六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

近鉄の回数券廃止で外出が減る?

2024-02-19 | 交通その他
 前記事の続きです。
 鉄道各社がICカード導入の代わりに回数券を廃止(身障者用などを除く)する動きで、すでに廃止しているJRに続いて、今春で大手私鉄で残っていた3社が終売となって、ついに全廃となってしまいます。
 鉄道の回数券って使っている人がどれ位の割合でいるか分かりませんが、東海道新幹線の回数券が2024年12月(今年の冬)で廃止になるニュースは割と流れていたのですが、一般の鉄道回数券は地味な存在なのか、ほとんどニュースとして取り上げられてません。
 しかし、そんな回数券ですが、私にとっては必需品だったのです。

 .回数券を重宝してきた理由

 私の場合、勤務体系がごく一般的な週休2日制(平日の月~金で勤務)ではなく、365日24時間稼働している機関なので、曜日や祝日・年末年始や大型連休のカレンダーなどには全く関係なく一年中を4勤2休の輪番サイクルでぐるぐる回していて、具体例を出しますと左の図のようになり、
 ・1日目   日 勤 9時~17時
 ・2日目   準夜勤 12時~21時
 ・3〜4日目 当 直 16時~翌9時
 ・5〜6日目 週 休 (6日目が月曜か金曜の場合は出勤日になる)
 こんな感じで1週間6日✕5週で毎月回しているので、当然出勤日が土休日に当たることも多いですし、通勤で電車に乗る時間帯が10時~16時の昼間帯にも重なります。
 また当直勤務では2日で1往復となり、月間20日勤務しても実際は15往復しかしないので、月間21往復で元が取れる定期券を使うよりは、回数券で往復したほうがお得な訳です。さらに昼間12回用や休日14回用の割引回数券があるのでお得額もアップ。その結果、定期券よりも毎月3千円程度差額が出ていて、年間では3万数千円の節約になりますから、その浮いたお金でPC周りの整備をしたり、遠征費用の捻出に活用できていたわけです。また昨春からは日勤の日は在宅勤務もできるようになったことから、ますます通常の回数乗車券を使う回数を減らす事ができたのです。


 .悲報に愕然
 そんな中、昨年の暮についに回数券廃止の掲示が各駅に貼り出されてしまいました。
 WEBでは回数券廃止の話は出ていたが、いよいよその時がやってきたかと。

 大きな駅だけでなく、券売機を置いている全ての駅に回数券廃止の張り紙が掲出されました。

 主要駅では、目につく場所の券売機は新型の定期券発売対応機種(回数券非対応)の黒色の券売機だけになり、回数券を買いたければ何処だと探して、横の面などに回って細々と稼働している券売機で買うしかなくなりました。

 こちらは年末にちょうど3種の券とも残回数が切れたため、3種まとめて購入したものです。
 写真の左から表面、パール(通常)回数券、オフピーク(昼間割引)回数券、サンキュー(休日割引)回数券です。
 いよいよ回数券の終売が近づいていますので、2月末にまとめて3か月分を買う予定です。

 .外出機会を減らすしかないか?
 こちらは2023年の実績と2024年の見通しを比較した表になります。
 出勤回数からある程度の乗車回数の目途が立つので、確定している分に加えて、お出かけの場合で使う回数も想定して大まかな回数の見通しを入力して概算します。

 2023年は1月と2月は病気明けで輪番勤務に入れなかったことから、常日勤者として平日月~金の体制だったため、乗車回数が多くなっています。また3月は輪番勤務に復帰したものの、外出が多くて乗車回数が多くなっていて赤字になっていますが、過去数年間の中では例外的なケースです。
 2024年は年間を通して、去年よりは50回程度乗車回数を少なくする想定にしていますが、それでも総支払運賃は去年を上回っているので、計算上4万円ほど差額が出るように想定は出ていますが、何かと出掛ける事が増えると、たちまち回数が増えてしまいます。
 このように、昼間割引・休日割引の回数券が消えてしまうことから実質値上げになるため、その差額を計算したところ、1か月あたり約1千円強の負担増となる公算で、年額で1万2千円ほど(青春18きっぷ1枚分は大きい)家計を圧迫しそうです。なのでその分は外出を減らすとか、外食を減らすとか、何らかの対策を取らないといけないことになりました。
 勿論基本は給与に含まれる通勤手当が出ているので、何を言ってるのかと言われるかも知れませんが、これまでこうして定期券との差額を浮かせてやりくりしてきたので、そういう私にとっては痛い今回の回数券の廃止の仕打ちということになります。

 次の記事も、「痛い値上げの春」のお話になります。
コメント
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