六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

2年ぶりにセンバツ観戦(後編)

2021-04-01 | スポーツ
 前記事に続編になります。

  1日目
 3/25はレフト側外野席からの観戦となり、雨で1日順延となったため、本来なら3/24に行われるはずの1回戦の最後の試合と2回戦の試合でした。

 ・第1試合 中京大中京-専大松戸
 大会屈指の好投手、畔柳君を擁して優勝を狙う中京大中京と春は初出場の専大松戸の対戦ですが、1塁側アルプス席を見て異変に気付きます。

 あれっ?応援席が淋しすぎる、名古屋からなら朝早くに出たら十分間に合うのに、もしかして事故渋滞か何かでバスが遅れてるのかな?
 答えはNo、中京大中京ではベスト8までは感染予防のため一般生徒の同行を禁止したとのことで、この試合と次の試合では応援席は部員の一部と親御さんだけが入っているようです。

 一方こちらはぎっしり満員の3塁側の専大松戸の応援席、緑色で統一された応援が色的にも爽やかさを演出しますが、試合の途中から雨が降ってきたのでちょっと明るく映えた感じには映りません。晴れてたらすごく鮮やかに映っただろうと
 試合は終始専大松戸が押す展開で中京は僅か2安打だったのですが、7回ウラに中京がワンチャンスで2点入れると残りの回をピシャッと抑えられて2―0で専大松戸は敗退、緑色の爽やかなマスク美人チアたちもはかなく散っていきました。

第2試合 神戸国際大付属-仙台育英
 第2試合は地元神戸の学校が出ますが、元々の試合日程ではないので観客のどれほどの人が地元のチーム見たさに今日入れたかは不明です。

 アルプス席はさすがに大応援団が詰めかけていました。神戸東部出身の私にとってはこの学校は元々は八代学院といって神戸西部にあるパーな男子校で(3年前に共学化)、クラスから1人位しか行かなかったためそんなに馴染のある学校でもなく、特に地元だからという思い入れもないので、法則に従ってチアの有無が応援の判断になります。

 そうすると必然的にチアがいる仙台育英側の応援となるわけですが、このチームは別に応援しなくてもそこそこ勝ち進んでいくので、2回戦であっても応援席はこの通り、親御さんすらあまり来てないようで、チアの娘らだけが目立ってシュールな光景ですが、これはこれでマニア垂涎モノの嬉しい風景ですね。でもいつまでも応援席側をずーっと撮っているのは少し気が引けます。
 試合は仙台育英の打撃練習場となり、大差がついた試合となりました。雨もまだ降っていて、神戸側の応援団にとってはお寒い試合だったのかも知れません。

 ・第3試合 健大高崎-天理
 3/25最後の試合は、関東-関西の対決で、群馬代表の健大高崎と奈良代表の天理の対戦となりました。どちらも私学でチアありなので、どちらが勝ってもいいという試合です。

 こちらが1塁側の健大高崎の応援団。
 学校名通りのいかにも健康そうなチアに加えて、2人の袴姿の勝利の女神がしおらしく応援していましたが、果たして勝利を呼び込むことができたのでしょうか?

 こちらは3塁側の天理の応援団。野球応援では数々の名作曲で有名な天理が伝統の応援を繰り広げます。


 試合は好投手を擁する天理が高崎打線を2安打に抑えて完勝を上げ、準々決勝に駒を進めました。
 これで1日目の3試合の観戦が終わりましたが、2試合が小雨の中での試合ということもあり、あまり試合を観た感が実感できなかったように思えますが、これまでと勝手が違うから、そう思えたのかも知れません。

 応援を終えて群馬に帰る健大高崎の応援の生徒らでしょうか?青いジャンパーの人らが外野の門から出てきました。勿論その中には袴姿のあの娘らの姿もいたので、幸運にも1mの間近でその姿を見られました。さすがに写真は撮れませんでした。

 今夜の宿は大阪市内のアパホテルで、シングルで3,100円という安さでポチったんですが、なんと智弁学園の宿舎にもなっていました。残念ながら中で出くわすことはありませんでしたが。感染予防のため、一般客とは接触しないような時間帯で入浴や食事をしているはずです。

  2日目
 3/26は2回戦3試合が行われます。
 この日は高校野球としては初めての内野席での観戦となり、座席がどういう感じなのか、予め座席表で見て、12段目なので割と前の方だとは知っていたのですが、蓋を開けてみないと分かりません。
 そして現地に着いてみて

 ガーン!!  何じゃこりゃ!!
 通路のすぐ後ろ側です。しかも通路からの段差が僅かしかありません。
 詰んだぁぁぁぁぁ~。
 前の通路を通る人が遮る形になり、まともに動画など撮れたもんじゃありません。もう最悪です。
 普段なら撮りやすい場所へ移動したり、アルプス席との仕切りのフェンスに貼り付く事もあるでしょうが、今回は感染症対策のため、自席での観戦が要請されている状況なので、おいそれと動いて撮影するわけにもいきません。
 取り敢えず様子見して、動けそうなら動いてみることにします。

 ・第1試合 鳥取城北-東海大相模
 3/26の最初の試合は初めて見る鳥取城北と、2019年に見た事がある東海大相模の一戦。

 鳥取からはバスで4時間位なので応援団も多く、なかなかの圧を感じます。

 東海大相模の方は親御さんよりも生徒主体のように見えました。まだ2回戦ごときで敗退なんかしないつもりでしょうか。でも以前思いがけない敗退をした事もあったので予断は禁物です。
 試合は両者共にしっかり抑えて、結局1ー0の好ゲームで東海大相模が勝ちました。
 上の画像にもあるように、5回が終わってグランド整備の時間がある間を利用して、アルプス席との仕切りのフェンスまで来てみたところ、最上段の席が空席扱いになっているようなので、ここで1イニングだけ撮させてもらうこととしました。この場所なら後ろに人がいないので迷惑を掛けることもなく撮れました。

 ・第2試合 具志川商-福岡大大濠
 次の試合は両チームとも初めて見る学校で、具志川商は残り少ない公立高校ですので、応援対象ですね。

 やはり沖縄の学校とあって参加する関係者の数は限られてしまいますね。これが普段の大会なら、大阪などの沖縄県人会の人らを中心に満員になるのですが、今回ばかりはそうもいきませんね。

 こちらは福岡大大濠の応援席、学校の規模や新幹線で1本で来れる環境ですが、制限が掛かっているのかかなり少な目ですね。
 またブラバンも両校とも収録が間に合わなくて共用音源を使った11校の2校が対戦ということになりました。
 試合は1点取られたら取り返すの白熱した攻防で、4-4のまま延長に突入。延長戦に入って具志川のピッチャーが撃ち込まれ一気に4点取られて8-4でゲームセット。21世紀枠で初出場の具志川商でしたが、当たると飛ばす怪力野球はファンの新たな注目となったかも。

 ・第3試合 明豊ー市和歌山
 今回最後の観戦カードは2年前のセンバツで習志野との対戦で見たことのある大分県の明豊と公立校で最後まで残っている市立和歌山との対戦です。
 どちらもチアあり校なので、法則に従えば公立校である市立和歌山の応援となるのですが、明豊は応援でも今回変わったところがあるのと、またあの話題の校歌を生で聞いたことがないので、そういう意味では明豊に勝って貰えばという気持ちもあります。

 そして何と、高校野球の応援でベートーベンのピアノ曲が使われるという前代未聞の珍選曲。
 まさかのエリーゼのために使用も、メイン旋律を2音省略した“キッスは目にして“タイプではなく、ちゃんと9音吹いていたので結構本格的でした。

 こちらは市立和歌山の応援席で、地元近畿なので応援団もぎっしりで、ユニフォームのシンボルカラーである濃緑色とみかん色の配色は完全に湘南色で、国鉄ファンにはたまらない色合いがスタンドを彩っていました。また市和歌山の応援曲は完全オリジナル曲なので、これも吹奏楽ファンには堪らない構成です。
 試合は両投手共に好投し、1点差の好ゲームとなりましたが、打力の差で1歩明豊に軍配が上がった感じです。

 今日の対戦で具志川商・市和歌山ともに敗退したので、公立高校がここで全て消滅する形になりました。私の今年のセンバツの観戦もこれで終了となりました。

 今日の3試合が終了し、今日で私は今春の全ての観戦が終わってしまうので、少しブルーな気持ちでスタンドから出てきました。そのブルーな気持ちで歩く私の視界に入って来たのがブルーのヤッケ。そして吸い込まれるように入った土産物の売店の中では密な空間の中で、明豊のチアの娘らも50cmの至近距離で見ることが出来て、もう至福の瞬間ですな。

 また夏に甲子園で会いましょう! (誰とやねんw)
コメント
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