


 福岡、長崎、際玉、群馬、の4県がご常連です。

 まえの週よりも1県の減少で、トップ10の入れ替わりを現しています。


 参考までに第5週までのピーク値トップ5と先シーズン トップ5

 今シーズン トップ5(第6週現在)     先シーズン トップ5
 1位  宮崎   64.49人         福井   95.44人
 2位  長崎   56.61人         大分   77.21人
 3位  福岡   48.97人         宮崎   69.08人
 4位  佐賀   48.44人         石川   65.02人
 5位  群馬   45.30人         山口   64.31人

 どうやら各県あたりのピーク値も先シーズンよりは低い模様です。


 ピークに到達した県

 第3週  宮崎、福岡、佐賀、大分、沖縄、福島、山形、宮城、鳥取、島根

 第4週  群馬、長崎、神奈川、埼玉、千葉、鹿児島、長野、福井、熊本、東京、
       兵庫、山梨、岐阜、栃木、茨城、京都、石川、大坂、奈良、岩手、秋田、
       青森、和歌山

 第5週  愛知、富山、新潟、山口、滋賀、三重、香川、愛媛、岡山、静岡、
       北海道、広島、高知、徳島

 最初に流行入りした北海道もようやくピークを確認して、第5週で全ての県が
 ピークに到達しました。


 今シーズンは3週間の間に全ての県がピークに到達しました。

 先シーズンは沖縄を入れると16週間、北海道から数えても7週間かかっています。

 たぶん先シーズンは新型のウイルス君が拡散、侵攻するのに時間が
 必要だったのでしょう。

 ところが今シーズンはすでに日本への侵攻は終了していますので、ピークの
 タイミングが3週間の内にそろったものと思われます。

 言葉をかえますと、「新型ウイルス君が日本に住み着いた。」あるいは「季節性
 インフルエンザになった。」ということでしょうか。

 さて、鳥インフルエンザのウイルス君が、新型インフル君の「まね」をしない事を
 祈るばかりですね。


・高位エリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して15位以内)

          4週           5週           6週 

北海道エリア ーーー        ーーー           ーーー

東北エリア  ーーー         ーーー          ーーー

関東エリア  埼玉、群馬、千葉  埼玉、群馬、千葉   埼玉、群馬、神奈川  

甲信エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

北陸エリア  ーーー        富山            富山

東海エリア  ーーー        ーーー           愛知

近畿エリア  ーーー        ーーー           ーーー

中国エリア  ーーー        ーーー            ーーー 

四国エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

九州エリア 佐賀、長崎、鹿児島  佐賀、長崎、鹿児島  長崎、
        福岡、宮崎、大分    福岡、宮崎、大分   福岡、大分
        熊本                       

沖縄エリア  沖縄          ーーー           ーーー

合計      11県          10県           8県

          4週           5週           6週 

コメント

高位エリアは前回より2県減少の8県です。

千葉、宮崎、佐賀、鹿児島が抜けて、愛知、神奈川が入りました。

真ん中が無いパターンが基本ですがすこしづつ変化してきており、
九州の県が高位エリアから姿をけしつつあります。

替わって東海、北陸が顔を出してきています。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県46カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(野鳥)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)
京都(野鳥)、宮崎(野鳥)

今回、宮崎の野鳥(オシドリ)でH5N1の感染の疑い例発生です。

日本の野鳥環境の中に鳥インフル君が住み着きました。

野鳥の死骸を食べる食肉動物にも感染は広がっており、
日本の自然環境そのものにウイルス君が「住み着いた」模様です。


次の段階は、家畜の中に鳥インフル君が侵入してくることですね。

養鶏場にはすでに19か所、侵入しています。

恐ろしいのが、養豚場です。

ここに侵入して、H1N1と遺伝子の交雑をおこすとやっかいな事になります。

その意味では、農水省は養豚業会と連携して豚さんのウイルス サーベイランスを
そろそろ始めるタイミングでしょう。

「養鶏場には鳥インフル・ウイルス君は侵入しても、養豚場には侵入できない。」
というのは根拠が無く、楽観的すぎますね。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


政府がやっている「熱さえ通せば何でも安全」キャンペーンには疑問が残ります。

鳥インフル・ウイルス君が混入している疑いのあるものは、「食用」には適しません。

廃棄処分とするのが妥当なところでしょうか。

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・第6週の確定値は定点21.50人で予報がヒット、新型が急速に減少中です。

2011-02-19 01:09:48 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
   A(H1)pdm     82    87    83    78    72    58
   A(H3)         17    12    16    17    20    30
   B              1     1     1     5     8    12

 第6週は新型がはっきりと減少しました。

 新型が58%に減少、A香港型は30%に増加です。

 B型は今回も増加して12%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐するパターン」の再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。

 というよりは、新型の減少速さが季節性よりもかなり大きいのですね。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率40%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 九州は、福岡が飛びぬけて新型優勢ですが、それ以外の県はA香港型が拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
                1週    2週    3週   4週    5週   6週
  2011年定点データ  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93 21.50

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人   (120万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・19日                      2.23人              12.3万人
  ・20日                      2.15人              11.8万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  844.1万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      639.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2714.7万人  100人に21.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 7週( 2月20日)                855.9万人  

・入院状況(第6週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      318人( 2月13日現在)    重症化率  0.0042%
 ・重症化(新型分)    191人( 2月13日現在)    重症化率  0.0025%

 ・死亡(含む疑い例)   103人( 2月13日現在)     致死率   0.0013%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が760万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値に収束してきています。

 重症化率(%) 
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042

 致死率(%)
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0042%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。


・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%

 今回の定点合計報告数は106077人で、当ブログ予報は107276人でした。

 今回予報誤差は+1.1%になり、予報はドンピシャでした。

 2週続けてのヒットですし、1.1%の誤差というのは今までの予報では最小です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は96万人程で、
 ようやく100万人を割り込みました。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が3割弱で、
 新型が7割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は20%、B型は8%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2714.7万人で、
 これまでに100人に21.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1847万人で、100人に75.9人が感染したことになります。

 成人は866万人で、100人に8.4人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・22県45カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(野鳥)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)
京都(野鳥)

今回、京都の野鳥でH5N1の感染の疑い例発生です。

今回もハヤブサさんでした。

このところ目立ちますね、ハヤブサさん。

やはり鳥社会にはかなり蔓延していると見るのが妥当でしょうね、鳥インフル君。


それにしても皆さん、この時期に「卵かけご飯」とか「半熟玉子」、「鳥サシ」などは
リスクがあります。

ちょいとがまんした方が「身の為」かと思います。

かわりに、「良く焼いた卵焼き」やら「よく焼いた焼き鳥」でがまんしましょう。

物事が「グレーゾーン」の時には、「安全運転」が基本ですからね。

とろとろオムレツが大好物ですって。

よくお考え下さい、ご自分の健康のことですから。

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