義母の普段のものの言い方は「怖い」のだが、時には本当に機嫌が悪いことがある。
ある朝、夫と二人で朝食を食べているところにやってきて、
「あのパンを食べないのか」
「コーヒーにはミルクをいれなさい」
テーブルに置かれた私のメモを見て、
「これは何だ、どうしてドイツ語で書かないのか」
などと、因縁をつける調子でまくし立てるものだからたまらない。
始めの頃はびっくりしたが、何度か経験するうちに私も慣れてきて、
「はい、はい」
といい加減に交わすことができるようになったものだ。
昨日の夜はこれたっだ。
2階の浴室は成り行きで夫と私の二人の使用、管理下に置かれる事になった。
私は警戒を忘れなかった。
義母がときどきやってきてチェックを入れるから。
一週間前から、3つの石鹸ケースに3つの石鹸。
左端の義母の選んだものは水が溜まり、石鹸が溶けるので飾りとして置いてある。
ステンレス製のものは、私が100円ショップで買ったもの。つくづく日本の100円ショップの品揃えと質の良さにここで感動~
真ん中のは夫のお気に入りの石鹸。
右のは義母が私のためにくれた数十年前の石鹸。私がせっせと使うのさぁ~。
この石鹸の行列、当然義母が見つけたら、難癖つけるに違いないと予想していたら、速攻、言われた。
「一つにしなさい、見た目が悪い」
見た目が悪いってぇ~お義母さん、こんなプライベートな部屋をいちいち格好つけたって意味ないではないかぁ~?
調子付いたのか、
「もっと、金属部分を磨いて光らせろ」とか「カルキがついてざらざらだ」とか水まわり部分だけで数箇所不満をぶちまけていた。
こうなると「お義母さん、機嫌悪いのだな~」とくらいしか受け取れなくなり、
その不機嫌、どうにかしてぇ~、と願うばかりになる。
ドイツでタオルを買うと、端っこに紐が付いている。
これでタオルをフックに引っ掛ける、というわけ。
「Made in West-Germany」って・・・
このタオルいつ買ったのぉ?
日本だったら、とっくに雑巾仲間になるところなのにぃ~
この、引っ掛けスタイル、始めの頃は貧乏臭く見えて嫌いだったものだ。
まっすぐ伸ばしておくほうが知的な印象を受けないだろうか?
タオル表面を伸ばして、空気と接する部分を広くしたほうが早く乾くだろうし。
そういえば、コートなどの衣類も首の部分の紐でフックに掛けておくことがこちらでは多い。
実母に「服の形が崩れるから必ずハンガーに掛けなさい」と習慣付けられていた私にはカルチャーショック。
いや、日本人は服に着られるのだから、服の形を崩すとみっともなくなるのだな。
ここは洋装用の体型の人間、彼らが着ると服はアイロンかけるように形が整うのだ~
上の2枚はわたしが日本から持ってきたもの。
当然、引っ掛け紐は付いていなかったのだが、義母が付けたのだ。
伸ばすとこうなる。
おほほぉ~
お茶漬け食べて応募した永谷園のタオルさ!
掛けてある場所は肋木のような形状の放熱板。
タオルを乾燥させるためのものだが、義母の命令は「年中掛けておくな、みっともない」
それで、義母によって縫い付けられたフック用紐。
これって、服についていたものを取っておいたのだな。
「りすは紐なしのタオルを持っているから付けてやれぇ~」
と、義母は機会をうかがっていたに違いない。
ある朝、夫と二人で朝食を食べているところにやってきて、
「あのパンを食べないのか」
「コーヒーにはミルクをいれなさい」
テーブルに置かれた私のメモを見て、
「これは何だ、どうしてドイツ語で書かないのか」
などと、因縁をつける調子でまくし立てるものだからたまらない。
始めの頃はびっくりしたが、何度か経験するうちに私も慣れてきて、
「はい、はい」
といい加減に交わすことができるようになったものだ。
昨日の夜はこれたっだ。
2階の浴室は成り行きで夫と私の二人の使用、管理下に置かれる事になった。
私は警戒を忘れなかった。
義母がときどきやってきてチェックを入れるから。
一週間前から、3つの石鹸ケースに3つの石鹸。
左端の義母の選んだものは水が溜まり、石鹸が溶けるので飾りとして置いてある。
ステンレス製のものは、私が100円ショップで買ったもの。つくづく日本の100円ショップの品揃えと質の良さにここで感動~
真ん中のは夫のお気に入りの石鹸。
右のは義母が私のためにくれた数十年前の石鹸。私がせっせと使うのさぁ~。
この石鹸の行列、当然義母が見つけたら、難癖つけるに違いないと予想していたら、速攻、言われた。
「一つにしなさい、見た目が悪い」
見た目が悪いってぇ~お義母さん、こんなプライベートな部屋をいちいち格好つけたって意味ないではないかぁ~?
調子付いたのか、
「もっと、金属部分を磨いて光らせろ」とか「カルキがついてざらざらだ」とか水まわり部分だけで数箇所不満をぶちまけていた。
こうなると「お義母さん、機嫌悪いのだな~」とくらいしか受け取れなくなり、
その不機嫌、どうにかしてぇ~、と願うばかりになる。
ドイツでタオルを買うと、端っこに紐が付いている。
これでタオルをフックに引っ掛ける、というわけ。
「Made in West-Germany」って・・・
このタオルいつ買ったのぉ?
日本だったら、とっくに雑巾仲間になるところなのにぃ~
この、引っ掛けスタイル、始めの頃は貧乏臭く見えて嫌いだったものだ。
まっすぐ伸ばしておくほうが知的な印象を受けないだろうか?
タオル表面を伸ばして、空気と接する部分を広くしたほうが早く乾くだろうし。
そういえば、コートなどの衣類も首の部分の紐でフックに掛けておくことがこちらでは多い。
実母に「服の形が崩れるから必ずハンガーに掛けなさい」と習慣付けられていた私にはカルチャーショック。
いや、日本人は服に着られるのだから、服の形を崩すとみっともなくなるのだな。
ここは洋装用の体型の人間、彼らが着ると服はアイロンかけるように形が整うのだ~
上の2枚はわたしが日本から持ってきたもの。
当然、引っ掛け紐は付いていなかったのだが、義母が付けたのだ。
伸ばすとこうなる。
おほほぉ~
お茶漬け食べて応募した永谷園のタオルさ!
掛けてある場所は肋木のような形状の放熱板。
タオルを乾燥させるためのものだが、義母の命令は「年中掛けておくな、みっともない」
それで、義母によって縫い付けられたフック用紐。
これって、服についていたものを取っておいたのだな。
「りすは紐なしのタオルを持っているから付けてやれぇ~」
と、義母は機会をうかがっていたに違いない。