高倉健さんが貫いた美学。
病床の姿は見せたくないーーーーー。
見舞いを許したのはたった2人だけ。
「鉄道員(ぽっぽや)の主人公のように死にたい」と
身近の人で世話をする人に告げ、その言葉通りひっそりと旅立った。
北九州で暮らす縁戚も訃報に驚いたと。
高倉健さんが前立腺を患ったのは5年ほど前、
入退院を繰り返していた様だ。
完治して何とかもう一本と復帰に執念を燃やしていた。
古畑康男監督との「風に吹かれて」が次回作品だった。
どんな映画になった事だろう。でも、それも儚く消えてしまった。
青春時代に苦楽を共にした東映での「鉄道員」が最後の作品となった。
昭和の大きな星が又消えた。淋しくて悲しいーーーーーーー。