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怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

つかの間の自由

2014年06月07日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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義両親は親族たちと二泊三日の旅行に出かけた。

行ってらっしゃ~い!この三日間を楽しみにしていたのは私。そう、つかの間の家での自由を得られたのだもの。
 
出発前の昼食はまたもや菓子だったので(しかも焦げている)一挙にご機嫌斜めになった私。前日に作った義母のイチゴケーキもまだ残っている。絶対消費しきれないぞ。

nomuakiさんからの貴重な到来物。 
彼らが出発した後、勇んでこれを開封し、何を食べようか思案した。
 
実家からの援助物資が今後期待できない私だ。貴重品うわ~、ラーメンだぁ~
 
もちろん、ホットケーキは自分で粉やベーキングパウダーを混ぜて作ることができるのだが、市販のミックス粉はちょっと味が違って、それはそれでおいしいものなのだ。成城石井の品って・・・成城石井は全国展開しているのね。
ついでに紹介。
中国人夫婦からの頂き物。大小のナツメ、干ししいたけ、きくらげ。数家族の中国人家庭と交際があって彼らの台所を覗く機会が多い私だ。彼らが持っている故郷からの食品は、日本のような加工品は少なく、乾物を大量に持っていることが多い。

昼食のために炊いた米飯が、菓子昼食のおかげでそのまま残ってしまった。それを食べるためにはこれだな、佃煮。

高級そうなパッケージ、裏を見るとTakashimayaのスティッカーがぁ~。おおっ、実家生活でもなかなか口にできない高価な品をここで食べることができるなんてぇ~
おいしかった


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二度目の昼食の後は、これまためったにできない入浴。浴室の窓から外を見ると隣のプールがきらきらと・・・プールの冷たい水よりあっついお風呂に入りたいドイツ生活。





パスタとナイフ

2014年05月28日 | 何カテゴリーにしようかぁ
     
義母が私に任せてくれる数少ない料理の一つ。トマトソースのスパゲティ。
義母が作るとたっぷりの油で少量のたまねぎのでかいみじん切りとかなりの量の細切れベーコンを炒めるのだが、私に任せると少ない油で大量の細かいたまねぎみじん切り、ベーコンは脂身を除いた部分を切り分けて細かくして投入、うほほ~。もちろん塩加減も私がやるとどうしても少なめになってしまう。

サラダは義母が準備。庭から採取してよーく洗うのは私には嫌な仕事。
一日のメイン食事としては質素な献立だな、日本と比較すると。昔、実家近所のおばさんが「今の毎日の食事は昔のお祭りのときと同じくらい豪華なのよ」と言っていたのを思い出す。
ウチの食卓は昔の日本と同じくらい質素なのかもしれないぞ。

ところでウチはパスタ料理にもナイフとフォークが添えられる。以前、ネットでこのやり方は欧州の田舎スタイルと読んだことがある。そうさ、ここは田舎だ。イタリアから遠いここ。
スパゲティのように長いものになるとナイフで切って食べるのさ~、と断言したいところだけれど、私は無意識に左手に持ったフォークにスパゲティをぐるぐる巻きつけていた。右手はナイフを持ったまま固まっていた。
左手が鍛えられる食卓。

日本では外食時にスパゲティを選ぶことをしなかった。格好良く食べるのが難しい料理の一つだもの。
大抵右手にフォークを持ってそれだけで食べていたかしら。
今だったらナイフ・フォークで上手に食べてみせるともっ、あははは~



パーティ嫌い

2014年05月26日 | 何カテゴリーにしようかぁ
         
私たち夫婦はあまり社交的でないのだが、招かれた宴会を断るほど嫌いなわけでもない。
今年も招かれたバーベキューパーティ。

いつものパーティサービス業者のおじさんも、すでにこの場とこのメンバーに慣れている様子を感じた。
おじさんの向こうにガスのグリル調理器があって、そこで材料を焼き、左側のホットプレートに冷めないように並べていた。向こうは野菜(アブラでギトギト)、真ん中は肉、手前は何とサーモンのステーキと海老だった。きっと肉食嫌いの私たちのために、招いたFさんが配慮してくれたのかな、嬉しいな。

様々なサラダとパン、デザートが別のテーブルに並んでいた。

私の皿。海老、鮭、白アスパラガス、サラダ二種、きのこ、アルミホイルの中にはじゃがいも。

好く晴れた暖かい日だった。

今回は子供が多く来たなぁ。いつも少しずつ参加者が違うから連れてくる家族も違うわけだな。

私たち夫婦は屋内でいただく。

私が宴会嫌いなのは周囲の人たちとの会話が嫌いなため。どちらかというと一人で過ごすのが好きな私、独身の頃は一人で旅行したり食事をしたりするのが大好きだったものだ。
結婚など、相手の家族や友人まで交流関係をふやさなければならない面倒なものは自分の人生では避けたかったものだが、してしまったからには妥協しなければならない。
しかも外国に来てしまったので、言葉の壁という会話以前の問題が立ちはだかり、宴会は食べるところ、と長いこと割り切っていた。
ところが、今回、自分が慣れてきたことを発見したのだ。
私に話しかけて来たUさんは推定年齢60歳前後。「3年前のFさんの誕生日会で会いましたね」と言ってきた。
しっかり私の名前まで覚えていたぞ。ああ、ただ一人のアジア人だものねぇ、いつも。
自分の家族や過去の経歴など、当たり障りの無い普通の女性同士の会話で盛り上がった。
今回初めていた私以外のアジア人は、中国人。在独まだ半年でドイツ語会話に苦労したが、それでも楽しく過ごせた。英国で10年暮して英国籍取得の中国系イギリス人なので、ドイツへの旅行や滞在許可は私たち日本人より楽勝。ただ、もうすぐ出産を控えていて天津のお母さんを手伝いに来てもらいたいのになかなかドイツ旅行のビザが下りないとかで大変らしい。
なるほど、パーティーって、こうやって過ごすのねぇ、と納得した今回のバーベキュー。

後で夫が私の様子を褒めていた。
「りすはちゃんと他の人と話していました」
これまでのパーティは一人でぽつねんと過ごしていた私をよく知っている夫の発言だった。





ドイツ人南米移住者の二世

2014年05月25日 | 何カテゴリーにしようかぁ
           
いつもの集まり。私は寿司飯のおにぎり持参。
 
一人が飼い犬を連れてきた。私は小型犬が余り好きでない。が、仲良くなるとやっぱりかわいいな。
 
カメラを近づけて、頭部を大きく撮影したら・・・

え。ブサッ。飼い主に見せたら笑っていた。
彼女が飼い主。
飼い主とその飼い犬は顔が似る、と言われることがあるが、そのとおりだと思った。もちろん、不細工に撮れたのじゃあなくてね!

この飼い主はブラジル人。両親がドイツからブラジルに移民し、彼らの移住先で彼女は生まれ育った。
家庭の言葉はドイツ語だが、学校や職場ではポルトガル語だった。「どちらが母語ですか」と尋ねるとポルトガル語のほうが流暢と、答えていた。「母語」を尋ねるのは無意味だったな、どの言語で思考していますか、とか尋ねたほうがいいのかな。すでにドイツ生活も長い彼女。「ドイツ語はこちらで上手くなった」とも説明。
さて、私のおにぎりを褒めた後に、彼女はサンパウロの魅力について絶賛し始めた。サンパウロは日本人移住者や日系企業など多くの日本人が根付いて暮している大きな街だ。
「あの、黒い豆を甘く煮て丸くしたのが大好きだった」と。
おはぎ?饅頭?きんつば?いずれにしても小豆餡のお菓子だろう。
「ここの生活よりサンパウロの方が私には合うかもしれません」と彼女に答えておいた。
彼女の母国を褒めたつもり。