六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

さよなら北陸本線 さよなら石川県

2024-03-16 |  出撃 at 北信越地方
前記事の続きになります。
 昨日3/9(土)は北陸tabiwaパスの激安セール価格を使って、980円で敦賀→直江津→金沢と乗り鉄しながら、サンダーバードにもお別れ乗車を行いました。直江津で1時間の滞在だけですぐ金沢まで折り返してきたのは、2日目の予定があるためです。
 今日3/10(日)は、いよいよ北陸本線・石川県とお別れになる(来週の土曜日には新幹線が開業してしまう)ため、JR区間の乗り収めをするのと、去年一応乗りつぶしはしたものの、ある物を撮りたいので北陸鉄道にも再訪することにします。

 .最後の青春18きっぷでお別れ旅
 新潟県・富山県に続いて、北陸本線が石川県内から消滅してしまうのと、前の2県と違って、石川県の場合は北陸本線でしか県内への在来線でのアクセスルートが無いため、新幹線開業後は青春18きっぷ等のJR在来線乗車券で全くアクセスできない、陸の孤島と化してしまうので、最後の思い出にということで。金沢駅で青春18きっぷを購入して、押印もすることにしました。

 ということで、きっぷ売り場は早朝から凄い列だったので、誰も並んでいないみどりの券売機で青春18きっぷを購入(新幹線開業後も買える)し、金沢駅の押印をしました。

 金沢駅の改札を入って、中2階の通路には各方面への出発列車の表示がしてあり、ここでの表示も16日からは見られなくなります。
 Kyotoのプレートも外されるでしょう。

 新幹線との乗り換え口に立っていたボードには能登への支援に感謝するポスターが掲示されていました。
 能登半島の形をFの字になぞられてFightと書かれていました。この看板は残るでしょう。

 金沢の駅名標
 すでにJRのマークにはシールが貼られて、いしかわ鉄道のマークだけが見られる形になっていました。

 お昼の七尾線の電車に乗って北上します。
 途中の羽咋市あたりまでは普通の風景が展開していましたが、中能登町や七尾市内にまで来ると、崩れた建物もあり、所々の家の屋根がブルーシートで覆われて、被災地である事を実感できました。

 今回は時間があまりないので、奥までは行かずに折り返します。
 ここでも普通電車はけっこう乗客が乗っていて、2両編成の電車は行きも帰りも宝達以南は座れない状態でした。

 .さよなら金沢のサンダーバード

 金沢駅に戻ってきてサンダーバードの発着を2本撮影して、16時台の唯一の直通列車である敦賀行きの普通に乗って帰ります。
 ホームの端には10人ぐらいのファンがいましたが、最終日はごった返すかな?

 芦原温泉を出たあたりで日が暮れます。
 この辺で見る夕日ももしかしたら最後になるのかな?

 金沢駅で買った駅弁(百万石弁当)
 金沢駅で駅弁を買うことも、もうなくなるかも知れないので、王道の幕の内弁当を買いました。

 敦賀駅にて
 新幹線開業後はサンダーバード・しらさぎ共に敦賀以南のみの走行になるため、こうした金沢行きの表示を見るのも最後になります。

 .ありがとう北陸本線
 いよいよ新幹線開業を控えて、それまで運行してきた国鉄・JR北陸本線としての営業が終了するため、お別れのコーナーが設けられていました。

 金沢駅では在来線の改札口前にメッセージボードが置かれていて、たくさんの人が想いを書いていました。
 お昼には一杯になり、一旦回収して、台紙を張り直していました。

 敦賀駅の駅弁店にて
 名残惜しで訪問する人が多いということで、やはりお弁当の売れ行きなどにも影響しているようですね。新幹線開業後は敦賀駅は在来線の特急が残るので、まだ大丈夫なのかな?

 まだ開業していませんが、気が早いのか敦賀までランプが点いていました。

 敦賀の駅前にて
 奥に高架の新幹線駅がありますが、すでに試運転をしているので、駅の照明が灯されていました。

 いよいよ3/16で開業
 それに伴って、青春18きっぷで石川県へのアクセスが不可になってしまい、福井県も県都の福井駅へはアクセス不可となりました。北陸地方は富山県内がまだ私鉄の乗りつぶしが残っているので訪問機会がありますが、石川県については開業後に新幹線で通過するだけの県となったため、訪問機会を逸してしまう格好になり、初めて2度と行かない都道府県になりそうです。
 もしかしたら本当に2度と行かないかもしれないので、取りあえずお別れの言葉を言っときます。
       ありがとう北陸本線    さようなら石川県
コメント
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