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怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

まっすぐにしたい3

2015年09月19日 | 分けるの面倒になってきた
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義両親たちは朝からガツガツと庭仕事をしていた。いつもより派手に何かをほじくりかえしていた。
私は掃除日の金曜日の課題を黙々とこなし、昼食準備の時間になっても戻ってこない義母のために勝手に料理をして待った。(献立はレバーケーゼ焼き、目玉焼き添え、じゃがいもを茹でたもの、できあいのキャベツ酢漬け。ドイツ料理得意な私

別の場所から中央にある植木を移した様子。台所で食べている窓から見える。義父は言った。
「かなりかしいでいるな」
写真ではわかりにくいが、肉眼ではちょいと右の方が下がっていた。こんな僅かなことが気になるなんて驚きだ。
いままで散々、ドイツで「まっすぐであるべきもの」が斜めになっていたりするのを見てきたからだ。
過去記事のこれなど・・・まっすぐにしたい2 この記事の曲がっていたのも、本当は義父は気になって仕方がなかったのだろうな。

義母が「それくらいどうでもいいではないか」と主張していたのに、義父は昼食もそこそこに、雨が降り始めた中再び仕事していた。
下の写真は「アフター」だ。

肉眼でははっきりと変化を感じることができた。
毎日欠かさず台所からこの庭の風景を見るから、まっすぐの方が良いに決まっている。
ドイツ人たちがまっすぐのほうがいい、と感じることにほっとした。





使用禁止・通行止め

2015年08月20日 | 分けるの面倒になってきた
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駅の構内で見かけた風景。

二台並んだエレベーターは使用禁止を表現するために、紅白テープで入り口を塞ぐのがドイツ流なのだろうか。おめでたいぞっ
どうせやるならもっと美しく、はがれたら貼りなおすとかして欲しい。いやその前に、壁がやたら汚いし、床も枯葉が舞っている。公共の地下通路になっているから掃除されるのはまれなのだろうか。

これが真夏だからいいものの、寒くて暗い冬にこうした光景を見ることとなると(頻繁にあるのだが)とてもわびしい気持ちになってしまう。

ずいぶん長いこと通行禁止になっているのだろう。
家屋や事務所内はとても整っていることが多いドイツなので、こうした場所の乱雑さに対するがっかり度は日本のそれと比較するととても大きい。



欧州で人気、日本チーズケーキ

2015年08月14日 | 分けるの面倒になってきた
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ヨーロッパで大人気と言われているチーズケーキの作り方動画。


近所のドイツ人に教えてもらった。「日本のチーズケーキ」なのだそう。
なるほど、この動画はどうも日本で作成されている様子だ。
これがここを初めとする欧州各地で流行っているのか?
真偽を確かめる方法を私は持たないので、欧州在住の日本人の方々に尋ねてみたい。





スレンダーを保つ方法

2015年07月28日 | 分けるの面倒になってきた
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ある朝の義母との会話。
「墓地の手入れをしていたら、親戚の〇子さんにあったわ。彼女は私より三歳若いのだけれど、すっかり太っちゃって、股関節を悪くして二度も手術をしているのよ」
「どうして太っちゃったんですか」と私。
「動かないからよ。座りっぱなしの生活。」
それは私と同じではないか、と思った。動かなくても同居ストレスで脳が異様にカロリーを消費するのとは大違いのリラックス生活なのだろうな。
ふと疑問に思って尋ねた。「この周辺の住人はみな、大きな庭を持っているはずです。庭仕事はしないのですか」
これはきわめて微妙な質問であることを、義母の答えで知った。
「あら、息子夫婦がせっせとやっているのよ!」
ぎゃー。同居でもない息子夫婦がやってきて、実家の庭の手入れをしているってぇー。なんて言ったらいいのか困ってしまい、固まった私。聞くんじゃあなかった~。

いや、義母は嫌味で私にそう言ったのではなく、単なる客観的事実を報告しただけなんだ。
義母の庭仕事は趣味と実益、健康維持に不可欠なものだと彼女自身が自覚しているのは明らかだ。

苦しそうに芝を刈る義父の様子とは大違い。なぜか芝刈りは義父の仕事だ。かなりの重労働なのだろうかぁ~。
生き生きと庭のあちこちを歩き回って水をやったり(ジョウロは20リットル水を入れ、それを二つ持って歩くんだぞ)落ち葉を掃いたり剪定したりなめくじをはさみで切ったり踏み潰して駆除、堆肥をやったりかなりまれだけれど農薬を撒いたり、義母の夏場の運動量は凄まじい。とても贅肉がつく暇はない。
そういうわけで、義母の美容健康維持の庭仕事を奪う気持ちは全然ない。お義母さんよ、安心してね~!














大きな古時計故障

2015年07月26日 | 分けるの面倒になってきた
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立て続けにウチの備品が故障した。
普段は一階だけでしか使わない掃除機で二階を掃除していたら、異音がして気付いた。

ホースの根元部分がパッカリと割れてしまった。吸引部分への接続部は5,6年前に割れたらしく、修繕の跡がある。義父の仕事だなっ
 
30年以上使っているらしいのでいつ故障してもおかしくない、と義父は私を慰めたけど、どうせなら義母が使っているときに壊れてくれたらよかったのに、と思った。
もう一台の二階専用掃除機もあまり具合が良くない。
もうそろそろ新しいのを買ったらどうだろう・・・無理だろうなぁ。生涯緊縮財政のウチ。

時計も故障した。動かなくなった。義父の修理中の時計の姿だ。元の姿はこちら・・・2014年6月10日記事 
文字盤が外されると、非常に不気味な姿だ。

これも義父が張り切って修理していた。この時計はどのくらい古いものなのだろうか。そういえば、聞かされたことがないぞ。
こうしたタイプの時計はこの歌を思い出させる。


ウチは、もう動かない→廃棄、にはならない。ウチだけではなく、ここの人たちは使えなくても見て楽しむために物資を使うんだ。外観鑑賞用ピアノ

 
男性の多くが、何か故障したものを修繕することに熱心なのは便利な性質だなあ・・・と感心する。
退職して地域や家庭で何もすることがないより、こうした修繕仕事が次々と出てくるのは幸いなことだぞ~。
・・・って思ってはいるけれど、掃除機は新しいものが欲しいな、というのが本音。





涼を求める

2015年07月09日 | 分けるの面倒になってきた
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珍しく長く続く気温の高い日々。
 
熱帯仕様の私の身体も少々お疲れ。
 
街中のプールを覗いてみたら、あまりのイモ洗いぶりに入場をためらった。
よく見ると、プールの中にいる人はあまりいないのよね。このプール、水温がえらく低くて長時間入っていることができないんだ。一度だけ夫と来てそれを体験してそれっきり行っていない。
 


隣の家のプール。トイレの窓から見えるんだ。普段は全然うらやましくないのに(庭と同様、保守管理が大変そう)、こんなに暑い日々が続くとちょっと「いいな」と思ってしまう。このプールは年々進化していて、今年は夜に照明が入るようになった・・・写真にはあまり表現されていないが、本物はとても幻想的できれい。

暑くて寝室で眠ることができないので、家中のあちこちのソファに横たわって夜を過ごした私。
 
そんな私を見かねた義母が地下室に簡易ベッドを用意してくれた。地下室は地上階と二階がどんなに暑くても低い室温を保っているんだ。
地下室で一人で寝るのはちょいと怖いぞ、さて、どうするかな私。






ニンゲン観察

2015年05月20日 | 分けるの面倒になってきた
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せっかく外出したのに少々体調が悪く、ベンチに座り込んでしまった。ぼうっとしていても無駄なので(それほど苦しくなかったのだろうな)行き交う人々を観察してみることにした。
前を通り過ぎた男性のズボンがえらく細いことに驚いたからだ。

2010年ごろのことだったろうか、紳士服店を経営するドイツ人男性に質問したことがある。日本では男性のズボンも細くなってきているが、ドイツはまだだ、という話をしていたのだと思う。彼は「ドイツ人は見た目より快適さを求める傾向があるので身体にぴったりとして動作がしにくいデザインは普及しにくい」と言っていた。
無事にこの地域にも世界的な流行が到達したようで、めでたしめでたし。
 
普段、男性の服などあまり観察したことがない私だ。いいきっかけなので眺め続けた。
 
いろいろだが、やはり細めになってきているのだろう。ウチの夫は2009年に日本旅行したときに大量に買い込んだ衣類を着ているので、太めのビジネススラックスばかりだ。家にいるときもそれを着ているので、早く消費しちゃえと思っているのかもしれない。

日本では操作しながら歩く人々が多いらしいが、ここではあまり見ない。ちゃんとお座りしていじっている人が大抵かな。



日陰者

2015年04月14日 | 分けるの面倒になってきた
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義母が網で池の中を掃除していた。背後に椅子。
 
春本番を感じさせる日曜日の午後だ。日光浴は北国では大事な習慣らしい。

とはいえ、夫は日光に当たると赤く焼けてトラブルになりやすい肌、私は一般日本人女性同様に日光に積極的に当たろうとは思っていない。日陰者の私たち夫婦さぁ~
そいうわけで、二人は庭で、もう二人は家の中でテレビを観るというばらばら行動。マグノリアが開花し始めた。




墓地は芸術

2015年03月29日 | 分けるの面倒になってきた
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半年ほど前に撮影した墓地の写真。たくさん紹介したくて、張り切りすぎ、だんだんアップロード作業が面倒になり放りっぱなしにしていたのだ。

欧州旅行をしたら、墓地を見学するのもお勧めできる。日本のそれと違って暗い感じがほとんどしないからだ。

むしろ、墓石の美しさに芸術性を感じ、しばし見入ってしまうものも多い。
    

     
新聞記者をしているここの知人に墓地での撮影が許されるか尋ねたことがある。全く問題ないそう。
 
様々な行事や式典はこうした建築物を使うのだろう。
文化差を感じる。

これは経済力の差なのか、墓に対する物事の考え方の違いなのか、こうした品もある。
  
故人への思いがそれぞれに表れていたりして、泣けてくるものもある。
 
 
まだ空いているものもある。
 葬儀店のショウウインドウに展示されていたもの。
これも芸術的で見ていて飽きない。

これは恐らく空襲で亡くなった人たちのものだと思う。


  
彼らの犠牲の上に今の平和が成り立っているのだ、と外国に居ても思ってしまう。

こちらはもうちょっと心が痛む・・・サイズが小さいんだ・・・
 
乳幼児期に亡くなってしまった子供たちだろう。

まだ空きスペースはたくさんあるぞ。

造営中のところもある。
 

イスラム教徒の友人に尋ねたら、彼ら用の墓地もちゃんとあるのだそう。
これを撮影した場所にはなかったが、街に四箇所ほどあるこうした大きな墓地のどれかにイスラム専用があるのだろう。そのうち、機会があったら様子を伺いに行ってみたい。






ごみ収集

2015年03月19日 | 分けるの面倒になってきた
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なかなかごみ収集のシーンを撮影する機会がなかったが、今日、できた。
 
住宅密集地では、日本のように収集場所があって、このようにプラスチック製のゴミ箱が集まる。

2,3人で作業している様子が観察できた。ウチの辺りはゴミ箱はそれぞれの家の前(玄関前でなく、公道まで持っていかなくてはならない)に置くシステムなので、作業員は一人のことが多い。

収集の頻度も場所によってかなり違う様子だ。
ウチの辺りは一般ゴミは二週間に一度だが、街中では週に一度らしい。田舎はごみが出にくいのかな、うほほほ。
関東以西の真夏に二週間もゴミをためておくのは苦しいだろう。気候によってゴミの扱いさえ違いが出てくるものだな!

良薬は口に激マズ

2015年03月15日 | 分けるの面倒になってきた
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とうとう風邪を引いた。のどが痛いんだ。
義母に言うと、早速薬が出てきた。

使用期限を確認すると2011年。とても新しいので安心した。もう、すっかりドイツ化。いや失礼、義母化。

「ひどい味だから気をつけなさい」と義母が言った。
もしかして日本人好みの味かもしれない、と期待して口に放り込んだら、ぎょええええー。

主成分は甘草。うーん、日本生活では経験しなかった味だぞ?
「あとは水分をたくさん取りなさい」と義母が凄んだ。(普通に話しているつもりなんだろうけれど、私には力強く説得されているように感じる)
数時間毎に一錠を口の中でゆっくり溶かす。とても最後まで舐めていられない味なので、半分くらいに減ったところで吐き出して、水を飲んだ。
12時間後の今、良くなったような~
さすが、ドイツの薬。良薬は激マズなのかな、うほほほ。



ボッシュ製品

2015年03月03日 | 分けるの面倒になってきた
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夫の朝食を焼いた。早起きの私にこれくらいは簡単。
 
オーブンを使い終えたら、内部が冷えるまで半開きにしておく。

全部開けっぱなしにしておくのは禁止されている。それはこうやって傍に立っているだけでもよくわかる。でも、ときどき私は「全開のほうが早く冷えるからいいのでは」と思って開けておくんだ。この日もそんな気分で、ちょっとの間だけ、とおもって全開にしておいたら、義母がやってきて長々と話し始めた。
要約すると親族の親族のおじさんが料理好きでよくケーキなどを焼いていたのだけれど、こうやって開けっ放しにしておいたら、開いたドア部分につまづいて大怪我をし、以後の人生は車椅子生活だとか。
開けっ放しによる怪我の恐怖、義母の長々しいお説教恐怖の二つの理由で金輪際、開けっ放しにはしないことにした。

以前に撮影した写真を見ていたら、こんなのがあった。すでにブログ記事に使ったのかどうかさえ忘れてしまった。
親族の家のオーブンとコンロ。
 
燃料が薪なんだ。料理と同時に暖房器具でもあるみたい。
 
料理中でも薪を補充できるようにすぐ下に収納場所がある。上面に鍋を置いて加熱。揚げるとか、炒めるなどの調理には不向きであることがよくわかる。比較的低温で長く煮込む料理が相応しいだろう。


修理ばかりしていたハンドミキサーに諦めが付いたらしく、義両親たちは新しいものを買った。
よく知られたメーカー品。
いったい、いくらしたのだろうか。よくスーパーの広告で見るのは10ユーロくらいだから、その倍かな?
「いくらでしたか?」と尋ねたら「40ユーロ」
ええっ、だ、大丈夫かい、ウチの家計!と思わず言いそうになったのを押さえた。
私だったら1年で故障しても10ユーロのを買って、どんどんゴミを作るだろう。ああ、反エコな私。いや、10ユーロって製品があるのが悪いのさー、ああ~、責任転嫁ぁ~



或る一日

2015年02月28日 | 分けるの面倒になってきた
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2月26日午前九時、ウチの裏庭の温度計は氷点下二度。
数十メートル先のバス停はこんな風になっていた。透明な板が真っ白。
 
氷点下でいつもこうなるわけではなく、いろいろな気候の条件でときどき空気中の水分が白く凍りつく様子。

目的地までの街中の静かな通り。おおっ、あそこに見えるのはアレだっ。無料袋を配るなどの運動はあるのに、いまだに放っておく人がいるんだな。
 
田舎のウチ周辺だと、そんなに汚く感じないものだが、街中に落ちているとかなり気分が悪い。
いや、今日は朝からウンが良い、とも日本語では考えられるぞ、気分転換は大事、大事~

いつもの集まり。
タペストリー製作中。それぞれの作品をつなげたらえらくきれいに仕上がったのでみんな記念撮影。

 
終了後、友人が私にご馳走する、と約束していたレストランへ。普段あまり充分に食べられない野菜をしっかり摂取。お礼にクレハのパチックを贈ったのだけれど、日本人でない彼女、この製品のよさをわかってくれるかちょいと心配。

 
友人と別れてから図書館へ。長く行きつけている外国人のためのドイツ語学習書コーナーの規模がだんだん拡大していることに気づいた。
各国語で編集された同じ本が揃っている。残念ながら日本語は無し。
トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポーランド語、フランス語などがある。そのうち、アラビア語や中国語、ティグリニャ語やアムハラ語のドイツ語教本が置かれるかもしれない。

私にも、たまにはこんな風に忙しい一日があるんだぞ、って自慢してみた今日の記事。うっほー






在独外国人仲間

2015年02月27日 | 分けるの面倒になってきた
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在住外国人のための某講演会に行った。開演間際に私の隣に座った人を見て驚いた。
こちらに来て1年目に知り合ったコロンビア人E子さんだったから。
約束して逢うことなど、もうずいぶんなくて、一年に一度くらい街中でばったり出くわすくらいの関係なんだ。

健康そうな丸々とした笑顔は以前と違ってここにどっしりと根を張って元気に生きているという印象だ。
出会って数年くらいまではかなり落ち着きがなく、やることなすこと失敗ばかりだった。歩いていてスカートが落ちちゃったというくらいだもの!(痩せたのではなく、ファスナーをきちんと閉めるのさえ忘れてしまったらしい)
前妻との子供が一人いるドイツ人男性に嫁いだものの、彼とは関係が上手くいかなかったことが原因かも。
離婚して一人で住まうようになり、最近はかなり安定した仕事にも就いている様子なので、そうした環境が彼女を変えたのだろうな。

ドイツ語が上手くなった・・・とは言えず、いまだに私の質問にはかなり外れた答えをしたりするのは、ドイツ語の問題ではなく彼女の性格なのだろう。
初めの頃の在独知人・友人たちとは何か仲間意識がある事に気づく。
私は相変わらず義両親の家に寄生虫・・・じゃあない、同居だけれど、気分はあの頃とは違うのよー、って朗らかに近況を彼女らに報告できること、同時に彼女らも元気にやっていることが嬉しい。




ムチ打ちが面白い

2015年02月17日 | 分けるの面倒になってきた
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集落のカーニバルパレードを見に行ってきた。
パレード開始までの約一時間前から、仮装した自分を見せたい人たちが集まる。
男たちのウサギ。
繁殖力があるのよ、って意味なのかな。
そういえば、ウサギはたくさんいたけれど、リスはぜんぜんいなかった。あの、大きくてふわふわの尻尾が難しい着ぐるみなのかもしれない。

パレード開始。先頭にはムチ打ちチームがやってきた。
振り回すと、かなり大きなパチン、パチンという音がするものだ。爆竹でも入っているのかと思ったけれど、火薬の匂いもしないので不思議だった。
 
翌日義母に尋ねたら、馬車が普通だった昔は、ムチをあのように鳴らすことができるのは普通だったのだそう。
そういえば、映画などでも馬車の御者はムチをパチンパチンと鳴らしているな。あれは馬に当たって音がしていたのかと思ったものだ。
 
日本だったら、倍くらい離れて見学させられるだろうと思われるパレード。危険そうなムチ打ちも下手すると観客に当たりそうな距離でやってくれるのがドキドキして面白い。数少ないドイツ生活の面白いところの一つだ。
 
ムチ打ちの後ろには農業トラクターに引かれた山車に仮装した人々が乗っていて、そこから菓子をまいたりしているのだが、彼らもビールなどを飲みながら陽気にやっている。踊っているお姉さんたち、寒いところご苦労さんだ。写真の彼女らのスカートの下のパンツが見事だった。きれいなフリフリだったんだ。私のテキトーカメラではその瞬間を撮影できなかったのが悔しい。

はっきり言って、ムチ打ちのほかは全然面白くなかった。撒かれる菓子は安物だし、若者は酔っ払っているし、天気は良かったけれどえらく寒かったし。これが有名なケルンだったら寒さも我慢する価値があるんだろうけれど、人口1万数千人の集落のじゃあ、こんなものだろう。
来年は見に行かない予定。家でビデオ観るんだっ。