六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

30年ぶりに三江線に乗り鉄(後編)

2016-09-18 |  出撃 at 中国地方
 昨日9/7は朝明石を出て、智頭急行・鳥取・米子経由で江津から三江線の下り列車に乗って、最終的には広島(五日市)へ到着というぐるっと回ってきました。
 2日目は台風や雨の状況によってどうするか流動的でしたが、広島県内の大雨も日付が変わる頃にはほぼ収まり、運転見合わせの心配もなさそうなので、今日も三江線の乗ることとしました。
 昨日はクロスシートの通路側だった事や、途中から夜になって、景色が見えなかったので、改めて乗って景色を楽しもうというわけです。
 しかし泊っているのが広島を通り過ぎた五日市。さて今日中に乗って帰れるのか? 答はノー。でも大丈夫。明日は勤務は午後からなので、昼までに帰れば問題ありません。

 .上りの2番列車で乗り継ぐ
 三江線の上り列車は朝5時台と9時台の2本があり、それ以降は夕方までありませんから、午前中のどちらかの列車に乗る必要があります。
 しかし朝5時台の列車の場合は、三次市内でホテルに泊まっていても結構厳しい条件なので、結局広島市内あたりで泊って9時台の2本目に乗っても、結局帰ってくるのは同じ列車になります。

 五日市 6:16発の和気行きに乗ります。
 2016年版のカープ電車に乗るのは初めて、このまま和気まで長躯乗るのも悪くもないですが、目的を外れているので、もちろん広島で降ります。

 広島からは昨夜も乗った芸備線に乗り、三次へ向かいます。
 広島 6:57発の1850Dはおそらく芸備線の列車では最も長い6両編成で運転されます。但し5駅先の下深川で後ろの4両を切り離すので、そこから先はたった2両で運転されます。

 2時間近い40系の旅も終わり、三次に到着。この列車はまた広島へ折り返しとなります。
 三江線の列車は隣の3番線に入るようですが、2両編成?

 表示の間違いかと思いましたが、本当に2両編成でやって来ました。
 この列車は江津を朝6時に出た下り列車で、2両編成のまま 424Dとして折り返していきます。
 平日の昼間に2両編成とか、ガラガラな筈ですが、広島発の1本後の列車が到着すると、壮年18きっぱー達が大量に流れ込んできて、一気に2両とも座席は埋まりました。

 三次周辺は晴れていたのですが、天気予報では島根県は1日マークが出ていて心配。
 途中で雨も降ってきましたが、降ったり薄日が差したりと忙しい天候です。
 上の写真は昨日下車した石見都賀駅の南側の景色で、この川原をバックに今度は列車を撮影したいものです。

 12:09 石見川本到着。この424Dは途中の口羽や浜原などで反対列車との交換が一切ないので、バカ停することもなく、淡々と停車・発車を繰り返して2時間ちょっとで着きます。

 石見川本駅初下車。
 実は数年前に赤い青春18きっぷを買うために、山口線のSL&一畑のデハニ撮影の移動ついでに車で立ち寄ったことがありましたが、列車からの下車は初めてです。

 次の列車まで1時間半近くあるので、昼食を兼ねて街へ出て見ましたが、通行人などほとんどいません。
 多聞にもれず、過疎化が進む田舎町の昼下がり、目立ったのはリュック背負った18キッパーだけでした。

 再び駅へ戻り、昼休みを取った 424Dは 426Dと列車番号を変えて終点の江津へ向かいます。
 その間はエンジンも止めて、扉も締め切るので、ドアが開くまでホームで待たなければなりません。

 江津まではラストスパートと思いきや、この区間が最も30km/hの速度制限が多い区間で、本当にノロノロと走ります。
 また20年ほど前にSL撮影で来た時に比べて木々も大きく伸びていて、川原の景色が見えにくくなっており、乗客の多くが眠りにつく区間でもあります。

 ようやく晴れ間が見えてきました。
 こうやって見ていると、人家が全く視界からなくなる区間が続いたりして、ここは深名線か岩泉線か?と思うような光景が続く場所があります。木の向こう側には江の川があるのですが。

 そしていよいよ江津の町が見えてきました。
 象徴となる長い鉄橋を見ながら、江津本町に停車し、大きくカーブを曲がって江津に着きます。

 14:49 定刻に江津に到着。 1番線に出雲市行きの上り普通列車が待っていて、大勢の乗客が階段へ向かって歩いていきます。さてどうしようか?

 .再び下り列車に乗る
 江津からは山陰本線で上れば、出雲市で岡山行きの普通列車に乗り継ぎとなり、そのまま乗り換えなしで岡山まで行けます。乗り換え客が多かったのは多分その列車に乗るためと思われます。
 さて私はどうするかというと、再び三江線の下り列車に乗って三次へ折り返すこととしました。

 三次から乗ってきた2両編成の車両は引き上げ線に引き上げて、どうやら1本後の 431Dに入る模様で、429Dに充当する車両は浜田から回送列車で入線してきました。
 停目通りに止まってくれたので、ポールポジションで最も良い席を確保。

 山陰本線の下り列車は40~50分程度の遅れが出ており、本来なら快速〔アクアライナー〕から接続するはずですが、隣のホームに着いたのは〔スーパーまつかぜ5号〕でした。
 ドアが開くやいなや、10人程度がダッシュで乗り換えてきます。自分も昨日はそうでした。
 三次行きは遅れの快速列車からは接続を取らずに 15:17定時に出発、18キッパーは救済されたのでしょうか? 隣に特急から乗り換えた人が座りましたが、米子→三次の普通乗車券を持っていたので救済されたかどうかは分かりません。1本後の431Dに乗っても広島まで今日中に着けるので、救済しなかったかも知れません。
 1両編成の列車は昨日ほどの立ち客が出る程の混雑ではないものの、席はほぼ埋まる程度の乗客を乗せて、淡々とまた三次へ向かいます。
 浜原で1本前の浜原止まりの列車で降りて待っていた乗客を乗せて、更に乗客が増えます。

 途中の口羽で小休止、上り列車との交換待ちのため、8分ほど停車します。
 それってんで、列車を降りて駅の敷地外へ出ます。下車駅1つゲット。

 口羽駅の駅舎内、ただの待合所となっています。長椅子があり、これは駅寝するには最適の環境ですね。
 扉も閉まるので、虫の侵入も雨風も防げ、少々の寒さならしのげそうです。

 上り列車が到着しました、そろそろ発車します。

 浜原を過ぎると山合いの早い日暮れがやってきて、肉眼だともう少し明るいですが、写真だと空以外は真っ暗に映ってしまいます。
 秋冬場だと多分真っ暗です。

 18:47 定刻に三次に到着。
 2日がかりで1往復半した三江線の乗り鉄ミッションが終わりました。
 三次からは福塩線経由でも芸備線・広島経由でもいずれの場合も、山陽本線上りの最終の岡山行に接続となります。
 このため夕食の確保目的で広島経由で帰ることとしました。三江線については日が長くなった来春あたりに撮り鉄で訪問したいと思います。

 本日の旅程、青い色が三江線の部分
・9/8 五日市616~324M クハ115-2020~633広島657+4分~1850D キハ47 153~855三次957~424D キハ120 310~1209石見川本1343~426D キハ120 317~1449江津1517~429D キハ120 315~(口羽)~1847三次1857~1879D キハ47 1071~2049広島2100~2855M クモハ226-68~2104新白島2112~382M クハ115-2517~2313東福山
コメント (3)
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