梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

インチキ・ダイエット

2016-08-12 18:07:27 | 日記
  カーブスとかライザップのいかがわしさについては以前にも書いてきましたが、設備投資も一般のジムと比べたらゼロに等しいカーブスが、既に全国で1680教室を数えているのですね。そんなに儲かるなら、その道に一定の知識を持つ自分がやれば良かったと思うほどの伸びです。

   昔同僚に言われたことがあるのですが、あなたはそんなにいろんな事を知っているのに、金に結びついているものが一つも無い・・・と。その人は教員でありながら、パソンコンの黎明期にプロバイダの企業に加わったり、確かに金を稼いではいました。しかたありませんね。私は両親の血を受け継いでいる訳ですが、どちらも職人の家系。男は黙々と手を動かせ、という感性が骨の髄まで浸み込んでいます。

   今朝の朝刊の下の方に、とある出版社の広告が載っていました。一つはTRFが指導するダイエット・プログラムのDVD、1000円以下の値段が付けられています。これはこれでいいと思います。画面に映るTRFのメンバーと一緒に踊っていれば、多分楽しく運動が出来、カロリー消費にもつながると思うからです。

   その隣に乗っていたのが元俳優が提唱する、ロング・ブレス・ダイエット。息を吸い込みこれを強く長く吐き出すことによってダイエットが出来るというものですが、これ、はっきり言って、インチキです。詐欺です。これを信じる人がいるとしたら、そうとうなお人好しです。

   早朝放映されている、ロング・ブレス・ダイエットの番組を見ました。NHKのラジオ体操的なノリで、早朝、おそらく見る人もいなさそうな時間にやっています。それを見て私は、何だこいつ!と、あきれてしまいました。確かに息を吸う、吐く、ということは行っているのですが、その間に様々な苦しいポーズを取らされ、エネルギーを消費させられているではありませんか。日常生活にはない、何秒も続けるのはなかなかつらいポーズを続けながら、息を吸ったり吐いたりするのです。誰でも一目でわかります。ダイエット・効果があるとすれば、それは息の問題ではなく、苦しいポーズをとらされるからです。

   先ほど、興味深いCMを見ました。某元国会議員の男性が、腹筋ベルトの宣伝に登場しています。ポッコリと出た腹は、優にウエスト100㎝・オーバー、いわゆる太鼓腹です。その彼が、自動的に腹筋を電気刺激して強制的に運動させるベルトを巻いて、ダイエットに挑戦するというストーリーです。果たして効果はあるのか・・・・。

   しかし、ここで私はあることを思い出しました。この元国会議員は、確かライザップのモデルとなり、見事に割れた腹筋を獲得していたはず。ところが契約期間である半年を過ぎたら、また元の体形に戻ってしまったのですね。

   ダイエットはとても簡単です。カロリーの収支決算をマイナスにするだけで良いのですから、他人やジムや器械に頼る必要はありません。ダイエット中は食事を控えめにするので、体重はマイナスに、家計はプラスになります。皆さん、何が悲しくてあなた任せのダイエット・コースに入るのか、私は理解力に苦しみます。

   ダイエットの原則は二つ。夜布団に入った時、お腹が完全に空になっていて、何か食べたいなあ、と切実に思う状態であること、昼食が待ちきれない状態であること。この二つが維持できれば、3か月で10キロ痩せます。私はこの状態をキープしつつ、筋トレ・20キロ走などをこなしていましたが、別に走らなくとも、次の食事が待ちきれないというレベルの生活をすれば、それだけで痩せます。

   ムキムキになりたい人は、それに筋トレを加えれば良いでしょう。ただし自然の摂理として、筋トレをすれば誰でも肉が食べたくなります。ムキムキになりたい人は、更に節制と自己管理が必要になります。

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