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六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

甲子園観戦に小変化

2023-08-13 | スポーツ
 熱戦が続く高校野球選手権大会ですが、この夏から観戦場所に置いて少し(私にとっては結構大きい)変化がありましたので、こちらに書きます。

 .バーチャル高校野球がけしからん!
 高校野球中継と言えばNHKの放送が永らく主役を占めていて(関西だとABC朝日放送でも放送がある)、今も変わらないとは思いますが、若者を中心にテレビを見なくなった、或いはテレビ自体を持っていない人も増えてきたので、その対策としてネットで見られるようにバーチャル高校野球という配信を朝日・毎日が後援として配信しており、テレビを廃止した私もこちらの恩恵に預っていますが、今夏からこのバーチャル高校野球がけしからんパワーアップをしたのです。


 こちらがその画面で、今までは写真一番左のテレビ放送画面のみでしたが、画面下の切替ボタンを押すと、それぞれ1・3塁側のアルプス席と、バックネット後方から球場全体を写したカメラの映像に切り替えて楽しむ事ができる画期的なアイデアです。
 アルプス席の映像は固定アングルで音声も無いので、テレビ放送のようにハンディカメラが動いて色々写す事はないため退屈な映像かも知れませんが、よくこれを実現したと思います。

 カメラは金網の上の方に固定されていて、ちょうどカメラが不調なのか、スタッフが調整していました。
 アルプス席の応援動画を撮ってきた私にとっては、ある意味ライバルが出現した形になり、ちょっと複雑な気持ちです。

 .隠れた良席が無くなった!
 アルプス席も含めて全席指定席化された後に、私達にとっての隠れた良席だったのが階段上にある12席ほどの一角で、春までは応援団席として利用されていたのですが、今夏からここもブラスバンド席として設定されるようになりました。

 このように黄色い「ブラスバンド席」のシールが張られた屋根上の一角。
 なかなかこの状態だと一般の応援団が座るのははばかられるが、それでも一部の学校などでは入り切らない(筈はないが)応援団がこの席に座っていました。

 .クレームに対応
 大会2日目である8/7から観戦していましたが、4日目の8/9になって座席に変化が起きました。

 応援団席エリアの最上段になる座席にこのような張り紙が施されたのです。
 ここで立って応援すると、後方からの視界の妨げになるので、この列の席には座らないでくださいとのこと。
 確かに応援団の皆さんは攻撃中は立って応援しますから(一部を除く)、後方から見ると視界が遮られて邪魔だとクレームが出て、急きょ対処したのだと思います。
 なぜクレームが出たかというと、

 こんな糞席にイヤイヤ座らせられるからです。
 私もこの「悪夢の43段目」に何度か当たってしまい、とにかく応援団はもとより、前をひっきりなしに人が行きかうなかで落ち着いて試合を見るわけにもいかないし、撮影などは全く適していないからです。
 しかも高校野球では自分で座席を選べないので、発券してみたらこの43段目だったというお客からしたら、せめて何か文句は言いたくなるのも当然かもしれません。
 座席が自由に選べたら、こんな席に座らず、もっと上の段に座るのに・・・・ということで、私もこの段(最近はもっと後列の段でも)に当たったら、最初に着いた時に一旦座って、周りを見渡して、空いてそうな席にさっさと移動します。いや、もう最初から空いている後段の席へ座ったしりしています。

 .少年層向けに当日券を売り出したが
 高校野球は青少年への教育の一環という側面があるため、長きにわたって外野席を無料にするなどの策を講じてきましたが、警備や清掃にかかるコストが跳ね上がり、コロナ対応で観客数制限として座席指定にしたため、大幅な値上げとなりました。まだ外野席はそれでも500円から700円と良心的な上げ幅でしたが。
 しかしコロナ対策の期間が過ぎたと思われる今夏でもこれまでの座席指定から戻すことはなくなりました。『一旦〇〇に決めてしまうと、元に戻せない」という日本人の愚かな側面を垣間見る如く、一度チケット会社に委託したので、もう戻すのは面倒くさい、発券など丸投げでいいやという感じでしょうか。
 しかしそれではチケット会社が利用できない(クレジットカードが持てない)青少年は親と一緒でないと観戦が出来なくなってしまうので、今回はその対応策として、甲子園球場のチケット販売窓口で当日券を販売することにしたのです。窓口販売なので現金が使え、青少年や一部の大人でも重宝するでしょう。

 ただ前売り券に残席ごある場合のみで、8/13のようなお盆に近い日曜日でオマケに地元の大阪代表が出るとあって、既に前売りの段階で早々に完売していました。
 当日券の販売があったとしても指定席なので、決められた席で見る(一応のお約束)のではありますが。それでも僅かな救済策にはなるでしょうか?

 高校野球観戦も残すところ8/14〜15の2日間でしたが、15日は台風の接近で大雨予報なので中止はほぼ確実。追加で見ない限り今夏の観戦は14日で終わりそうです。
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高校野球ガチャ?の結果

2023-08-04 | スポーツ

 昨日第105回夏の全国高校野球選手権の組み合わせ抽選会が行なわれ、全ての代表校の対戦相手と日程が決まりました。
 以前ならそこまで注目してはいなかったのですが、最近は非常に注目する行事になっています。それもそのはず、対戦カードが決まる前から、休みの日の分の1塁側アルプス席を7月20日の売り出し開始と同時に買ってしまうからです。
 買った後に実際に試合の対戦カードが決まるので、組合せ抽選会の結果次第では当たりハズレもあるわけで、ガチャ同然のこの行為、抽選日がワクワクして待っていましたが、上の表を見ていただくと分かる通り、桃色で色付けした部分が1塁側アルプス席を購入した日程で、この中に太字の私の注目校が当たっているかどうかというところです。
 今年の大会は、早くから智弁和歌山や明徳義塾・報徳学園などの強豪校が次々敗退する波乱含みの展開で、トリは大阪桐蔭の敗退で締めるという凄い年ですが、逆に新しい発見もあるかも知れないというところでしょうか? まっ大阪は履正社ですから、あんまり変わり映えはしませんが。
 従来は朝からがっつり4試合観戦なんて事もありましたが、さすがに最近の体力の衰えの状況もあるので、1日に1~2試合程度に絞り込んで見ようかと思っています。
 あとは台風の進路次第では9日辺りに直撃という可能性があるので、そうなると日程が1日か場合によっては2日ズレる事になり、観戦予定もズタズタになるかも知れませんが、こればっかりは運を天(気)に任すといったところでしょうね。
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高校野球ガチャ?を楽しむ

2023-07-20 | スポーツ
 夏と言えば高校野球。ということで、今日7月20日の午前10時から夏の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)の入場券が発売開始になるので、運良くちょうど休みの日だったので自宅のPCの前に鎮座してその時を待っていました。
 今回は予定している観戦試合日が多いので、今まで使っていたローチケでは発券手数料だけで1試合分のチケット代に相当するため、甲子園球場と経営が一体の甲チケで購入することにしました。

 甲チケのサイトに入るとTigersIDの登録をしなければならず、アンチ阪神ファンの(阪神が嫌いなのではなく、阪神ファンという人種が嫌いだった)私にとっては屈辱というか苦痛以外何者でも無かったのですが、実はここからではなく、高校野球チケット販売のページに直接入れる事が分かったので、ID登録をせずにすみました。良かった~ふぅ。

 これが高校野球のチケット購入サイトで、しっかり“登録不要”と書かれているので安心です。
 しかし「購入する」のボタンを押しても

 このとおり、混み合って全然アクセス出来ません。
 約10秒間隔でリトライしていたのですが埒があかず、少しリトライ間隔を開けてみても一向にアクセス出来ません。
 野球のチケット販売をするだけのサーバーなので、ショボいサーバーでも普段なら十分捌けてるんでしょうね。
 しかし30分経っても全くアクセス出来ないことから、仕方なく別画面でローチケのサイトに入ると、全然楽勝で購入画面が開きます。

 既に開会式のある初日のバックネット裏は△印になっていて、結構売れているようです。
 このまま甲チケのサイトが空くのを待ってたら、買いそびれるかもしれないので、2〜4日目の3日分のアルプス席はローチケで買いました。990円の損w

 こちらは5日目ですが、この辺になると割りと余裕がありそうです。
 発売開始から40分程経ったあたりで甲チケのサイトが開き始めてきたので、5日目以降は甲チケで買うことにしました。

 平日でまだ試合カードも決まっていないと結構売れ残っています。
 当たり前ですね。この時点で初日のバックネット裏だけが✕になっていました。よほど開会式を観たい人たちがいるんでしょうね。
 まぁ対戦カードが決まってないのにチケット買うなんて、余程のファンか転売ヤーぐらいのもんでしょうからw

 ということで、合計7日分の1塁側アルプス席のチケット購入を無事終えました。

 まだ地方予選の真っ只中で、甲子園行きの切符を掴んだチームが沖縄県以外はどこも決まっていないという状態から、来週あたりで続々と各県の代表が決まり、そして8月3日の組み合わせ抽選会で試合カードが決まる運命の日をじっと待つ。
 自分が買ったその日の1塁側に果たして見たいチームが来るのか?
 これは新たな遊び『高校野球ガチャ』とでも言いましょうかw
 その日のお目当てチームが出る側の席を求めて、早朝や前の晩から何時間も並んだコロナ前とはうって変わった様相となりました。
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高校野球ガラガラ問題

2023-04-16 | スポーツ
こちらは2023年春の選抜高校野球での記事になります。
 前の記事で3月21日~23日のチケットを買って選抜高校野球を見に行きますとまで書いて、実際は雨で中止・順延になった23日を除いた2日間の試合を見ましたが、その後1日余裕ができたので、28日にもう1日甲子園へ行きました。順延で試合日程が決まった24日にチケットを買ったのですが、売り出しから40分程度時間が過ぎていましたが、余裕でアルプス席を入手できました。

 今日の試合予定。
 第1試合から大阪桐蔭の試合があるので混んでるのかな?

 当日券売り場のモニターを見てみると、
 さすがにアルプス席は売り切れになっていますが、おやおや中央指定席が全然売れ残っていますね。

 指定された45列100番席に座りました。(下の通路から3段目の階段から2番目の席)
 生徒さんらの応援団席のすぐ後ろですね。モロに逆光なので撮影条件は良くありません。カメラを回そうかどうか・・・結局動画サイトに上げれるような画質もアングルも期待できない感じでした。
 私の座っていた席周辺はかなりの席が埋まっていましたが、少し離れてみると

 こんな感じでガラガラです。これ、大阪桐蔭側の席ですよ
 真ん中の通路を挟んでグランド側は学校関係者から配られたチケットを持った応援団だけが座れるエリアもガラガラで、後ろの段なんか誰もいません。
 確かに以前に比べると桐蔭人気に陰りはあるかも知れませんが、それにしてもこの閑古鳥の有様は酷いものです。
 これで座席「売り切れ」ですからね。
 原因は「死に券問題」で、席を予約していても1日のうちにどこかの試合を見ればよいので、必ずしも全席が常時埋まっているわけではないのですが、以前はそこへ再販席として当日に窓口で追加発売をしていたのですが、全席指定だと出口で退場者のチケットを回収しない限りは、出た分の再販は難しいと思われます。
 コロナ対策でこれまで指定席にしてきたと思われますが、チケット会社に丸投げで今後もこの状況が変わらないのなら、ガラガラの甲子園の状況は改善しないと思われます。困るのは飲食などのお店でしょうね。これだけガラガラなら商売上がったりですよ。
 なおこの日の入場者数は第1試合の大阪桐蔭の試合が10,000人で、最も入ったのが第3試合の東邦-報徳学園の16,000人でした。地元報徳が出るのに16,000人ですから、本当は入りたかった人も結構いたのではないかと思います。

 3月下旬から4月半ばにかけてバタバタしていたので、ブログを書く気力がでなかったのですが、ようやく半月遅れで書くことができました。4月上旬には青春18きっぷで2つ小旅行に行っているので、今後その記事も書く予定です。しばらくお待ちください。
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センバツのチケットを買ったが

2023-03-09 | スポーツ
 球春到来、春はセンバツから・・・今年はWBCで盛り上がってるようですが、阪急・近鉄・南海の「超オモシロ3電鉄球団」がない今、私はプロ野球にはあまり見に行きたいとも思いません。その代わりに高校野球や社会人野球はぜひ見に行きたいと思わせる何かがあります。ここのブログを以前から読まれてる方は、もうその何かが一体何であるかは直ぐに分かると思いますがw

 ということで、3月7日のチケット売り出し開始とともにすぐに3/21~3/23までの3日分のチケットを押さえました。この3日間が週休に当たっているのと+1日年休を入れて3連休にしました。次週の週休日は準々決勝2日目と翌日の休養日に当たるので、今春見に行けるのはこの3日間に絞ります。
 試合の組み合わせ抽選会は3日後の3月10日になるので、まだ対戦カードが決まっていない状況ですが、現地に行ける日がこの3日間になるため、どこの学校になるかは抽選会が終わってからのお楽しみということで、よっぽど嫌なあの学校や一部の男子校などが当たらない限りは喜んで見る予定、あくまで予定、です。

 朝10時の発売と同時に初日のバックネット裏席が即完売になりましたが、開会式などを含めて総合的に野球観戦したいという昔ながらの高校野球ファンがこの席を押さえます。その他の席はまだ対戦日程が決まっていないので、おそらく10日の対戦カードが決まってから、人気校が出る日は一気に売れるでしょう。座席が自由に選べないのですが、割り当てられた座席番号を見ると3日間とも前から8人目辺りのようです。同じような人間がいるんだなとw
 ということで、今回は3塁側アルプス席を3日間ということで、どこの学校に当たるか楽しみですね。

 3塁側にしたのは、もし撮影する場合は順光になる時間帯が長いからです。今回も全席指定という自由がない座席設定ですが、ぜひとも夏には元通りの「自由席・当日発売方式」に戻してほしいですね。そうしたら、対戦カードが決まってから、当日朝にどちら側の席の販売窓口に並ぶかを決めることができるのに。

<続報>3月10日に組み合わせ抽選会があり、試合日程が決まりました。

 3/21~3/23の試合日程は以上のとおりで、赤字は自側で見たことがある学校、青字は相手側で見たことがある学校になります。
 購入したのは表のクリーム色に色付けしている3塁側なので、報徳学園と山梨学院以外(専大松戸はアルプス席に入れなかった2021年にレフトスタンドから見ただけなので自側扱いにしていません)は自側初観戦となるので、最初の2日間は特に楽しみです。問題は3日目、ガンバレ東北高校! 一回戦突破して上がってきてほしい。
 心配なのは天気で、雨天順延となると、そのまま翌日に順延となるので、3日目までに雨で1日流れたら、3/21に敦賀気比✕大阪桐蔭の試合などが見られるので、それもありかなと、いや実はそれも期待してたりして・・・
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2022センバツ 観戦カード決まる

2022-03-04 | スポーツ
 今春の選抜高校野球の対戦カードを決める組み合わせ抽選会が3/4 15:00~行われました。
 それに先立ち、2日前の3/2 12:00~入場券のオンラインチケット販売が行われたので、対戦カードが決まらない時点で私はチケットを押さえていました。
 今春の3月の休暇と開催期間を睨めっこして、早いうちに見ておこうということにして、3/20~3/23の4日間を観戦日として、3塁側内野席を購入することにしました。

 3/2 12:00 一気に4日分の画面をタブで開いて3塁側内野席を押さえます。
 認証やら何やらで4画面で手続きするのに10分掛かりました。

 12:10 3/20分の画面をリロードすると、早々と中央指定席と1塁側は売り切れていました。
 この時点でどこの学校が1塁側に当たるのか分からないのに、やっぱり『取り敢えず買っとけ~』みたいな人が結構いるもんですね。
 バックネット裏の中央指定席は本当に高校野球好きで何処の学校でもいい(テレビに映りたいあの爺さんたち?)という人が3連休の真ん中の日ということで集中したものと思われます。

              

 チケット購入から2日経っていよいよ組み合わせ抽選の日になりました。

 コロナ対策で昨年同様に完全オンラインで行われた抽選会も淡々と進んで、対戦カードが次々と決まっていきました。
 その結果、私が押さえて3/20~3/23の3塁側は以下の学校となりました。緑色に着色した部分。

 学校名が太字なのは過去に応援席側で見たことがあるチームで、下線を引いているのは、対戦相手校として見たことがあるチーム、それ以外は初めて見るチームとなります。
 注目はやっぱり3/21の第2試合 星稜vs天理 と 3/23の第1試合 鳴門vs大阪桐蔭 ですね。
 なお3/4 16時現在、日曜日以外のチケットは意外と売れ残っていましたが、出場校が決まったことで、売り切れも近いと思います・・・と思ってたら、さすがに3/21分の内野席は17時過ぎで売切れになりました。

 2週間後が楽しみですね。
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都市対抗野球は楽しい

2021-12-15 | スポーツ
 今回青春18きっぷの期間でもないのに遠征したのは11月下旬から12/9まで開かれている都市対抗野球の見物に行くためでした。
 プロ野球にはほとんど興味がなくなってしまったので、3年前から高校野球を見に行っていましたが、武漢疫病の影響下で夏はまた無観客試合など、見る機会がなかったのですが、都市対抗野球でブラバンを入れた応援が復活するとのことで、初めてですが東京まで見に行くことにしました。
 都市対抗野球というとなんか会社どうしの対決で、観客も社員が動員されて内輪で盛り上がってるという先入観があって観に行かなかったのですが、実際みてみるとどうかな? ということで本編に入ります。

 .チケットを買う
 感染対策として全席指定の試合毎入れ替え制のため、対戦カードが決まってからチケットを取ったのでは遅い場合があるのですが、ある程度の目星が付いた時点でチケットを買いました。

 12/7の午後5時頃にホンダ熊本が勝った時点で、12/8 の準決勝第1試合のカードが確定して、ホンダ応援として3塁側のチケットを購入。次の第2試合も3塁側はJFE東日本かNTT東日本のいずれかでしたが、そのまま2試合分購入しました。
 上の写真の1枚目(写真上)は対戦チーム名が書かれていますが、2枚目(写真下)は対戦チーム名が書かれていないのはそのためです。なお予約時点で、対戦カードが決まっていない第2試合の方が既に予約が進んでいて、あまり良い席は残っていませんでした。
 これも自分の応援するチームがある程度勝ち上がる事を見越して、JFEかNTTの人が予め席を押さえているんだろなという推測が立ちます。

 .破格の座席

 今回の大会では一般客が入場できるのはバックネット裏か2階のバルコニー席となり、最終日の決勝で観客が多く詰めかけたら外野席を開放するというものでした。
 座席の料金はバックネット裏でも2~3千円と破格の安さ、但し私にとってはバックネットが撮影の邪魔になるため、1または3塁側の2階バルコニー席を取ることにしました。これだと前売りで1,300円(コンビニ扱い手数料込で1,630円)で内野席に座れます。

(東京ドームサイトより引用)
 この席、巨人戦では「プレミアムラウンジシート」と言って、1席が年間156万円もする超お高い座席、さすがに個人でこの席を買うお金持ちはそんなにいないのかな? おそらく旅行社などがある程度押さえてパック販売してそうな感じです。
 なお巨人戦のホームゲームで地方出前ゲームは年間8試合ぐらいなので、残る64試合程が東京ドームで開催、とすると1試合当たり2万3千円程度となりますが、いずれにしてもプレミアムラウンジシートに1,300円で座れるのは破格です。

 .いよいよ東京ドームで観戦

 東京駅に12時過ぎに着く予定のバスが40分ほど遅れたため、乗り換えなしの地下鉄丸の内線で東京駅から後楽園駅で下車、南へ戻る感じでドームに来ました。
 初めての東京ドームだったのですが、大体の球場は北西側にホームベースがあって、3塁側は北東側にゲートがある事が多いため、後楽園駅からの方が近いと思っていたのですが、この憶測が全く外れてしまい、球場の外壁に沿って反時計回りにぐるっと西側に回り込む羽目になりました。ホームベースが南側にある珍しい球場です。

 東京ドーム プレミアムラウンジシートからの眺め。
 福岡・大阪のドーム球場に続いて3か所目のドーム訪問とまりましたが、円弧の角度が緩い場所からの眺めのせいか、とても広く感じます。

 はいはいお約束お約束。
 私が座った最前列の所にこのような張り紙がしてありましたが、チアの子たちもマスクしてるから、アップで撮っても意味ないんですがね。

 .第1試合  セガサミーvsホンダ熊本
 さて第1試合の東京都代表セガサミーと熊本県大津町代表のホンダ熊本の対戦が始まります。
 大会唯一の「町」代表が頑張ってるとして、地元熊本でも連日話題になっているようですが、東京まで応援に来るにはさすがに遠いので応援団も大変です。ホンダは1社で3つもの野球チームを持っているので、埼玉県の狭山や東京近辺の社員も応援に駆けつけて来るのでしょうか。

 ホンダの応援はリーダー12名とチア9名が入れ替わりで演壇に立っての応援を演じます。
 全開ホンダ・チャンスだホンダ・ノンストップホンダなどのお馴染みのホンダレパートリーを始め、高校野球などでもよく聞くSEE OFFや狙い撃ち・ルパン三世のテーマなどの演奏で盛り上げます。

 9人のチアのうち2人は壇上では踊らずにマイクで応援を盛り上げるコールの役を務めていて、よくありがちなキンキン声ではなく、1人の方はピンポンパンのお姉さん(年齢が分かるw)みたいな呼び掛け声がとても特徴的で非常にスムーズで楽しい応援風景を進めていました。
 試合は社会人野球の特徴的である、接戦で0行進が続いて、5回ウラの内野ゴロの間にようやく1点が取れた以外は、残塁で点が入らない展開が続きます。これも社会人野球の特徴である、ガンガン打つ選手はプロに行ってしまって、中距離以下の選手ぐらいしか残ってないんでしょうかね。


 こちらは対するセガサミーの応援団で、団長の服がカッコイイですね。
 さすがはゲーム制作会社という感じで、こういった創作物を得意としている会社ですから。

 セガサミーの応援で特徴あるのが、ゲーム音楽を応援に入れている事で、これもお得意分野を生かした応援です。
 気になったのが、1人高い音を出しているトランペットがいて、終始ピーピー鳴らしていました。
 オーバーハイベーは確かに目立ちますが、あまり多用すると品が下がるので、程々に出すべきと思いますが。僕だって中学生の時にオーバーハイベーに挑戦したけど、一瞬上のミまで出すだけで諦めた経験者の僻みです。

 試合はホンダの1点だけのまま、9回表2アウトまで来て、あと1人でゲームセットという所で、まさかの同点ホームランを打たれて1-1となってしまい、9回ウラの攻撃に突入しました。

 ここで壇上にあの黒いヤツが上がってきました。
 くまモンいたのかwww
 そのくまモン効果かどうかは分かりませんが、9回裏の攻撃で四番バッターの一振りで決着(サヨナラホームラン)が付き、劇的な勝利をおさめました。

 久しぶりにサヨナラ勝利の試合を見ましたが、ソロホームランなので一瞬で決着が着いて、半ば唖然という感じで試合が終わりました。
 ホンダ熊本が勝利して19年振りの決勝戦へコマを進めました。

 .重たいボロ負け試合を見る

 第2試合は、東京ガスvsNTT東日本ということで、東京勢同士の戦いとなりました。
 過去に優勝経験もあり、昨年も準優勝しているNTT東日本に対して、勝てば初めての決勝進出となる東京ガスですが、やはりNTT東日本が決勝まで行くと目論んでいたのか、私の周りの座席はNTT東日本関連の社員で埋め尽くされ、何とも孤立に近い感じ、第1試合では割と客席も静かだったのすが、第2試合は結構皆さん雑談してられて、動画撮影にも少々影響が。それも最前列の席が取れなかったので、2列目からの撮影という環境。
 ただ1席ずつ空けての配席のため、三脚を立てることができたので、一応撮ることにしました。

 NTT東日本の応援は過去に最優秀応援賞も取った事があるらしい、非常に統制の取れた応援なんですが、もう流れからして完全の東京六大学野球の応援団のコピーっぽい言い回しからして、応援団のOBが数多く入社してるのかな?という感じです。
 そしてブラバンの演奏が始まって、最初の出だしの音を聞いて、「あっレベル高けぇー」と感じる演奏。大企業の吹奏楽団なんかは音大出ても音楽の道に進めない人達の就職先にもなってるらしいので、なるほど感があります。
 チアは7人いて、1人がリザーブで残りの6人が演壇に立ちます。男性のリーダーと交代で立ちますが、男性リーダーの立ってる時間が長いので、チアが立ってる時間は少な目な感じがします。それにしても金色キラキラの衣装は少し疑問符。

 チアの衣装は後半からは青基調のオーソドックスなタイプになりました。

 こちらは反対側の東京ガスの応援団席で、バンドは30人位でしょうか?NTTと比べると明らかに少ない感じがします。
 しかし野球の試合では東京ガスが初回から点を重ねて一方的な展開に、NTTは昨日の4時間を超える延長戦で疲れたかなということでしょうか?
 さらに応援曲も短調な曲で応援するもんですから、悲壮感が漂い、途中で帰ってしまう社員も。
 過去の動画などを見ていると、得点時には神輿を担いだりして大盛り上がりだったようですが、感染症対策で自由な応援スタイルが取れない中での試合終了となってしまいました。これで東京ガスが勢い着いたのか、翌日の決勝では初回から点を取ってホンダ熊本の追撃をかわして初優勝しました。

 ボロ負けに重たい短調な曲の応援を見て、どっと疲れがこみ上げてきます。

 2つの企業の試合を見て、やっぱり明るく楽しい応援が重要だと思いました。全く自分に関係のない企業であっても、応援したくなってきますもんね。
 来年以降はまた大きく開催日程が変わりそうで、大阪で開かれる社会人日本選手権だと近場なので観に行ってみようと思います。
 動画編集を優先していたため、記事を書くのが一週間遅くなってしまいました。
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2年ぶりにセンバツ観戦(後編)

2021-04-01 | スポーツ
 前記事に続編になります。

  1日目
 3/25はレフト側外野席からの観戦となり、雨で1日順延となったため、本来なら3/24に行われるはずの1回戦の最後の試合と2回戦の試合でした。

 ・第1試合 中京大中京-専大松戸
 大会屈指の好投手、畔柳君を擁して優勝を狙う中京大中京と春は初出場の専大松戸の対戦ですが、1塁側アルプス席を見て異変に気付きます。

 あれっ?応援席が淋しすぎる、名古屋からなら朝早くに出たら十分間に合うのに、もしかして事故渋滞か何かでバスが遅れてるのかな?
 答えはNo、中京大中京ではベスト8までは感染予防のため一般生徒の同行を禁止したとのことで、この試合と次の試合では応援席は部員の一部と親御さんだけが入っているようです。

 一方こちらはぎっしり満員の3塁側の専大松戸の応援席、緑色で統一された応援が色的にも爽やかさを演出しますが、試合の途中から雨が降ってきたのでちょっと明るく映えた感じには映りません。晴れてたらすごく鮮やかに映っただろうと
 試合は終始専大松戸が押す展開で中京は僅か2安打だったのですが、7回ウラに中京がワンチャンスで2点入れると残りの回をピシャッと抑えられて2―0で専大松戸は敗退、緑色の爽やかなマスク美人チアたちもはかなく散っていきました。

第2試合 神戸国際大付属-仙台育英
 第2試合は地元神戸の学校が出ますが、元々の試合日程ではないので観客のどれほどの人が地元のチーム見たさに今日入れたかは不明です。

 アルプス席はさすがに大応援団が詰めかけていました。神戸東部出身の私にとってはこの学校は元々は八代学院といって神戸西部にあるパーな男子校で(3年前に共学化)、クラスから1人位しか行かなかったためそんなに馴染のある学校でもなく、特に地元だからという思い入れもないので、法則に従ってチアの有無が応援の判断になります。

 そうすると必然的にチアがいる仙台育英側の応援となるわけですが、このチームは別に応援しなくてもそこそこ勝ち進んでいくので、2回戦であっても応援席はこの通り、親御さんすらあまり来てないようで、チアの娘らだけが目立ってシュールな光景ですが、これはこれでマニア垂涎モノの嬉しい風景ですね。でもいつまでも応援席側をずーっと撮っているのは少し気が引けます。
 試合は仙台育英の打撃練習場となり、大差がついた試合となりました。雨もまだ降っていて、神戸側の応援団にとってはお寒い試合だったのかも知れません。

 ・第3試合 健大高崎-天理
 3/25最後の試合は、関東-関西の対決で、群馬代表の健大高崎と奈良代表の天理の対戦となりました。どちらも私学でチアありなので、どちらが勝ってもいいという試合です。

 こちらが1塁側の健大高崎の応援団。
 学校名通りのいかにも健康そうなチアに加えて、2人の袴姿の勝利の女神がしおらしく応援していましたが、果たして勝利を呼び込むことができたのでしょうか?

 こちらは3塁側の天理の応援団。野球応援では数々の名作曲で有名な天理が伝統の応援を繰り広げます。


 試合は好投手を擁する天理が高崎打線を2安打に抑えて完勝を上げ、準々決勝に駒を進めました。
 これで1日目の3試合の観戦が終わりましたが、2試合が小雨の中での試合ということもあり、あまり試合を観た感が実感できなかったように思えますが、これまでと勝手が違うから、そう思えたのかも知れません。

 応援を終えて群馬に帰る健大高崎の応援の生徒らでしょうか?青いジャンパーの人らが外野の門から出てきました。勿論その中には袴姿のあの娘らの姿もいたので、幸運にも1mの間近でその姿を見られました。さすがに写真は撮れませんでした。

 今夜の宿は大阪市内のアパホテルで、シングルで3,100円という安さでポチったんですが、なんと智弁学園の宿舎にもなっていました。残念ながら中で出くわすことはありませんでしたが。感染予防のため、一般客とは接触しないような時間帯で入浴や食事をしているはずです。

  2日目
 3/26は2回戦3試合が行われます。
 この日は高校野球としては初めての内野席での観戦となり、座席がどういう感じなのか、予め座席表で見て、12段目なので割と前の方だとは知っていたのですが、蓋を開けてみないと分かりません。
 そして現地に着いてみて

 ガーン!!  何じゃこりゃ!!
 通路のすぐ後ろ側です。しかも通路からの段差が僅かしかありません。
 詰んだぁぁぁぁぁ~。
 前の通路を通る人が遮る形になり、まともに動画など撮れたもんじゃありません。もう最悪です。
 普段なら撮りやすい場所へ移動したり、アルプス席との仕切りのフェンスに貼り付く事もあるでしょうが、今回は感染症対策のため、自席での観戦が要請されている状況なので、おいそれと動いて撮影するわけにもいきません。
 取り敢えず様子見して、動けそうなら動いてみることにします。

 ・第1試合 鳥取城北-東海大相模
 3/26の最初の試合は初めて見る鳥取城北と、2019年に見た事がある東海大相模の一戦。

 鳥取からはバスで4時間位なので応援団も多く、なかなかの圧を感じます。

 東海大相模の方は親御さんよりも生徒主体のように見えました。まだ2回戦ごときで敗退なんかしないつもりでしょうか。でも以前思いがけない敗退をした事もあったので予断は禁物です。
 試合は両者共にしっかり抑えて、結局1ー0の好ゲームで東海大相模が勝ちました。
 上の画像にもあるように、5回が終わってグランド整備の時間がある間を利用して、アルプス席との仕切りのフェンスまで来てみたところ、最上段の席が空席扱いになっているようなので、ここで1イニングだけ撮させてもらうこととしました。この場所なら後ろに人がいないので迷惑を掛けることもなく撮れました。

 ・第2試合 具志川商-福岡大大濠
 次の試合は両チームとも初めて見る学校で、具志川商は残り少ない公立高校ですので、応援対象ですね。

 やはり沖縄の学校とあって参加する関係者の数は限られてしまいますね。これが普段の大会なら、大阪などの沖縄県人会の人らを中心に満員になるのですが、今回ばかりはそうもいきませんね。

 こちらは福岡大大濠の応援席、学校の規模や新幹線で1本で来れる環境ですが、制限が掛かっているのかかなり少な目ですね。
 またブラバンも両校とも収録が間に合わなくて共用音源を使った11校の2校が対戦ということになりました。
 試合は1点取られたら取り返すの白熱した攻防で、4-4のまま延長に突入。延長戦に入って具志川のピッチャーが撃ち込まれ一気に4点取られて8-4でゲームセット。21世紀枠で初出場の具志川商でしたが、当たると飛ばす怪力野球はファンの新たな注目となったかも。

 ・第3試合 明豊ー市和歌山
 今回最後の観戦カードは2年前のセンバツで習志野との対戦で見たことのある大分県の明豊と公立校で最後まで残っている市立和歌山との対戦です。
 どちらもチアあり校なので、法則に従えば公立校である市立和歌山の応援となるのですが、明豊は応援でも今回変わったところがあるのと、またあの話題の校歌を生で聞いたことがないので、そういう意味では明豊に勝って貰えばという気持ちもあります。

 そして何と、高校野球の応援でベートーベンのピアノ曲が使われるという前代未聞の珍選曲。
 まさかのエリーゼのために使用も、メイン旋律を2音省略した“キッスは目にして“タイプではなく、ちゃんと9音吹いていたので結構本格的でした。

 こちらは市立和歌山の応援席で、地元近畿なので応援団もぎっしりで、ユニフォームのシンボルカラーである濃緑色とみかん色の配色は完全に湘南色で、国鉄ファンにはたまらない色合いがスタンドを彩っていました。また市和歌山の応援曲は完全オリジナル曲なので、これも吹奏楽ファンには堪らない構成です。
 試合は両投手共に好投し、1点差の好ゲームとなりましたが、打力の差で1歩明豊に軍配が上がった感じです。

 今日の対戦で具志川商・市和歌山ともに敗退したので、公立高校がここで全て消滅する形になりました。私の今年のセンバツの観戦もこれで終了となりました。

 今日の3試合が終了し、今日で私は今春の全ての観戦が終わってしまうので、少しブルーな気持ちでスタンドから出てきました。そのブルーな気持ちで歩く私の視界に入って来たのがブルーのヤッケ。そして吸い込まれるように入った土産物の売店の中では密な空間の中で、明豊のチアの娘らも50cmの至近距離で見ることが出来て、もう至福の瞬間ですな。

 また夏に甲子園で会いましょう! (誰とやねんw)
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2年ぶりにセンバツ観戦(前編)

2021-03-31 | スポーツ
 武漢ウィルスの蔓延で開催直前になって中止が決まり開催が取り止めになった2020年の春の選抜高校野球以来、2年ぶりの開催となりましたが、開催にあたっては、色々と条件が付けられた上での開催となりました。
 ・ブラスバンドの禁止、声出し応援禁止
 ・入場は1万人までで、アルプス席は学校関係者のみ
 ・内外野全ての席が指定席で当日券の発売は無し。
代表的な条件ですが他にも開会式は
初日の出場校の6校だけで行なうとか、アルコール類の販売は禁止などかなり制約付きとなったものの、やはり開催出来ることに違いはありません。

 .チケット争奪戦
 例年なら私はもちろん、多くの高校野球ファンが内野自由席~アルプス席~外野席の座席が指定されていない区画で観戦するため、早朝や夜中から並んで入場券を買い求め、自分達思い思いの席で日がな1日観戦するわけですが、今回は全く状況が違います。

 まず一般発売されるのは、1万席-学校関係者用のアルプス席2千=8千席となり、その中で最大の利益を上げるべく、外野席を大幅に絞って1千枚程度として、残りを全て内野席としたようです。そのため外野席はプラチナチケットとなりました。しかもチケット会社によるオンライン販売のみとなったので、この辺りの操作が出来ない人にはハードルが高く、いつもの常連さんの顔を見なかったりという結果になりました。

 3月8日10時の発売開始とともに、土日と大阪桐蔭が出る日の切符は即完売。残った日程も外野席が残っているのは3/25だけでした。
 私は都合が良いことに、今週の公休は3/25・26の両日なので、25日の外野席と26日の内野席をポチることに。

 入場料は外野席が700円(通常春は無料・夏は500円)、内野席は3,400円(通常は2,000円)、これにチケット会社による取り扱い手数料330円がかかり、内野席だとホテル代より高くなりました。

 チケット扱い各社で残席数に差異があるかいくつかのサイトを見比べたのですが特に無さそうだったので、そのままローチケ&ローソンで購入しました。
 今回のチケットの最大の特徴は日付指定であることです。通常は第〇日目という指定なのですが、今回日付指定になったことで、中止になった21日(日)のチケットを持っていた人は自動的に払い戻しになるわ、大阪桐蔭目当てで22日(月)のチケット取っていた人らは、全然意図しないチームの試合を見る羽目になるわと、チケット会社に販売を委託した弊害がここでも出る格好になりました。

 .いざ甲子園へ
 阪神電車は実家や墓参りに行くのに何度も使っているのと、甲子園球場も去年8月に球場の外側だけ来ましたが、勿論中に入るのは2019年の夏以来です。

 6:45 センバツ開催のプレートを掲出する山陽の直通特急に乗って甲子園で下車。8時の開門までまだ1時間近くあるので、駅前のコメダでモーニングとします。
 普段なら改札出たら切符売り場前の列に一直線ですが、全席指定なので気持ちには余裕があります。コメダの中は何故か関東弁が飛び交っていました。

 バス停前の桜もほぼ満開に近く、例年に比べてもかなり早く、決勝のの頃には散り始めるかも。

 いつもと全く違うのがこの高架道路の下で、ここで入場券を買い求める列が幾重にも出来て、人気校が出る日には徹夜で大行列ですが、当然今回は誰もいません。

 もちろん当日券を売っていないというか、窓口発売自体が無いので、窓口は全部閉まっています。

 対戦カードを告げるボード。これはいつもと変わりません。
 雨で1日順延となったため、本来なら昨日やっていた試合が今日行われます。
 さて今日はレフト側外野席だから、ぐるりと東側へ回らないと。

 3塁側アルプス席の門の前には専大松戸の応援団の人たちが開門を待っていました。
 いつもなら私も此処から入っていたのですが。

 さて初めての外野席での観戦となるので何処から入るのかな?
 人が並んでる所を見つけようとしたものの誰も並んでいません。
 あれ、間違ったかな?

 いや、間違ってはいませんでした。
 外野席の入場口には係のお姉さんがポツンと1人立っていました。
 ホントに誰もいない。

 売店も多くが閉まっていました。
 こんな光景は初めてです。お昼どうするのかな?

 もう1つの売店は開いていて、こちらはささやかな列が出来ていました。
 テレビ中継などで外野席が映って、昔のパ・リーグの試合かよと思うような閑古鳥ですが、一応座席は完売です。

実際の観戦(撮影)の様子は、後編で書く予定です。
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高校サッカー選手権 初観戦

2020-01-04 | スポーツ
 1/2は朝から箱根駅伝の出発地点で選手のスタートを見(逃し)てきたのですが、午後は高校サッカーの観戦に行くことにしていました。野球なら甲子園1球場のみで行いますが、サッカーは1日に複数の会場に分かれて試合が行われるので、どの球技場へ行くのかがポイントとなります。
 そこで、どの学校を応援するかの基準は、高校野球の時と同じ優先順位で決めていく要領で、1/2の試合の対戦カードから候補を絞ったところ、明秀日立高校(茨城)に決定しました。
 対戦相手は私の出身地の神戸にある学校ですが、
  1. 神戸弘陵は学校創立が私が高3の時で、実際のところ全く馴染みがないので、一般の私学扱い。
  2. 大学出て最初の会社では日立製作所に出入りしていて、日立の名札を付けて客先に行き、出先の担当者からは名前で呼ばれずに「日立さん」と呼ばれていたので、日立という響きに馴染みがあること。
  3. 明秀日立はちゃんとチアを出している。←これ最重要w
 翌3日は出勤日なので東京を15時ごろには出たいので、同様の条件でチアを出している大手前高松などもありましたが、試合場所が市原などの遠い会場では帰りが辛い事や、スタジアムの構造上、応援席からチアが見辛い理由で、三ツ沢が最適ということになりました。


 三ツ沢競技場へは横浜駅から市営バスか相鉄バスで数分、平沼橋から徒歩でも20分ぐらいと意外と便利な所にあります。相鉄バス(ゆき)・横浜市営バス(帰り)に乗るのも初めて。

 横浜駅からたったの7分で三ツ沢競技場入口バス停に到着。
 スタンドがある方向へ適当に進んで行きます。

 おお、並んでる並んでる。
 列は2ヵ所あり、奥がメインスタンドの列で、手前がバックスタンドの列。もちろんバックスタンドの列に並びます。
 見た感じは結構並んでるように見えますが、実際の所は4人×40列目ぐらいだったので、160人目位と余裕っぽいです。

 並ぶ前にチケットを買うために一旦右手奥の発売所へ寄っていたので、更に40人位後ろに並びましたが、それでも全然余裕で入れそうです。チケットは長友選手の図柄、入場料1,800円(前売りだと1,300円)は高いか安いかよくわかりません。
11:00 入場開始、誰も走ったりする事もなく、いい雰囲気です。

 .第1試合 明秀日立を応援
 入場ゲートでチケットをもぎ取られた後はバックスタンド方向へ進んでいきます。

 応援席の案内を書いた張り紙。神戸人の私だと一瞬右側に釣られそうになりますが、今日は左側です。

 先に進むと、チアの子たちが準備運動しています。いいですねぇ。チアを出す学校が次々と敗退してるので希少、頑張って勝ち残ってほしいです。

 日立側の応援スタンドに上がってみました。
 写真の左下に小さく紙がぶら下がっているのですが、これが注意書きで、「ここでは2試合続けての観戦は出来ません。」と書かれています。
 つまり、必ず応援団を入れ替えるために、全員動いて下さいということで、ここだと2試合目は見られないため、少し中央寄りに戻って、両応援団に挟まれた真ん中部分の観客席エリアに座ることにします。

 メインスタンドから見て真ん中やや右寄りの10番出入り口のすぐ前の所に座ります。これだとすぐ左側が応援席になるので臨場感がたっぷり味わえます。

 電光掲示板はこちら側1か所のみ、観客収容数は1万5千人規模の小さめのスタジアムですので、Jリーグでも平日の限られた試合でしか開催されないようです。

 応援団・ブラバン・チアが揃ってスタンバイ完了。その時を待ちます。
 両チームのスターティングラインナップが紹介されます。選手たちはグランドでウォーミングアップはせず、試合開始5分前ぐらいにならないと出てこないのは、プロの試合と同じ演出なんですね。

 12;00 お馴染みの音楽が鳴って、選手たちが入場してきました。
 入ってくると一旦横一線に並んでお辞儀をするだけで、セレモニーなどはありません。


 中央部分から先発メンバーが応援スタンド前までやってきて挨拶。
 ウォーーーーー っと応援団からの激励のパワーを貰っていざ出陣。

 12;05 時間どうりにキックオフ、40分ハーフの計80分間の戦いが始まります。
 天候は曇だったのですが、徐々に雲が切れてうっすらと青空ものぞいてきました。最初は寒かったですが、風もなく、日が当たると意外とポカポカ温かいです。

 試合は序盤から神戸弘陵がボールを支配し押し気味の展開。1回戦の秋田商業戦で見ましたが、個人技でカウンター突破を得意とするチームで、秋田商はPK覚悟で止めに行って1発レッド退場食らっていたので、カウンター攻撃には細心の注意が必要です。
 試合は1-0で先制点を許して折り返し。

 試合時間は5分短い40分ハーフなのですが、この5分がとても短かく感じます。
 もう終わってしまったという感じでハーフタイムに入ります。

 エンドが変わって後半3分にまたもゴールを許し、2-0とかなり苦しくなります。
 ここで思い切って3選手を交代、後半12分、交代で入った1年生の根本選手が1点返すゴールを決めて盛り上がります。
 遅まきながらようやくエンジンが掛かってきた感じで、後半はほとんどボールを支配していました。

 何度もコーナーキックを得て、怒涛のように攻めるのですが、ゴールが遠い。
 なかなか点が入りません。そして心配していたことが。
 後半33分、一気に突破され、ペナルティエリアで止めたのですが、転倒となってPKとなり、3-1と広げられてしまいました。

 後半43分、再び1年生の根本選手がゴールを決めて3-2に迫り、あと1点。
 でもアディショナルタイムは3分しかない。急げ。

 44分 試合終了の笛。後半猛攻を仕掛けるも、結局カウンターからPKの1点が決勝点となり、神戸弘陵に逃げ切られた形になりました。

 中央に並んで観客席からの温かい拍手を受ける両チーム。

 勝利した神戸弘陵の選手たちが明秀日立の応援席にお礼の挨拶をします。
 明秀の応援団も「ガンバレ神戸」とエールを送ります。
 この辺りが野球の応援では見られない光景ですね。何とも爽やかな光景です。

 そして最後に戻ってきた明秀の選手たちに労いの声を掛けます。
 これで3年生は引退、ここまでサッカーができて、多くの人たちから声援を貰えて、選手としては幸せでしょう。

 これで私の今回の明秀日立の応援も終わりますが、また観戦日程が合えば見てみたいチームですね。選手・応援団の皆さまお疲れさまでした。

 .どうも最近疫病神かも?

 第2試合は熊本国府vs帝京長岡の対戦ですが、すでに帝京長岡の応援席は第1試合の途中からかなりの人で埋まってきており、応援団の入れ替えには結構時間が掛かっているようでした、新潟からなら格安バスで3千円台で来れますもんね。
 一方こちらは2回戦で残ってる最も遠いチーム。応援団は熊本から遠路はるばる大変ですが、チアはいないが吹奏楽もちゃんといるので、応援したいところですが、時間の制約があるので前半だけ見ることにします。

 応援団の入れ替えが終わったかと思うと、もう選手たちが入場してきて、応援団前の挨拶を行います。

 ピッチに揃った両チームの選手。
 ここで鉄道好きなら、ある事に気付くはずです。
 そう、選手のユニフォーム色の組み合わせですね。何という鉄道好きに嬉しい配色なんでしょう。

 こちらはメインスタンドからのビュー。
 やはりこちら側は高い位置から見下ろす感じですね。
 後半が始まった辺りでスタンドを後にして帰路に就きました。

 試合は残念ながらというか、前評判どおり帝京長岡が強さを見せつけての勝利となったのですが、大晦日のテレビ観戦を含めて、私がここまで応援してきたチームが全て負けるという、凄い疫病神ぶりを発揮しています。 ちなみに一昨年の夏までは甲子園の観戦勝率9割台だったのですが、去年からおかしくなって、さらに今回のサッカーでは全敗という有様。元旦に伊勢神宮へお詣りしても神通力が通じませんでした。
 来年もまた見に訪れたいところです。できれば勝率を上げて・・・
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2019夏の高校野球観戦の成果

2019-08-22 | スポーツ
 令和最初の夏の全国高校野球選手権大会は、台風での順延により日程が1日伸びて本日決勝戦を迎えて、大阪代表の履正社高校の優勝で幕を閉じました。
 昨夏・今春に続いて、この夏も甲子園に繰り出しました。
 ここで先日の記事に書きました、新しいカメラの登場です。
 昨夏と今春はニコンのコンデジで撮影したのですが、とにかく容量を食うことと、手ぶれも目立つこと、それともう少し取り回しが良いカメラはないかなと検討した結果、ソニーのウェアラブルカメラという選択になりました。既にこの手のカメラは2014年にGopro3を購入しているのですが、超広角で画面周辺の歪みが凄いので、この手のカメラの世界標準とはいえ、特殊用途のみの撮影にとどめ、最近は一眼レフ同様に箪笥の肥やし状態になっています。
 さて話しはソニーのカメラに戻ります。ニコンのコンデジよりは圧縮して記録されそうですが、先月東京に行った時に、予め秋葉原で256GBのマイクロSDカードを2枚買って準備も万端、いざ出陣です。

 お目当ての高校は?
 前回は地元兵庫県の明石商業や、昨夏は私もブラバンとしてラッパを吹いて81年に全国制覇させて貰った報徳学園などに加えて、田舎の農業高校が快進撃で話題となった金足農業や、オリジナル曲がノリノリの日大三高、それに優勝候補の大阪桐蔭・済美などバラエティーに富んでいました。
 今夏は地元明石商業の他に、ネットで美人チアが有名な鳴門高校や15年ぶりに出場の広島商業など、今まで見ていない高校の試合日にちょうど公休日が当たるので、楽しみです。

 大会期間中の私の公休日は、8/6・9・10・15・16・21ですが、6日は東北遠征に出掛けているので行けず、それ以外の5日間なら行けますが、21日は決勝戦で1試合しか無いことから、贔屓高校の進出がない限り決勝戦は行かないつもりでした。結局台風による順延のため、15・21日は試合がなく、行けたのは3日間だけとなりました。
 改めて私の贔屓度合いは基本的には 公立>私立 田舎>都会 チアあり>チアなし
ですが、当日最も優先する学校がいる側に座れば、後は流しで見ていきます。
 各動画を撮影してYouTube こちらですに上げているので、よろしければご覧ください。

                
 .8/9(金) 最も見たい学校は鳴門高校なので、当然3塁側に座ります。

 第1試合 花巻東✕鳴 門
 得点で阿波踊りが出る楽しい応援

   (1枚目:コンデジの画像(動画非公開)   2枚目:動画公開のウェアラブルカメラの画像)
 ネットでは美人チアで有名だそうですが、どこにいるんだ?、見た感じはごく普通の子たちに見えます。私の目の付け所が悪いのか? この試合と次の第2試合は比較のために、最初は以前から使用のニコンのコンデジで撮りましたが、一通り撮った所で新しいカメラに切り替え。全体が見えるので、こちらの方が応援動画には相応しい感じがするので、第3試合以降はSONYの新カメラでのみ撮影としました。試合は鳴門が花巻東を10-4で下し、前回対戦(2013年)の雪辱を果たしました。鳴門の攻撃中に得点が入ると名物の阿波踊りが行なわれ、また賑やかしのOB達が加わって、ここに居るだけでとても楽しいものでした。これなら次回からも是非とも応援に行きたい学校ですね。

 第2試合 飯 山✕仙台育英
 客席は飯山ワンサイド、試合結果は育英ワンサイド

   (1枚目:コンデジの画像(動画非公開)    2枚目:動画公開のウェアラブルカメラの画像)
 初出場で盛り上がりバス69台の大応援団を繰り出した飯山の挑戦を東北の獅子こと、優勝候補の一角とされる仙台育英が迎え撃ちます。試合は20-1の超ワンサイドゲームになり、コールドゲーム論が持ち上がるなどしましたが、取りあえず1点取れて良かったです。負けた飯山には観客席から凄い拍手でした。
 一方仙台育英側は試合前の飯山からのエールに対してどう見てもブラバンの音出しで妨害・無視してました、太鼓打ちの部員だけが「あれ、やらないの?」ときょとんと窺ってました。勝っても応援席が喜ぶことなく(選手らはガッツポーズで喜んでました)、さっさと片付けてました。これはさすがに感じが悪い。あーぁこんな雑魚相手にエネルギー消費させやがってみたいな意識なら二度と出てきて欲しくないですね。地区予選で同じ事をライバル校から受けたらしいですが、それを全国大会で他県の相手にやるのは違うでしょと。調べてみたら地元仙台でも評判が・・・なのか。一応表向きの感想を述べましたが、裏向きの感想もありますが、ここではご想像におまかせします。
 
 第3試合 習志野✕沖縄尚学
 逆転で大盛り上がりの3塁アルプスだったが

 第3試合は春準優勝の習志野に対し、沖縄尚学が挑みます。爆音で有名な習志野でしたが、春に比べて若干音量が減った感じがします。試合は習志野が先制したものの、その後沖尚が逆転・リードする展開に、空席がある1塁側に比べ、3塁側はスタンド上層まで超満員の観客は大盛り上がり。このまま勝つのかと思ったのですが、9回に追いつかれ、10回表に決勝の1点を入れられて習志野が勝利しました。
 公立vs私立の対戦で、公立贔屓の法則からすると習志野応援という所ですが、さすがに習志野は応援団の品がアレなので、私立ですが沖縄尚学を応援。まぁブラバンは地元の市立尼崎・チアの半数は園田学園とどちらも兵庫県の学校ですし。

 第4試合 高松商✕鶴岡東
 得点でオーシャンゼリゼが流れる、素敵な空間

 第4試合は名門四国4商から唯一出場の高松商業vs山形の私学の元商業高校である鶴岡東の対戦。法則的には公立である高松商応援ですが、3塁側に座ったよしみで鶴東側に加わります。
 試合は序盤から高松商が2点を先行する展開でしたが、5回表に一気に3点取って逆転、8回にはホームランで貴重な追加点を上げ、9回表裏に両チームとも2点取りましたが、結局は逆転後のリードのまま勝利しました。鶴岡東のバンドは少人数で、正直下手なので、重厚で上手い高松商の演奏に圧倒されていましたが、少人数でもレパートリーが豊富で、曲の進行からボード上げまで1人でこなす女生徒(部長さん?)の手際の良さで全く負けていません。動画だとこの子の動きばっかり見てしまうと思います。
 そして点が入るとオーシャンゼリゼがスタンドにこだまします。その勢いをそのまま次の習志野戦にぶつけて2回戦も突破しました。


 .8/10(土) この日は第3試合の広島商業が目当てなので、3塁側に座ります。

 第1試合 日本文理✕関東一
 西部警察とトランペットが目立つOBOGバンド

 今日は第3試合のみが目当てだったので、所詮関東一高は東京の私学だし、法則的には田舎の学校である日本文理なので、流しで見ようと思っていたところ、いきなり西部警察(パートⅡ)で始まり、ここで心を鷲掴みされます。現役のブラバン本体がコンクールで居ないので、1回戦はOBOGで構成されていました。
 またトランペットでハイトーンを出す人も話題で、別アングルでバンド編も撮影しました。チアの子も非常に素養が高く、攻撃中のパフォーマンスだけでなく、守備の待機時に凛とした姿勢の良さには惚れ惚れしてしまいます。これで私の中での関東一高はぐっとイメージが上がりました。

 第2試合 熊本工✕山梨学院
 閉鎖的な私学は応援に値しない

 (1枚目:袴姿の応援パフォーマンスが名物の山梨学院 2枚目:全国的に有名な熊工のマーチングバンド)
 第2試合は熊本工vs山梨学院で、公立だが実質男子校(インテリア科は半数近く女子らしい)でチアもいない学校と私学だがチアのいる山梨だと、法則に従って山梨の応援になります。
 しかし試合が始まると、カメラを構えている観客を監視の生徒が見つけて先生に通報し、責任者の先生が飛んできて、「カメラはやめて下さい」と言って止めて回ります。悲しいのは、60代ぐらいの女性が多分お孫さんでしょうか、補欠の席を写していたところ「ダメです、方針ですから」と言って止めさせていました。
 我々部外者による撮影を止めるならともかく、山学のタオルを纏って、応援バスの札を付けた親御さん(一見60代っぽいので祖母?)まで撮るなという姿勢には閉口。この一件でもう山学なんか応援するか!と思い、途中から熊工の応援をすることにしました。
 と言ってもここは山学の応援席の真ん前。さすがに応援の声を上げる訳にはいかず、心の中で「熊工勝てよ、熊工勝てよ」と思っていたところ、延長12回ウラ、遂にサヨナラホームランが飛び出し、劇的な勝利を納めました。さよなら山梨学院。この方針を改めない限りは応援することはありません。一切撮影禁止にしてるのには多分過去に何かあったのか?、例えば匿名掲示板に画像上げられて炎上したとか何か分かりませんが、だからと言って親族まで禁止にするのはどうかと。

 第3試合 岡山学芸館✕広島商
 レトロな應援團の勇姿を楽しむ

 (1枚目:レトロな感じの制帽に旧字体の廣の字がいい  2枚目:応援曲も独自のメドレースタイル)
 第3試合は15年ぶりに甲子園に帰ってきた広島商業で、見どころはレトロな応援団です。試合前にずらりと並んだ応援団はある意味異様とも言えますが、それが特徴の一つ。しかし準備を始めるとすぐに特徴的な学帽を取ってしまうので、その後は普通の応援団になります。
 応援曲は選手ごとではなく、A~Dの4パターンで、各パターンは何曲かのメドレーで構成されています。
 試合は1点先行されますが、直ぐに同点に追いつき、その後ホームランで逆転、更に追加点を上げて久々の勝利かというところでしたが、8回ウラに野選を機に一気に3点取られてひっくり返され敗退となりました。高校野球観戦で初めて呆然とした気持ちで球場を出ることになりました。

 .8/16(金) この日は明石商業が出るので1塁側に座ります。
 第1試合 岡山学芸館✕作新学院
 (映像はありません)
 前回の観戦で広商に勝った岡山の私学ということで、特に応援する気持ちはなかったのですが、相手が関東のマンモス私学なので、1塁側に座ったよしみもあり、岡山側に加わります。
 結果は実力の差か18-0の大差でボロ負けしました。途中から少しだけしか動画も撮っておらず、公開もありません。

 第2試合 東海大相模✕中京学院大中京
 猛打に沈んだ東海相模

 東海相模の応援の特徴は、統制されたシステムで女子の応援団・チアと女子の指揮者が率いるブラスバンドが一体となって、メドレー形式で応援曲を流していくスタイルになっています。
 ただこのメドレー形式での応援は、完成されたシステム感がある一方で独特の曲選になるため、一般客が一緒に歌っての応援がしにくく、手拍子程度で終わってしまうという側面もあります。
 試合は2点リードの中、7回に一挙7点の猛攻を浴びて敗退。試合後応援団の子らは泣いていましたが、チアの子らは最後まで気丈で、私達にも応援ありがとうございましたと挨拶をしてくれて、好感度抜群となりました。

 第3試合 明石商✕宇部鴻城
 いつも冷や冷やの展開
 地元兵庫・明石商業の試合とあって、多くの観客が詰めかた試合開始直後、1回表にいきなり宇部鴻城に2ランホームランを打たれて2点ビハインドで試合が進みます。何本もヒットは打つのですが決定打に欠き、残塁の山を築きます。

 そんな中、5回ウラにソロホームランで1点返し、8回にようやく同点に追いつきます。明商名物の得点時に笑点のテーマが流れる中、補欠部員による一発ギャグが展開され、スタンドは大盛り上がりになります。こんな余興が展開されるのは明商ぐらいでしょうか? 試合は延長10回、まさかの誤審判定が覆った直後に満塁からのサヨナラスクイズで勝利し、次の試合も猛打の八戸光星に辛勝して準決勝まで駒を進めました。
 地元兵庫で、それも公立高校とあって、お客さんの支持も抜群なんですが、その分応援団前に多くの観客が溢れて、マスコミも入り混じって大変です。通常のNHK・朝日以外にMBSや地元U局のサンテレビ、それに関係のない関西テレビまで来てカメラ5台がひしめき合うごった煮状態。ここで撮るのは大変ですが、最後はバラけて少し動けました。

 第4試合 海 星✕八戸学院光星
 最後は長崎の海星vs八戸の試合ですが、試合開始が遅くなって屋根上の照明のみ点ける半ナイターでスタート。私も明日の仕事に備えて家に帰る都合があるので19時がリミットで、それまで見ることにしました。

 (1枚目:全灯ナイターになってコスチウムが映えます  2枚目:AKBおじさん登場で視線がライト側へ)
 試合は1回表に幸先よく3点先取したのですが、その後猛打の八戸打線につかまり6点取られてダメかと思ったのですが、何とか6-6の同点に追いつきました。ここで私は球場を後にして勝利を期待したのですが、9回ウラに1点取られてサヨナラ負けとなりました。近鉄難波で乗車待ちしている時に、ちょうど応援団の一部が甲子園からの電車から降りてきて、急いで上に上がって行ったので、OCAT発の夜行バスで帰路に就いたのでしょうか?お疲れさまです。

 今回も新しいチーム(学校)をいくつか見ることができ、特徴やその良し悪しを含めていろんな情報が入りました。また撮影上の幾つかの課題も見えてきたので、また対策を施して次回に備えたいと思います。
 また来年の春・夏に見に行けたらと思います。


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2019 センバツ準決勝 2試合とも観戦

2019-04-02 | スポーツ
 明石商業が劇的なサヨナラ勝ちで智辯和歌山を下し(でも去年もフルボッコにしてる実績があるし)ベスト4に勝ち進んだので、せっかくの休みの2日目だから、これはもう関東で鉄道撮影なんかしてないで、甲子園に行くしかありません。急きょ関東遠征の途中で切り上げて東海道線を西へと帰路に就いたのは昨日の記事に書いた通りです。

 準決勝の対戦カードは以下の通りで、
  第1試合 習志野 (千葉) - 明豊 (大分)
  第2試合 東邦 (愛知) - 明石商 (兵庫)
の2カード。この時点で公立高校が2つも残っています。

 .今回の習志野は応援できないから明豊を応援
 第1試合は習志野×明豊ですから、私の公立贔屓の法則なら当然公立高校である習志野を応援する筈なのですが、今回のサイン盗みの問題や、騒音苦情まで出た大爆音のブラバンなど、一連の行為が品を欠いていて、これでは応援する気になれません。問題そのものもよりも、後処理のまずさや外野も加わって騒ぎを大きくするなど、非常に後味が悪い状況です。やってる選手が可哀想です。今のうちはマスコミが持ち上げていますが、マスコミは信用ならないので、一旦梯子を外すと徹底的に叩きにくるので要注意です。
 習志野側も苦情を受けて、まずはブラバンの人数を50人減らして150人体制にしたとのことですが、サインの方は多分うやむやなままで葬り去られるのでしょうか?
 第2試合の明石商も3塁側なので、明豊と明商の2校がそのまま応援できる3塁側を朝から居座ることにします。

 先週と同じく朝6時半に着いたところ、3塁アルプス券売り場前で並ぶことができました。7時前に締め切られて前から5番目といういい位置。夏だと絶対にあり得ません。
 習志野のある1塁側は既に高架下に長蛇の列でした。ここで開門まで3時間待ちます。今回は完全防備でひたすら耐えます。でも体が凝り固まってくるので、じっとしてませんでしたが。

 いよいよ開門の20分前になって、道路の封鎖を行い、入場券の整列用のガイドを渡します。
 高架下で座っていたお客さんも立ち上がって臨戦態勢。

 今回初めて3塁側のチケットを購入。
 今まで組み合わせの都合で1塁側ばかりでしたが、自分で券を買って3塁側に入るのは初めてで、報徳のブラバンとして入ったのが、1981年の対名古屋電気戦でしたから、それ以来です。

 開門から5分でアルプス側ブラバン席の後ろに座ろうかと一旦来たのですが、このあと前の砂かぶり席に移動し、そこで見ることにしました。

 私が座った場所からの景色。
 ここがなぜ空席だったかというと、バッターが全然見えないからです。でもいいのです。今回はバッターは重要な要素ではありません。

 しばらくしてブラスバンドの子らも入ってきました。
 大分県別府市の学校ということで、そう人数は多くありません。あちらは150人の大音響で爆音を轟かせてくるようですが、逆にこちらの方が応援したくなるというものです。

 チアの子たちが並んで、父兄席・応援団席・ブラバン席を回って挨拶をします。
 2年ほど前に知る人ぞ知る「ガチで全員可愛い」と話題になった明豊チアの後輩たちで、今年はそこまで話題になってないのかな。でもとても礼儀正しい子らで好感が持てます。

 いよいよ試合開始です。
 このアングルを撮るためには、アルプスの中段まで上がって行かないと撮れないのですが、まだ余裕があったので撮れました。

 こちらが話題の習志野の応援団・ブラバン。
 やっぱり150人以上いると思うな。実際に聞いてみて、音は広がってデカイけど、大事なのはメリハリがあるのと、聞ける演奏かということでしたが、残念ながら美爆音の「美」とまでは言えない代物でした。まっ、正直やかましいだけの演奏ですわ。これを機に見直した方が好感度上げると思う。音の正面パンチ力だけなら平安の方が勝る。

 さて私が座っていた場所からは、柱が邪魔になってバッターが見えないのですが、後ろを振り返ればこういう景色が展開する、ある意味いい席であります。
 チャンスになるとアゲホイ連奏で盛り上げります。大太鼓が大型なので、かなり響きます。

 試合は幸先よく3点先取したのですが、その後追いつかれて、終盤には逆転を喫してしまいました。
 2点差まで詰め寄ったのですが、そのまま寄り切られました。

 試合後の明豊ナインの挨拶。
 よく頑張りました。また夏にやってきてね。

 明豊の試合終了で、皆さん大分県へお帰りです。
 お疲れ様でした。

 .地元兵庫の大応援団を背に戦ったが
 第2試合はいよいよ地元兵庫の明石商業が登場します。
 地元ということと、前回の勝ち方が激的だった事もあり、明豊の試合中から続々とお客さんが詰めかけて、3塁側アルプスは満員の状態になりました。

 試合前の挨拶。観客席は盛り上がります。
 身軽に動きが取れないのと、隣に座ったオッサンが根掘り葉掘りと私の事を聞いてくる邪魔臭い人で、対応しているうちに試合開始になり、第1試合の時のような両軍並んだシーンは撮れませんでした。

 地元近畿勢とあって、マスコミの数が全然違います。
 なぜか中継のない関テレまでカメラを出していて、正直何しに来てるの?と言いたくなるほど。同じく中継はないけど我らがサンテレビは許す。

 一方こちらが、東邦のアルプスで、海外遠征から帰って来たブラバンに、大阪桐蔭の一部も加わった合同だという話が。大阪桐蔭を味方につけて、そりゃぁ心強いでしょう。

 試合は0-0の膠着状態が続いたのですが、死球後に1発浴びて3点を先取され、明商もHRで2点返したのですが、8回裏のエラーの1点が重かった。
 終盤はもうアゲホイ連奏で応援団も声を枯らしての応援でしたが、ここまで。

 試合後のナインの挨拶。スタンドからは温かい拍手であふれました。
 夏はもっと強くなって、出て来いよと声を掛けます。

 今日は観戦した2試合とも負けてしまいました。
 加えて兵庫県のチームは今まで負けなしの勝率10割だったのですが、今回で初めて負けがつきました。まぁ準決勝まで行けばそれ位は当たり前といえば当たり前です。

 さぁ、また夏に甲子園に来たいですね。
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2019 センバツ1回戦 明石商など観戦

2019-03-29 | スポーツ
 昨年の夏の甲子園に続いて、今春の選抜高校野球も観戦に行きました。
 高校野球の時期は、春休み・夏休みの旅行時期とモロにぶつかるので、撮影出撃をするのに忙しくて、甲子園に行く機会がなかなか持てなかったのですが、鉄道の撮影旅行に行く機会もセーブできるようになったので、その分で甲子園に行く機会が捻出できました。
 今春は目立った学校は出ていないかな?と思いきや、意外と公立高校が健闘している感があります。その中でも地元の兵庫県からは市立明石商業が出場するので、ちょうど3/27は休みなので、観戦に行くことにします。
 なお、その前日も休みなのですが、高松で復刻された赤い京急1000系と菜の花のコラボを撮りたくて、26日は香川県に出撃しました。この記事は後日掲載します。

 .結局3試合観戦
 前日の香川県から夜行のフェリーで朝5時過ぎに神戸港に戻り、三宮でコインロッカーに特撮機材を置いて甲子園に向かいます。

 6時半ごろに甲子園に到着。
 夏ならこの時刻なら、物凄い列ができているのですが、春は寒いし、試合開始も9時なので、あんまり並んでいません。

 明石商が出るのは1塁側なので、1塁側アルプス席の列に並びます。切符の販売窓口が夏は4列あったのですが、
 高架下は日が当たらないので、冷え込んで結構寒いですが、周りにいた明商OB・OGたちの話が面白くて、1時間半もそう苦痛に感じませんでした。

 時刻の繰り上げは行わず、予定通りピッタリ8時に開門&入場券発売を開始します。
 去年の報徳の時もそうでしたが、卒業生だからと言っても易々と入場券は事前に回してくれないようで、このチケット入手に難儀するのですが、今日は明商が一番人気のチームなので、これ以上心配することはありません。

 8:10 発売開始から10分ほどで無事チケットを入手。
 走らないながらも急いでライト側へ向かいます。

 本日の対戦カード(右側)
 関東の有名なチームが2校出ますが、第2試合は九州✕四国対決なので、第1試合以外は余裕で入場できそうです。しかし実際には1番入場者数が多かったのは第3試合でした。

 第1試合 明石商 (兵庫・3年ぶり2回目) - 国士舘 (東京・10年ぶり9回目)

 チケットの購入で並んだ以外に、入場門の所でも行列ができていたので、実際にスタンドに上がれたのは8時半、既にノックが始まっていました。
 前の席の夫婦は朝の腹ごしらえ、お父さんはもう一杯やってますw

 3塁側の国士館高校のアルプス。
 平日の寒い春の朝なので、東京など地方からのチームの場合だと学校関係者以外はお客さんは入っていませんね。

 試合は2回ウラに四球絡みでランナーを貯めて、1チャンスで3点を先制。
 その後は国士館のピッチャーの上手くタイミングをずらした投球でフライをポンポン上げる拙攻が続きます。

 客席の中でやや小さめの横断幕を掲げての応援。
 試合中ずっと立っていたかは分かりません、後ろの人が納得してればいいですが。

 3塁側の国士館の応援団。
 真っ赤なヤッケ・赤白の帽子・チェックのスカート。あれ明商? チア以外は遠目だと区別がつかないかも。

 試合は後半、ピッチャーが変わってから打者がタイミングが合うようになって、追加点を上げて、意外と大差が付いた試合になりました。

 国士館を下して1回戦突破。
 満員のスタンドにお礼をして次の試合への英気とします。この点、地元は有利なのかも知れませんね。
 明商は3/30に2回戦で第2試合の勝者(大分)と戦いますが、次の土日は仕事なので行けません。

 .知らないチームも応援する
 第1試合を無事明商の勝利で終えて、12時前ですが、そのまま次の試合も見ることにしました。
 第2試合は 松山聖陵 (愛媛・2年連続2回目) - 大分 (大分・初出場)の対戦、両校とも実際全く知らないチームですが、同じサイドに居るよしみで(ちゃんとチアがいる方の)松山を応援します。

 明商の大応援団というより、一般市民の観客がごっそり帰って、空いたスタンドを内野側へ移動して、私なりの定位置座席に座ります。このまま最後までここに座りました。
 試合は最初は2-0で負けていて、まだ挽回の期待はあったのですが、残念ながら、大分が後半に要所要所でチャンスを生かして加点して追いつくのが難しい展開に。残塁が多く、決定打に欠けました。

 結局8回表にようやく1点取ったウラに2点取られて、そのまま9回表を抑えられてゲームセット。
 安打数ではほとんど差はなかったのですが。

 試合終了、選手をねぎらう応援席。
 また出て来いよ、まだ1つも勝っていないので、是非勝ってほしいですね。

 .可能性への挑戦
 第3試合は 啓新 (福井・初出場) - 桐蔭学園 (神奈川・16年ぶり6回目) の対戦、だいぶ前に夏の優勝経験もある神奈川の有名校に、平成10年までは女子高だった、地方の学校が当たるということで、対戦カードからして名前負けしそうな感じもありますが、今春の関東勢は弱いので望みはあります。
 当然、相手チームは関東の私立高なので、そのままこちら側の福井啓新を応援します。吹奏楽部がない(なぜかJAZZ BAND部はある)ので、ブラバンやチアは大阪の学校からの友情応援とのこと。

 さぁ頑張って来いよーと選手たちを送り出します。

 応援団が着ているジャンバーの背面には「福井 啓新高校」という学校名の他にもう1つ、「可能性への挑戦」と書かれたのがありました。
 女子高から共学になり、初めて甲子園への切符を掴んで、初勝利へ挑む。 今回の出場でスローガンを掲げたのかなと思っていたら、元々学校のスローガンだそうです。

 試合は序盤から点を取り合う展開になり、中盤は中休みしたものの、終盤の追加点が決め手となって、遂に5-3で桐蔭学園を下して、初出場で初勝利をもぎ取りました。

 うれしい校歌を歌う選手たち。 あれ、この光景何か見たことあるような・・・

 校歌を歌い終えて、全力でアルプススタンド前に選手が走ってきます。1人帽子を落っことしてしまう選手も。
 応援団の父兄は口々に「いやぁ~勝っちゃったよ~」と。まさか勝つとは思っていなかった本心から出る言葉ですね。さぁ次の試合はどうなるか? 相手は優勝候補の智辯和歌山。ここからが本当の「可能性への挑戦」ですね。

 次の休みは4/1~2ですが、どこへ出撃するかは未定です。
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37年ぶりに再び愛工大名電倒して報徳の校歌を歌う

2018-08-17 | スポーツ
 夏の全国高校野球大会も佳境に入り、猛暑の中、白熱した熱戦が連日繰り広げられていましたが、そんな中、ある対戦カードを見て、これは絶対に行かなければ!と思い起こされました。
 それは第12日目の第一試合が、報徳学園×愛工大名電 の組み合わせに決まったことです。これは奇しくも37年前の私が高1の夏に対戦したカードですが、両チームのエースである金村さんと、名古屋電気の工藤さんが対戦して話題を呼びました。

 .なぜ報徳?
 その年の春に報徳学園の高校入試に合格はしたのですが、県立高校にも受かったので報徳は入学金は納めたものの辞退し、(事実上の母子家庭で私学の学費は結構重荷だったので)県立高校の生徒として過ごしたのですが、いざその年の夏の甲子園が始まって報徳が1回戦を勝った次の日辺りに私の所に電話が掛かってきて、『報徳のブラバンがハワイへ遠征に行って、1年生が数人しか残ってないので、誰でもいいから手伝ってくれ。』というもので、当時マーチングの指導をしていた横山さんという方が教えていた西宮・神戸市内の中学のOBに声を掛けて20人位が集まりましたが、現代の楽曲からすると非常に貧弱なバンドであったのは確かでした。 高校で現役でブラバンを続けている人は、県大会が控えていて無理なので、高校に入って別の部活に入るなどして、暇を持て余してそうな人を中心に声を掛けていたようです。
 急遽寄せ集めて、
 ① 曲は編曲せずに楽譜どおり、でも楽譜は無いからで吹いてね。
 ② もちろん練習無しのぶっつけ本番です。
 ③ セカンド・サード無しの全員ファースト。
 ④ 校歌は覚えやすいので、その場で覚えながら吹いて下さい。
で、この時代はレパートリーも限られた物でしたが、これでも何とか乗り切れ、あれよあれよという間に決勝まで進み、遂には全国制覇を達成したのてした。

 ですから、ここで演奏したメンバーば全員が『報徳のファースト〇〇』として甲子園優勝経験をした事になり、ほんと僕らのお陰で金村さんが胴上げ出来たと豪語は・・・しますw、いや感謝してます。(〇〇にはTrとかTbなどの記号が入ります)
 でも夏休み明けに学校に登校したら、自分の学校の野球部の子らに『おい、テレビ見たぞ~お前、何勝手に報徳応援してんねん!』どうやら自分がトランペット吹いてる姿が映って放映されたのを見られていたようです。何せ決勝戦まで何試合かありますから、その間の何処かの試合で映ってたようで、結構気まずかったです。あちゃー(笑) まぁウチの高校はほぼ1回戦負けばかりで自校のブラバンすら応援に行かない弱小野球部でしたから。
 そういうわけで、私と報徳とのつながりは短いひと夏の1コマ(いや5コマかな?)です。あっ、その前に出願手続・入学試験・合格発表で3回位行ってました、試験の帰りに途中にある畑の肥溜めに落とされそうになった凄い時代でした。

 .そして甲子園へ出撃
 今週はたまたま16・17日は週休日なので、報徳×愛工大名電の試合を見に、本当に久々に甲子園に行く事にしました。プロ野球を見にこの球場に来ることは無いので、あの時以来の37年ぶりの甲子園です。(前を阪神電車でしょっちゅう通ってるのですが)
 ベスト8をかけて16強が激突する、実は準々決勝よりも面白い対戦が組まれてたりする日程で、12日目は地元報徳学園の他に大阪桐蔭も出るとあって、入場券が手に入るかが心配です。

 朝、石屋川発4:40の始発電車に乗ります。六甲の実家からは歩いて40分近く掛かりますが、これが一番早い方法です。

 甲子園駅に5時ちょうどに到着したら、既に凄い行列で、この人らは徹夜したか、タクシーや車で送って貰ったかの何れかになります。
 ここで入場券発売まで待つのですが、7時の開門の予定は混雑が予想される日は繰り上げになるので、この日も6時20分の入場券発売開始&開門となりました。

 列が動き出していよいよ入場券の購入が近づいて来ました。
 先述の報徳学園のブラバンとしての入場の他に、小学生の時には県岐商の応援団として田舎の爺ちゃんが来るので、岐商の応援団に入れてもらって団体入場した事もありましたが、何れも入場券を買う事はなかったので、一般の観客として入場券を手に入れるのは本当に体力勝負なことです。
 一緒の列に並んでた西宮市内から自転車で来たという初老のオッサンは、「とにかくチケット確保したら、家に帰って休んで夕方の桐蔭だけ見に来んねん。」と。いやいや西宮市民なら第1試合見ていけやと思いましたが、私の後ろに並んでいた東京葛飾から来たという若い女の子も桐蔭目当てだと。もう何じゃそれ。
 なので、これだけ並んでいても、第1試合は意外と余裕で入れるのかも知れません。

 そして発売開始から30分程でようやく購入の番が回って来ました。
 アルプス席800円は安い。

 ようやく手にした入場券。これを持ってアルプス席の入場口へ向かいます。

 今日は一塁側に報徳・二松学舎・済美そして〆は大阪桐蔭と、なかなか見応えがあるカードが並んでいますが、天気予報が午前8時には雨になるとか書いており、途中で降雨コールドとかのリスクもありました。

 7時、スタンドに入ると、一部を除いて空席ばかりです。
 やはり大半が桐蔭のためのチケット確保狙いで並んでたようです。

 ここがブラバン席の区画。
 37年前は私もここに立ってラッパを吹いていたんですわ。懐かしい。

 空席の心配もよそに、続々と観客が入ってきて、席もほとんど埋まってきます。
 そして、ブラバン・生徒の専用入場口から生徒たちが。あれ?女の子たちがいる?男子校なのに!

 その謎はテレビで報じられていました。
 私らの頃は縦のネットワークで人集めをしていたのですが、いつまでもこの方式では無理があるのと、予め確保しておいた方がお互いによい事から、今は4校程まとめて提携しているようです。
 これだと人数もいるので複雑な和音構成の曲も吹けていいですし、事前に練習もしていれば、現地でも心配もありません。

 試合前の選手達のノックが始まります。
 やっぱりクリームに緑のユニフォームはいいですね。

 試合開始を前にアルプス前へ選手たちが挨拶に来ます。よっしゃー頑張って行けよ~っと暖かい拍手が沸き起こります。
 報徳の特徴は大応援団を組まないことで、皆が自宅から自転車で来れる感覚で来れるのと、花見か盆踊りかというような気軽さで入ってこれる(切符さえ手に入れば)ので、応援バスの中で選手別応援歌の練習をしたりとか、そういうのが無いので、統率の取れた強い声での応援はないのが以前の特徴でしたが、さて最近はどうでしょうか?

 このように大きなプラカードを出して、曲名や選手名をバンドだけではなく、保護者や生徒にも見えるように掲示していますが、私らが吹いていた時は、B5位の小さな紙に、HT(阪神汎用)・阪急(ブレーブス汎用)・タイガー(タイガーラグ)・西部(西部警察)・・・などと、それも細っそいボールペンでゴシゴシ太字を作ろうと書いてたようで、しかめっ面で凝視して曲名を認識していました。今はプリンターや拡大コピーがあるので、ほんとにいい時代になりました。

 さぁ選手が勢い良く飛び出してきて試合開始です。

 試合に先立ち、始球式として板東英二さんが玉を投げられました。見事なショートバウンド!
 板東さんは、何と前日にブルペンで50球も投げ込みをしてたそうです。凄い。

 試合は立ちあがりを名電打線につかまり、早々と先制を許す展開で、エラーが2つ続いたので、今回はダメかなぁと思いましたが、そこは逆転の報徳、その後は点を重ねて一気に逆転。

 4回表に名電の選手に一発ソロ本塁打を許しましたが、その後は点を返せず、逆に報徳が3点追加してボコボコに仕掛ける、ちょっと名電が可哀想な程の展開になってしまいました。

 最後まで健気に声援を送る名電の生徒さんには可哀想ですが、これが実力の差というものなんでしょうか?

 結局試合は7対2で報徳が再び愛工大名電を下しました。
 そして待ってました、校歌が流れる瞬間です。

 ↓ 動画はこちら 校歌斉唱は1:50過ぎから

 『はろばろひらく 武庫の野や~ 』 あ~久しぶりに歌いました。
 お恥ずかしながら自分が通っていた県立高校では、自分とこの校歌を歌う機会は3年間居ても数回程しかなく、そのためメロディーは覚えてるものの、歌詞はもうすっかり忘れてしまいました。
 それに対し報徳の校歌は81年(最も校歌を覚えやすい1年生の時)の夏に5試合出て何度も吹いて・歌ってでしたから、こっちの方が今でも覚えていても仕方ないのかも知れません。入学金の前納分として10万円も寄付してるしw

 よくやったぞ、報徳ナイン!
 愛工大名電、次こそいい試合を待ってるよ。何か可哀想なんで、次当たったら名電応援してしまうかも知れないわ。

 というわけで、昔自分がこの甲子園のアルプスでラッパを吹いていたあの夏の記憶に戻って、少しだけ感慨に浸りました。学校単位で友情応援で出る事はよくありますが、私らが経験したようなケースはレアなケースではないでしょうか?
 さて報徳が37年前と同じく深紅の大優勝旗を手にするかどうか、2日後の準々決勝は魔法の合言葉のあの学校です。魔法掛けられたらどうしょう・・・。
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