六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

しなの鉄道169系 乗り&撮り

2013-02-15 |  出撃 at 北信越地方
 いよいよ終焉が迫る、しなの鉄道の169系の雄姿を収めに4年ぶりにしなの鉄道の撮影に出掛けることにしました。
 前回出掛けた2009年は、まだ169系が快速列車でJR篠ノ井線まで乗り入れていた頃でしたが、保安装置を理由にJR線への乗り入れができなくなり、戸倉以東で細々と余生を送っていたものの、遂にその時はやってくることになりました。
 今回は約30年前に訪れた浅間山バックの名撮影地で撮り収めをするべく、撮影主体としたプランを考えましたが、撮れる本数からしても、車で出撃する程のものでも無いことから、列車+徒歩による移動とすることに。これなら生憎の天気になっても「乗り」に切り替えができるため。一応天気予報はウェザーニューズが40%、天気jpがでしたが、強気の天気jpを信じて出発。
 169系の運用は朝9時台に戸倉を出庫して、夜までの12時間近くを小諸-軽井沢間の往復運用に入るものですので、上り列車を順光で撮れるのは1回しかありません。
 そのため、10~13時までは信濃追分-御代田間で撮影することにしました。

1.31年ぶりの信濃追分

 前日の宿泊地は佐久平駅近くだったので、朝はゆっくり目に起きて小諸に8時前に到着。しかし駅前には何も食料品の店がなく、近くのそば屋でそばをすすって朝飯。駅ホームのそば屋も閉まっており弁当も勿論販売しておらず、これが後々の悲劇に。
 31年ぶりに信濃追分駅に到着。雰囲気はほとんど変わっていません。高校時代にタイムスリップしたような感じでした。駅前に何にもないのも同じです。

2.駅西跨線橋俯瞰
 1本目の169系までは1時間以上あるので、撮影地までの途中で115系を1本撮ることにし、道中の跨線橋で俯瞰することに。

 ちょうど上下の列車がすれ違うシーンを撮影できました。この場所は道路が狭く、車も互いに譲って擦れ違わなければならないような場所なので、三脚の使用はできません。

3.上り1本目 2734M

 信濃追分駅に着いた時はまだ雲っていましたが、だんだんと付近は晴れてきました。あとは山の方が晴れてくるのを待つだけでしたが、取りあえず晴れなくてもよい築堤を見上げるアングルで待機。
 10時を回ると山の方も次第に晴れてきましたが、特徴ある築堤をゆくシーンを収めるため、山はビデオパン撮影の最後にでも入ればいい程度の位置でスタンバイ。
 10:32 モーターの唸りとともに、湘南色の急行型電車が築堤上を走ってくるのが確認。運用通りに走ってくれるだけで感謝。

4.下り1本目 763M
 11:50ごろに来る下りの763Mを撮るには、県道上のお立ち台から見下ろす定番アングルが順当なところ。築堤下の撮影ポイントからは徒歩20分程で行けるので、十分射程範囲。

 上空薄雲が掛かって光線は弱いものの、山までハッキリと見渡せる状態で撮影。2月の平日とあってか撮影者も5名だけとまったり、露払いで来た761Mには「あの夏」ラッピング編成が入っており、合わせて撮影できました。

5.上り2本目 764M

 浅間山がくっきり晴れてきたので、再度築堤ポイント付近まで戻って、築堤と浅間山を絡める場所で撮影。

6.下り2本目 767M

 764Mを撮ってから御代田駅まで徒歩で70分程かかり、途中に撮れるいい場所が無いので1本ロスをしてしまいます。それなら乗って移動しようと信濃追分駅まで戻って、169系に1駅乗車して隣の御代田まで。車内には結構カメラを抱えた人がいたようですが、運転室直後の位置でビデオ撮影のため車内には入らず。

7.上り下り3本目 768M・769M

 御代田-平原間の定番ポイントへ行くには徒歩で20分以上かかるため、御代田へ着いても寄り道が出来ません。ここで朝、小諸駅前に何も店が無かったのが効いてきます。
 御代田の駅前に出ても、何も物販店が無いのです。ラーメン屋みたいなのが1店あっただけ。5分でラーメンなど食える筈もなく、食べてすぐに早歩きすると全部リバースしてしまいます。
 仕方なく、そのまま撮影場所へ急いで移動。中仙道の県道陸橋東側から浅間山バックで上下列車2本を撮影。

8.上り4本目 770M


 ロケ撮影最後は、陸橋東の定番ポイントとは反対側の畑からサイド気味に撮影することができる場所へ。ここは人がいませんでしたが、木立をバックにサイドから狙える場所で、後追いになりますが浅間山も入れたアングルもあります。(信号機などが少々うるさい)

9.下り4本目 771M

 地上ロケ撮影を1本早く切り上げて、御代田から小諸まで169系の乗り収めをすることにしました。引退までもう来れる機会が無いかも知れないので、貴重なワンシーンも残しておける鉄道利用にしておいて正解でした。

 車内は空いていて、ボックスに1人の割合でした。短い時間でしたが169系を堪能できて最高。

10.小諸到着

 小諸に着いた169系。いよいよお別れです。

 名物の信州そば売店を入れれば、かつての信州旅行の雰囲気抜群!
 ようやく夕方4時過ぎに昼食にありつける、しかも朝昼続けてそば

 しなのサンセット用の189系と並び

 やはり人が少ない今の時期ならではの閑散とした中で、169系に別れを告げてこれました。3月に機会があったらもう1回行くかも知れませんが、今度はしなの鉄道色の編成もいいかも?
 車で行かなくても、鉄道&徒歩で十分行けます。この日の歩行距離は約12km。お腹の出たあなたにちょうど良い?
 ただ昼食の確保には気をつけたい。信濃追分は勿論、小諸ですらコンビニもパン屋もありません。軽井沢・中軽井沢なら駅の割と近くに、御代田駅なら北へ徒歩10分の所にコンビニはあります。

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