六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

年末年始 関東で撮り納め&始め

2017-01-06 |  出撃 at 関東地方
 年末は12/30〜1/1までが休みなので、ちょうど上りのカシオペア紀行を撮影でき、他に189系使用の中央東線の特急やこちらも春に蓄電池式電車に置き換わる烏山線の気動車などを合わせて撮っておこうというものです。
 大晦日のうちに帰る予定でしたが、秩父のSLが正月三が日に走るということで元日まで滞在することにしました。

 .12/29 空いている東海道上り
 12/29は午前中で仕事も終わり、午後から東海道線を上る訳ですが帰省ラッシュの真っ只中とあって、かなりの混雑を覚悟していたのですが、混雑していたのは豊橋→浜松と、静岡の手前ぐらいで、あとはかなり余裕がありました。しかし下り電車はその3倍ほど混んでおり、大きな荷物を持って関東地方を脱出する人々で可哀想なぐらいの地獄の混みようでしたが、上りは全て座れました。

 富士山もバッチリ見え、幸先の良さを感じます。静岡から乗った熱海行きは、私が乗った車両は8人ぐらいしか乗ってませんでした。6両編成の前の方の車両は立ってる人もいるほどでしたが、座りたくないのか、周りが見えない人達なんでしょう。
 静岡地獄もほとんど感じぬまま、熱海から黒磯行きの231系に乗り換えますが、今日は東京までしか乗らないのでグリーン車には乗らずに1号車のクハに乗ります。

 これも1つのボックスに乗っても2人で、私が居たボックスは新橋まで誰も乗って来ず、向かいのボックスも横浜→新橋はこの通り誰も座りませんでした。
 秋葉原で久々に買い物をするため山手線を待ってるとやってきました、これが。

 この235系ですが、前面のデザインが悪いので、入線時にすごい風圧を受けてしまいます。帽子が飛ばされたり、カツラの人などには優しくない電車です。
 秋葉原で買い物の後は今夜の滞泊地へ向かいます。

 やってきたの上尾駅。
 上尾で降りるのは何年振りか忘れるほど久しぶりです。駅前のやよい軒で晩飯として、後は寝ます。

 .12/30 中央東線で国鉄特急撮影の1日
 翌30日は、中央東線を下る国鉄型特急車両が幾つかあるので、それをターゲットに狙います。わざわざ上尾に滞泊したのは高くて混んでいる東京都内を避けただけで、特に意味はありません。
 そのため、朝起きたら早速上野行きに乗って高尾を目指します。

 高尾から中央東線の普通に乗って、鳥沢で下車。前に来た時は山スカが走っていた時なので3年ほど前でしょうか。駅舎も全く変わっていました。
 ここで下り列車を撮るとなると、徒歩15分ほどで橋の下から見上げるか、更に数分歩いて橋の西側から望遠で狙うかの選択になりますが、西側だとド逆光になるうえ、特撮がメインなので橋の下畑に陣取ります。

 ここでのメインはホリデー快速富士山ですが、その前に185系のはまかいじを撮影。
 ホリデー快速も撮りましたが、編集の都合で割愛します。

 午後からはここが順光になるのですが、同じ場所でずっと居るのも飽きるので、別の場所で撮ることにします。ホリデーパスなので西の端は大月になります。

 ということで大月に着きました。下りの特急あずさ81号までは、まだ3時間近くあります。

 一旦駅の外へ出ます。
 大月駅で改札を出て駅舎の外へ出るのも久しぶり、2000年12月に来て以来の16年ぶり。

 とりあえず腹ごしらえで、お蕎麦を食べます。
 春菊天そば、ちょっと物足りなかったかな?
 
 ホームに入るとすごい人だかりで、何故かこの車両がやって来ました。
 富士急行線直通の臨時〔成田エクスプレス〕で、自由席は富士急行線内は特急券不要とのことで、満員すし詰めで遅延しながら出て行きました。
 時間に若干の余裕があったので、これに乗って「成田エクスプレスに特急無しで乗ったった!」と行きたいところですが、山登りジジイと日本語を話さない声の大きな角刈り豚どもと一緒に詰め込まれても困るので乗るのはやめて、少し早いですが下りあずさ81号の撮影ポイントを探します。
 結局大月から区間外乗車ということで普通乗車券を購入して西へ西へ、結局撮影したのは新府–穴山間の桃の木畑からの俯瞰で終えました。

 .12/31 烏山線とカシオペア紀行の撮影
 いよいよ今日が一番のメインとなる上りカシオペア紀行の撮影ですが、定期時代よりも通過時刻が2時間近く繰り下がっているので、それまでの間に烏山線の列車を朝練撮影します。
 奥まで入っていてはさすがにカシオペアに間に合わないので、場所は宝積寺–下野花岡間の宝積寺駅からでも歩いて行ける場所にします。ここは線路が東西に通っていて、一直線にやってくる列車を撮ることができます。

 日の出時刻ギリギリにやって来た上り列車は3色混成で、オレンジ色のエロ光を反射していい雰囲気です。
 今回唯一の一眼レフでの撮影コマとなりました。
 7時台の2本を撮って宝積寺駅へ戻ります。宝積寺からは更に北へ向かい、メインのカシオペア撮影場所を吟味しますが、蒲須坂の鉄橋が既に黒山の人だかりで激パ状態だったので先行き心配でしたが、予定通りに矢板で下車、40分ほど歩いて多分1年ぶりにストレート撮影地に来ました。同業者は15人ほど。キャパもあるので余裕です。

 予定時刻より10分ほど遅れてやって来ました。
 快晴・無風の絶好のコンディションの中、この95号機が牽くカシオペアは初めての撮影(間違ってました、2回目でした)、特撮+コンデジ動画の2台でいただきました。これで満足満足。
 さて昼からどうしようか?ということで、何か撮れそうなものはないかな?とみたところ、かいじの臨時列車が今日も走っているので、それを狙うこととします。
 ということで、自治医大駅で下車して今日もホリデーパスを購入し、いざ中央東線へ向かいます。
 後は日暮れとの戦いが待っています。冬の日差しはどんどん落ちて、特に山間の中央東線は日の入り時刻よりも早く山影になってしまうので気を揉みます。昨日も来た鳥沢で下車、幸い太陽の位置も何とか持ちこたえそうです。
 しかし、その目論見も外れ、15時50分ごろ遂に鉄橋のした半分が影に隠れ、それからみるみるうちに影が上に迫ります。そして5分前の定期のあずさ号の通過時点で完全に影になりました。もうダメだぁ〜

 そして無念の影落ちの中、轟音を立ててやって来ました。
 甲信エクスプレスでリベンジしよっと。

 .年越しは何処で?
 影落ちで 討ち死にしけり 甲斐路かな 人間諦めが肝心じゃ。
 なわけで日も落ちて真っ暗になった鳥沢から東京都心へ戻って来ましたが、人少ないねぇ。

 一昨日に続いて今日も秋葉原で降りたのですが、何、この閑散とした風景。25時とかじゃないですよ、帰宅ラッシュ、土日でも平日に負けない位に人で溢れて通りにくい秋葉原駅のホームがこの通り、みんなガキ使見るのに早く帰ったのか知れませんが、エスカレーターで下へ降りるのですが、すれ違う人々の大半が外国人という有様。
 さて年越しをどうしようかと思ったのですが、〔ムーンライトながら〕は数日前には12/31出発分の指定席に若干の空席があったのですが、昨日の時点で満席になっていたので年越し夜行に乗ることはなくなり、元日を関東地方で迎えることが確定しました。でもせっかくなら電車の中で迎えよう、どの電車にしようかと目星を付けたのが総武快速線、これで千葉方面へ行き、成田で日付が変わってハッピーニューイヤーというところです。

 品川駅へ行くとまぁ寂しいこと。何時もの22時過ぎなら人で溢れてるのですが、さすが大晦日です。
 ここから総武快速線に乗り、あとりあえず千葉方面へ行きます。
 途中の新小岩で車窓左手にある看板が目に入ってしまいました。

 そう、今日まだ年越しそばを食べてなかったんですね。そこで衝動的に下車し、半分灯りを消した店へ。
 「24時間営業」と書いてますが、さすがに大晦日は23時で営業終わりとのことで、既に天ぷらなどのトッピングはなく、かけそばか玉子そばぐらいしかありませんでした。

 玉子そばを注文、これで辛うじて年越しできそうです。
 久しぶりに食べる富士そばの味は?ノーコメントw でも渋谷とか蒲田の店に比べればマシです。
 さて年越しそばも食べてホームに上がると、ちょうど最終の佐倉行きがやって来たのでそれに乗ることにしますが、時間的に年越し列車になるか微妙なところです、というかカバンから時刻表出してきて調べれば済むのに、それすらも面倒臭い。

 千葉で数分止まって時間調整、でも年越しは微妙。
 結局この列車が佐倉に着いたのが23:55、2017年の年明けは佐倉駅のホームで迎えてしまいました。
 後続の成田行きの最終電車に乗りますが、この電車は千葉を日付の変わった0:05に発車するので、何れにしても電車で走行中に年越しは無理でした。

 成田駅に着いたのですが、ちょうど20分程で折返しの千葉行きがあります、その後が1時間以上開くので直ぐに折返す事にして、成田駅の日付印のみ押しました。
 せっかく成田駅に来たら、成田山新勝寺へ初詣へ行けばいいのにということところですが、さすがに20分では無理なのと、過去に2回ほど初詣に来た事があったのですが、いずれもその年が良くない年だったので、あまり良い印象が無いのです。千葉に戻って千葉市内で滞泊。

 大晦日の夜中しか見ることの出来ない発車表示ですね。夜中の2時台とか3時台とかの表示があると思わず撮ってしまいます。

 御茶ノ水から来た最終電車でしょうか。これが終夜運転の電車になります。隣の外房線の電車は灯りを消しています。
 朝の5時半から動いて来たので流石に眠い。終夜運転の電車を稲毛で降りて朝まで休憩。

 .元日はSL撮影
 そもそも千葉方面に来たのは、元日はのんびり房総半島で気動車でも撮ってと思っていたところ、秩父鉄道で正月SL運行の情報が入り、確かデゴイチよく走るには日程表に出ていなかったので予定に入れていなかったのですが、急きょ秩父鉄道へ向かう事にしました。

 初日の出は東京駅でビルの谷間に反射した朝日を見ます。
 秩父鉄道の撮影はここから立川・拝島・高麗川・寄居経由で入ります。

 熊谷から入らずに、わざわざ八高線経由にしたのは、青春18きっぷ利用ということもありますが、暖かい気動車で束の間のユルい時間を過ごしたいからです。

 寄居に到着。ここから秩父鉄道に乗り換えます。

 寄居駅の窓口で見掛けたのが、「寄居駅限定」と書かれた企画フリー切符の「ながとろ満喫きっぷ」なるもので、今日は上長瀞までしか行かないので丁度よい切符です。
 午後の上り列車を撮っていると今日中に帰れそうにない(新幹線を使えば別ですが)ので、下りSLのみ撮影することに。
 撮影場所なのですが、特別ヘッドマークが付くため、正面順光狙いの場所は既に黒山の人だかりでした。そこで、普段の休日なら河原にDQNが乗り付けて風景の邪魔になる荒川の鉄橋で撮ることにしました。特別ヘッドマークはまた来年に置いときます。

 何年か前にここから生中継をしたのですが、今日はさすがに3人しかおらず、川遊びにきた親子も直ぐに帰って静寂の中で撮れました。

 寄居まで戻って来て、次の八高線の列車まで1時間半ほどあったので、歩いて15分ほどの荒川の河原に降りて東武鉄道の電車を狙います。
 上手い具合にリバイバル塗装の車両が来てくれてラッキー。これで本日の撮影は全て終了です。

 寄居からは一旦高崎方向へ下って倉賀野で数分で接続する熱海方面行きの電車に乗って、東海道線乗り継ぎで帰ります。距離があるのでグリーン券奮発。

 こうして年末年始の撮影旅が終わりましたが、ツイてたり運がなかったりと色々あった撮影行でした。
 次週は年末にも触れていた新潟方面に行く予定でしたが、果たして…
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