六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

近鉄 名阪まる得きっぷが廃止に

2017-12-05 | 交通その他
 記事が前後しますが、サロンカーあさかぜとスペースワールドへの出撃を終えて4日朝に神戸港に上陸、今日は午後から仕事なので、難波からは特急に乗って帰宅します。

 特急の座席に座ってみると、いつもと何やら違う感じが・・・
 そう、全ての座席のポケットにチラシが入っています。
 それも目立つ黄色いチラシが。11/30に難波行きの特急に乗った際には入ってなかったので、その間に決定したようです。

 何かと思って取り上げてみたら

 名阪まる得きっぷは、12月30日をもって発売を終了します。と書いています。
 それと同時に便利なICカードとインターネット予約への文字が。
 つまりこの切符の利用者の大半が、金券ショップでバラ売りされた物を買ってきて、出札口で座席指定を受けて乗るという利用方法なので、減収になる上に、出札口で手間を取る、つまり人件費が余分に掛かるという訳です。
 この切符だと、難波-名古屋間4,270円が10枚綴り編で1枚当り3,360円となり、910円お得なのですが、あくまでも同じ人や同じ会社の社員で分けて使うのを当初の目的にして設定されたものでしたが、今やこのような使い方をする個人はほぼ皆無に近い(企業の出張用で買ってる会社はあるでしょう)ため、減収対策として廃止になるようです。
 誘導しているのがIC乗車券(無割引)とネット予約(10%ポイント還元)ですが、この組み合わせで難波-名古屋間を片道利用した場合は会員登録+チケットレス予約に限り、190円分のポイントが付くだけに変わります。
 私の場合は、乙特急の区間利用しかしないので、難波-名古屋を通しで乗ることはまず無く、今まで1度も利用したことは無かったのですが、名残り惜しで乗りに行く・・・こともないかな?

 これがなくなると、少し足せば新幹線に乗れるので、かなりの数が新幹線に流れるでしょうね。旅費を浮かせたい人は高速バスに流れるけど、既にJRバスが名古屋-大阪間で前割1,900円、謝恩割1,500円で設定してから、名古屋-大阪間の高速バスで満席続出してて、朝晩の便は乗りにくくなっている。
 近鉄としてもある程度他社へお客が流出してもいい覚悟での強気の廃止をしたのか、流出は考えずに単に減収阻止だけを思ってやったのか、どちらかは分かりませんが。

 以上、名阪まる得きっぷ廃止の話題でした。

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