六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

のんびり九州旅3日目 のんびりしてない

2023-10-20 |  出撃 at 九州地方
 .真っ直ぐ帰らず、寄り道少々
 連日書いています秋の乗り放題パスによる九州のんびり旅の様子ですが、最終日の3日目は午後は岐路になるのでそれまでどこを回るかということですが、

 まずは朝から1日目の西鉄福岡(天神)に続いて、この日は二日市駅で朝ラッシュの電車を撮影しました。これで西鉄の撮影は終わりなので、また乗り放題きっぷの利用のためにJR鹿児島本線に戻るのですが、どうするかというと、

 福岡(天神)とは反対方向の電車に乗ります。西鉄二日市から1駅だけ南の紫駅まで乗って、そこからJR二日市駅まで歩きます。
 西鉄二日市駅とJR二日市駅の間は離れていて、バスで移動する距離ですが、西鉄紫駅まで1駅乗れば徒歩5分ほどで行けます。
 そしてJRの二日市から博多へ移動して、博多駅で下車。まだ何かする?

 .未乗区間を踏破

 福岡地下鉄の1日乗車券を買います。
 福岡の地下鉄は空港線と箱崎線は完乗していますが、七隈線は全く乗っていませんでした。天神での乗り換えが距離があるのと、どうせ延伸するならその時に乗ればいいと、これまで乗らずにいました。
 今日は博多―橋本の往復だけですが、片道340円かかるので、1日乗車券を買った方が40円安いというだけでなく、きっぷも手元に残りますからね。
ということで、1日乗車券を買っていざ地下鉄のホームへ。まずは初日にも天神まで乗った空港線のホーム降りてその先に七隈線のホームへ続く通路があるようです。

 地下鉄博多駅空港線のホーム端には改札階に上がるエスカレータの間をぶち抜いて? 七隈線への乗り換え通路が出来ていました。
 なんだぁ、そんなに遠くなさそうだなと思って、進んで行ったところ、

 うわぁー何だ?この長い距離は?
 ずっーーーと動く歩道が続いています。これは予定していた電車に乗り換えが出来ないかな?JR博多駅のホームから地下に降りて七隈線の電車に乗り換えるまで15分を見込んでいたのですが、ヤバそう。

 9:57 既に10時ちょうど発の電車が大勢の乗客を乗せて発車を待っていました。
 こんな時間なのに電車は立ち客でいっぱいです。これは予想外。
 大体、新規開業路線なんかは、乗客が定着するまで何年も掛かって、ようやく軌道に乗るものなのに、これ程混雑しているとは。

 オマケに車両は都営地下鉄大江戸線や大阪メトロ鶴見緑地線などの小断面車両、いわゆる女の子サイズの車体ですから狭い狭い。
 まぁ福岡の中心地である天神まで行けば皆んな降りて車内も空いてくるだろうと思ってたら甘かった。
 全然降りるどころか、天神から更に乗ってきて、えらい混雑。どうしてじゃ?

 答えが分かりました。
 福岡大学前の駅でごっそり降りて、車内は1両に数人程度になりました。
 そして終点の橋本に着く頃にはほとんど乗客はいなくなりました。

 こちらが運転室がある先頭部分の様子。
 七隈線はおそらくATO方式による自動運転を使ってるようで、先頭の乗務員がドアの開閉確認と列車の発車操作をするだけで、あとは自動で電車を運転してくれるので、前が見にくくても良いのか客室との仕切り壁や暗幕カーテンなども無く、客室から直接前が見える構造です。一応感染症対策としてビニールの透明幕を垂らしてありますが。

 10:29 約30分ほどで終点の橋本に到着しました。
 数人の客が降りただけで、閑散としています。
 福大前までのあの混雑は何だったんだと、何やらの俳句を思い出します。
 改札口を出てエレベーターで地上に上がって見ます。そうじゃないと新規下車駅としてカウント出来ませんからね。

 ほっほーう、この橋本駅が日本で1番西にある駅だったのね。地下鉄ではw
 これで福岡地下鉄完乗となりました。九州内での未乗区間は九州・西九州新幹線と門司港レトロ線を残すのみです。

 駅前に大きな歩道橋があるので上がってみます。
 駅の周囲はまだ田舎ですねぇ〜
 ちなみにこの反対側にはショッピングセンターがあるのですが、全然人が歩いている姿を見掛けないけど大丈夫?
 まぁ田舎なので車で移動してるんでしょうね。
 なおこの橋本駅からバスで姪浜駅へ出る事もできるのですが、1時間に1本ほどしか無く、次のバスを待つくらいなら乗ってきた地下鉄で博多に戻った方が早いので、再び地下に降りて地下鉄で博多に向かいました。まぁそのために1日乗車券を買っていたのですがね。

 .更にオマケ
 今日のは小倉→姫路の区間で新幹線を使ってワープするので、小倉を15時過ぎのこだま号に乗る事になっているので、まだ少し時間があります。そこで考えたのが
 久々にアレに乗るか。
 ということで博多を昼前に出る福北ゆたか線の快速に乗って直方で819系デンチャに乗車したのですが、どれも乗り換え時間が僅かで電車のスナップ写真すら撮る時間が無く、そのまま14時前に小倉に着きました。

 アレというのかコレ。
 企救丘まで乗ったのは1990年代で、その後小倉駅乗入れ延伸した後に延伸区間の1駅だけ乗って以来ですから、こちらも相当お久になっていました。

 初めて企救丘まで乗った時は天気が悪くて景色も碌に見ていないというか記憶に無いレベルでしたから、今回は動画に残します。
 私が乗った編成の1本後に銀河鉄道999ラッピングの編成がやってきました。

 ただ単に動画を撮るためだけに1時間の待ち時間を使って企救丘までトンボ返りしただけですが、小倉駅で指定のこだま号に乗り遅れができないので、途中で何かのトラブルがあると死亡なのですが、特にトラブルも無く、予定通りに戻ってきました。ちょっとヒヤヒヤなスリル感があります。

 .ワープでゆっくりひとっ飛び
 さてこれで九州での予定も全て終えてあとは名古屋までの岐路になるわけですが、秋の乗り放題パスは青春18きっぷと効力は同じなので、新幹線や特急に乗るには特急券だけでなく乗車券も必要になり、それらの額を足すと、小倉―広島間だけでも7,140円も掛かって、この乗り放題きっぷに等しいほどのお金が必要になります。
 しかしこの区間にはこだま号を上手に使うとそれ以上に乗れる企画商品があるので、それを利用します。
 鉄道に詳しい人なら直ぐに分かると思いますが、「ぷらっとこだま」の山陽新幹線版なる商品が旅行会社各社から発売されており、前回は日本旅行の『バリ得こだま』を使ったのですが、残念ながら大幅に値上げをしてしまいました。
 またJR西日本も「おとなび」企画商品を大幅に廃止してしまい、おとなび会員なのに買う切符がありません。まぁ東日本と違って会費は無料なので別にいいですが。
 そこで今回はJTBが発売している『トク得こだま』を使うことにしました。
 各社とも値上げをしたのですが、バリ得こだまより200円安いので、今回はこちらを使用。以前はきっぷは事前に郵送か指定した店舗での受け取りだったのですが、そこはJTB、いつ迄も前近代的な手法で手をこまねいてはいません。みどりの券売機のQRコード発券対応となり、前日までに予約をすれば買えることになったので、選択肢として十分ありです。

ということで、小倉駅のみどりの券売機にQRコードをかざして無事発券。
 日旅の場合はこれに飲み物引換券がQRコードで発行されるのですが、飲み物は無くても200円安ければいいというところ。

 乗車するのは小倉を15:12に出るこだま858号で、姫路に18:43に着くので、およそ3時間半ののんびりしたワープ旅となります。
 意地悪なLED表示器のせいで、こんな写真に。何を表示しているか分かりませんw

 15:10 乗車のこだま858号が入線してきました。
 きっぷを買う時に座席指定のシートマップを見ると、窓側はほとんど残って居なかったので、結構お客が乗ってるのかな?さすがに秋の旅行シーズンだし。

 そして乗ってみるとこの通り。
 えっ、ガラガラやん!
 まぁお陰で快適なワープタイムが過ごせたのですが、このカラクリが何となく見えてきたので、機会があればそれについては記事にしたいと思います。
 姫路で新幹線を降りてからは、新快速と快速の2本を乗り継いで4時間で名古屋まで。慌ただしい3日目の旅が終わりました。

 .今回の乗り放題パスの乗車内訳
 在来線普通列車が乗り放題で3日間連続使用で7,850円なので、1日当たりに換算すると2,617円で、青春18きっぷの2,450円ほどではないですが、それに匹敵する格安の切符になりましょうか。今回3日間使用でどれ位乗ったか精算してみると、
1-1 南福岡→佐世保   110.3Km 2,130円
1-2 佐世保→諫早→上熊本 243.4Km 4,840円
2-1 熊本→大分→二日市 311.0Km 6,160円
3-1 二日市→博多    14.2Km 280円
3-2 博多→小倉     80.5Km 1,310円
3-3 姫路→名古屋   278.3Km 4,840円
       計 1037.7km  19,560円分
となり、かなりお得に乗ったということになりますでしょうか。
 一応元値の2倍ぐらいは乗らないとと思っていましたが予想以上でした。

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