富士山頂に観測所が出来たのは明治28年。
気象科学者の野中氏が、私財を投じて建設するのです。
何時の時代も頭の下がる生き方の人が必ずいる物です。
有限な生に対して、使命を自覚した生き方なのでしょう。
山頂での観測には千代子夫人の存在なくして、
出来なかったと云われています。
支え合う同志がいてこそ大事業の実現は有るのです。
その中で女性の力は大きい物です。
この千代子夫人の事は、新田次郎の「芙蓉の人」に書かれています。
夏の今、咲誇る芙蓉。花言葉の一つは‟熱き思い”
このご夫婦からも、学ぶ物が沢山あると思います。