人生の中には、忘れられない一日というものがある。
能登半島地震が起こったその日は、私にとってはそういう一日だった。揺れている間に何を考えたか、揺れが収まってからどんなことがあったか・・。いろんな出来事が頭の中にある。
あの日以前には考えてもいなかった、改修・改築工事が怒濤のように続いた。そのまま使い続けることも可能だったけれど、一度大きな地震を経験した後では、より安全な建物にしなくてはいけないと考えた。
幼稚園の子どもたちの生活は、「いつものとおり」。でも工事の間は、平常通りでないことが教師たちの間ではたくさんあった。
そして工事が終了した日が、東日本大震災。
今日、幼稚園では先生たちの研修会。地震対応のことなども若い先生たちに学んでもらった。地震、なんて起こってほしくはない。けれど学んでおかなくてはいけない、と思う。
